『N・P』よしもとばなな  最近読んだ本 (books)

吉本ばなな(現よしもとばなな)著『N・P』を読みました。
1990年に書かれたもので読むのは二回目だったけど、そして内容についてはしっかり忘れていたけれど、やっぱりよしもとばななすごい!
微妙な感情に言葉を与え、物語をつくりあげるちから。


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『N・P 文庫版あとがきエッセイ』の文章もよかった。
吉本ばなながこの小説を書いていた時期に特によく会っていたという女友達とのエピソード。

・・・笑って手をふり別れました。ホームが見える坂道で、犬と一緒に座って彼女の姿を探したけれども見つからなかった。しょんぼりして帰りました。
 その頃は私もちょうどキツい時期で、彼女ももちろんそうで、でもこころがけも、強さも弱さも、疲れも、心細さも、人とは決して分かち合えない。それならわかったふりをして口に出すより、わかったものどうしとして普通に時を過ごそう、その空間の共有こそがコミュニケーションというものだ、ということは言葉に頼って生きている私が彼女から教わって、生まれてはじめて知ったことです。



作家というのはすごい職業だと思う。
今村上春樹さんの「1Q84」を読んでいるんだけど、この本もまた私にとって衝撃的だった。
物語のストーリーもすごいけれど、作家という人たちの、言葉との取り組み方が衝撃だった。
このことについてはまた1Q84を読んで、かつ考えがまとまったら書きます。
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