法林院は、1669年(寛文9)に建立された、徳川綱吉の生母ゆかりの寺としても知られる黄檗山塔頭寺院です。四季の変化を樹々の彩りや野鳥たちのうたにのせて感じることができます。草花に想いを寄せ無心に かえってみませんか・・・。

2016/11/30

鳥の歌が聞こえる午後  季の散策

「何も話さなくても
      いいですよ。」


毎月第一月曜に開かれる
女性の語り合いの場『むすび』では、
初めての方にそう、伝えていますが
優しさがある言葉だと思います。



その雰囲気もまた、大切なもの。



人には、
誰かに話を聞いてもらって、
心が楽になる場合もあれば、
逆に何も話さなくてもいいからこそ、
救われることもあるでしょう。




生きていく中では、
いろんな場面があります。




押しつぶされそうになった気持ちを
解きほぐすのも、また人の縁。


一期一会をむすびながら、
生きられたらと思うのですが・・・。




穏やかな陽射しに包まれて、
いよいよ師走の季を向かえる、
法林院の午後・・・。



           合掌


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2016/11/29

晴れ時々曇り、一時雨・・・。  季の散策

ある人は、人生の何たるかを
はっきりわかるといい、
目標を持たないことや、
行動しないことを強く嫌悪します。




ある人は、どれだけ季節を
くぐり抜けても、自然の理は
わからないことばかりだといい、
ただ、日々にできることを
するといいます。



必然と偶然を織り交ぜて、
いつか問うた答えが、
「今」なのでしょうか・・・。




寒空の下、狐の嫁入りに、
首をすくめる、法林院の午後・・・。








                合掌




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2016/11/28

鈍色奇談  季の散策

雲が多い週明け、
季節は冬へと向かうとあって、
気温より寒く感じられます。




しかし、
その動きを見ておりますと、
何だか、落ち着くのだから不思議です。





水彩絵具の筆洗い水を、
画用紙にそのままかけて、
でたらめに筆を走らせたら、
きっとこんな感じになるでしょう。




あの鈍色の濃淡ほど、
奥行きのある色彩はないのではと
いつも思うのですが・・・。




雲間から、時々明るい絵の具が
またはしり出す、法林院の午後・・・。



              合掌





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2016/11/27

雨に思えば  季の散策

坐禅ではないのですが、
少しの間、目を閉じていると、
いろんなことが頭に浮かんでは、
次々に消えていきます。


また、思いついたことを
きっかけに、そこからいろんな
想像が膨らむこともあります。


俗世の身なれば、
頭のスイッチの切り替えを、
意識してできるとは到底思えません。



むしろ
いつもたくさんのきっかけを
手探りで探しているようなもの。






この雨後に
師走がやってくるのかと思うと、
更に雨音が冷たくなっていく、
法林院の午後・・・。

             合掌

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2016/11/26

ほころびの美・・・。  季の散策

日本の伝統技術のひとつに、
金継ぎという技法があります。


これは、ひび割れた器を漆で
接着し、金で装飾していくもの。



その仕上がり、風合いは、むしろ、
独特の美しさを纏い、新たな器として
蘇るといえるでしょう。




ほころび、ひび割れたものにこそ、
生まれる価値・・・。




心と技の妙は、そのまま
私たち自身にも通ずるはず。





秋色を帯びて凛とする、
樹々と佇む、法林院の午後・・・。



               合掌








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