法林院は、1669年(寛文9)に建立された、徳川綱吉の生母ゆかりの寺としても知られる黄檗山塔頭寺院です。四季の変化を樹々の彩りや野鳥たちのうたにのせて感じることができます。草花に想いを寄せ無心に かえってみませんか・・・。

2017/1/16

寒天  季の散策

まだまだ寒さは続くと言わんばかりに、
雪が降る月曜の午後・・・・。



この寒さに
ふと寒天を思い出したのですが、
皆さん、寒天の歴史をご存知でしょうか。


江戸時代、京都伏見の旅館『美濃屋』の主人・美濃太郎左衛門が、
冬にトコロテンの乾物から発見したとのこと。

そして、できた寒天を
隠元禅師(黄檗宗の祖師)に試食してもらい、
その際に、命名頂いたそうです。



冬空に食の歴史あり・・・。
また禅の響きあり・・・。





屋根を覆う雪のひと欠片に、
遠い昔への想いをかき立てられる、
法林院の午後・・・。



             合掌





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2017/1/15

雪玉の午後・・・。  季の散策

片手に持てる分を丸めて、
頼りなく固まるその感触を楽しむ・・・。
そうして、一塊の冷たさを地面に置いて、
しばしの見学感に浸ると、冬は間違いなく、
自分の目の前に「ある」ことがわかります。




今冬、
まだ何度か雪を見るかもしれませんが、
間違いなく、春は近づいていくのです・・・。






時々、がさっと落ちる雪音に
小鳥は小鳥の驚きを見せている、
法林院の午後・・・。



               合掌






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2017/1/14

寒さと雪の週末・・・。  季の散策

冷えた空気の中に、
ゆっくりと雪片が降りてきます。


白い世界が広がる週末・・・。



もっと冷えてくると、
息も白くなり、その白く伸びる息は、
自らを鼓舞する一声にも、
無意識について出るため息にも、
ついてくるものとなりましょう。



冬の只中、言の葉の白さが
また鮮やかな「季」を語り出す・・・。




明日の景色も気になる、
法林院の午後・・・。




              合掌

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2017/1/13

冬枯れの美  季の散策

冬枯れという表現は、
鈍色に覆われた一見「生命力」とは
縁遠い感じに受け取られがちですが、
そうとは限りません。



斧入れて 
   香におどろくや 
         冬木立

            与謝蕪村



春へと向かう日々、
順に見え始める息吹の端々が、
冬の厳しさにある生命力、
その美しさに他なりません。





週末はまた寒波が来るとのこと、
厳しさがあればこその「美しさ」を
また感じてみたいものです。





昨夜、眩しい月明かりが
影をなした白壁に、また眩しい
冬の陽が影をうつ、法林院の午後・・・。




            合掌






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2017/1/12

石もまた冬の中  季の散策

明治の俳人、尾崎放哉の作「石」は、
草木は、風や雨を受ければ雄弁になるが、
石は風雨に関わらずただ黙しているばかり、
しかし「生きている」と表現しています。


石ひとつの重さ、
例えば、河原で投げ遊ぶ
小石と、漬物石は違います。

石一つひとつの風景、
庭園の捨石、床の間の水石は、
見えない世界を広げていきます。



もの言わぬ礫の声をきく、
先人の言葉が暖かい・・・。




足元の石に陽がさす、
法林院の午後・・・。



             合掌








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