2017/1/25
公私のあいだに・・・。 季の散策
かつての日本家屋は、
今で言う、
バリアフリーからは
まったく遠いつくりで
あったわけですが、
コミュニティーの視点からは
また違った見方ができます。
つまり、濡れ縁や上がりかまちは、
公空間と私空間の中間にあって、
ふすまを挟んで、ちょうどいい、
関わりの場となっていたわけです。
住空間の「内」と「外」を
完全に切り離すことなく、
絶妙な間合いがある暮らし。
今日のバリアフリー家屋においても、
この内と外の緩衝的スペースは
取り入れられないものでしょうか。
防犯、個人情報保護と、
私たちの暮らしは、
安全な監視社会に
舵を切りつつあります。
流れは変えられない
かもしれません。
しかし、
それだけではない、関わりを
模索し続けることが大切だと
思うのですが・・・。
門前に咲く、
人と人との会釈の花が
冬を照らす、法林院の午後・・・。
合掌
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今で言う、
バリアフリーからは
まったく遠いつくりで
あったわけですが、
コミュニティーの視点からは
また違った見方ができます。
つまり、濡れ縁や上がりかまちは、
公空間と私空間の中間にあって、
ふすまを挟んで、ちょうどいい、
関わりの場となっていたわけです。
住空間の「内」と「外」を
完全に切り離すことなく、
絶妙な間合いがある暮らし。
今日のバリアフリー家屋においても、
この内と外の緩衝的スペースは
取り入れられないものでしょうか。
防犯、個人情報保護と、
私たちの暮らしは、
安全な監視社会に
舵を切りつつあります。
流れは変えられない
かもしれません。
しかし、
それだけではない、関わりを
模索し続けることが大切だと
思うのですが・・・。
門前に咲く、
人と人との会釈の花が
冬を照らす、法林院の午後・・・。
合掌
