電話が鳴ります。
「〇〇さん、少し遅れるそうです。」
「はい。分かりました。」
数秒後、再度電話が鳴ります。
「△△さん、少し遅れるそうです。」
「はい。分かりました。」
数分後、また電話です。
「□□さん、遅れるそうです。」
「はい・・・分かりました・・・」
全員で4名のクラスなんですけどね。
もうお一方は予想に反して(笑)時間前に到着!
「あのー、最初はお一人なのですが、どこか確認をしておきたい部分はありますか?」
「はい!先週変更した所をやっておきたいです!」
「えーっと、何でしたっけ。」
メモを確認。
「あ、そこ、そここそ全員が揃わないとできませんね・・・。」
「あ、そうですね・・・。」
3人さん、それぞれ時間差で
「遅くなってすみません・・・」と小さくなって稽古場に入って来ました。
そのひとりひとりに「やっと来た!遅ーーーーーいっ!」、欅(い)組さん。
今まで新しいアレンジとか何とか書いてきましたが、
それは本番に向けた段取りの一つ。
まず曲の流れを作ってそれに慣れてもらいます。
舞台に立ち、そこで演奏をするのでそれがまず必須。
それが落ち着いてきたら、基本の打ち方やその応用などを取り入れていきます。
すでにその段階に入っているクラスがあり、
もうテンポのコントロールまで気を回している欅(ろ)組さん。
さて、昨日書いた〇〇さんはやはりお休み。
Mさんとしますが、そのMさん、
今回も揃い打ち作ってきてくれているこちらもMさんと
数年前から揃い打ちをこなしてきたお二人。
かなり特殊な作りなのですが、
このMさんが作ってきた手事を早く理解できるのがMさんなんです。経験ってすごいですね。
この揃い打ちの精度をあげようと、集中的にお稽古をすることに。
作ってきたMさんにもう一度見本を見せてくださいとお願いすると・・・
「あれ?先週と違ったかな?あれ?」
みんな目が点。
数を数えながら口唱歌で教えてくれるのですが、
「えーっと、最後のドンは小指で終わっています!」
みんな「???」
Mさん、「それじゃー、ロカラ からでいいですか? ゴカラ? ん?」
みんな「???」
いつもならここでMさんに助けを求めるのですが、ご不在・・・なので、
Mさん(←私)、がんばりました。
ちゃんと完成形に近づけて伝えられたはず! です・・・。
Mさん、お稽古中は「あー、わかんなーい、でも、たのしー!」を連発、大興奮?
お稽古後は、「この揃い打ち、実は密かにいいんじゃないかな?って思ってます!」だそうです。
はい!良いと思います!
「本当になんでああいう手順になるのでしょうか?」とクラスの方と話をしながら、
「来週も勉強させて頂きます!」という樫組さん。
左手で終わる?右手で終わる?
なぜかどうしてもキメの直前で「ん?」ってなっている所、
お稽古の冒頭で確認させて欲しいとのこと。
打ってみたら、「おっ!それで合ってる!できてる!」
さぁ!曲を通そう!・・・あれ?なんでだろう?
ここにもとても良い揃い打ちがあります!
お稽古後もあーだこーだ続けていた橘(い)組さん。
最初はみんなだけで手合わせが必要だろうなと思い、上にいたら、
稽古場から、ダ ダ ド ド ダン ド ダ ・・・
ぬぁー なんだそのスピードはー いくら確認と言ってもおそーーーい! おそすぎるーーーっ!
それだけを伝えに行きました。笑
お稽古最後の時間を使った変更に対しては、
一発で対応していた橘(ろ)組さん。
みなさん、本日も本当にお疲れ様でした!!!
ありがとうございました!!!

2