
郷土料理を味わえるのも、匠ツアーの楽しみのひとつ。今回は
「なまず」です。まずは、箸置きのなまずちゃんが出迎えてくれました。

今回の昼食は、川を望む素晴らしいロケーションに建つ
老舗料亭の「福寿家」で、なまずご膳をいただきます。

なまずの天ぷらは、くせの無い白身のよう。手前にあるのが、名物の
なまずのたたき。骨ごとたたいたつくね状のものを、カラッと揚げています。なまず初体験の人がほとんどでしたが、みな美味しくいただきました♪

次に向かったのは、
旧太田家住宅。太田家は中川の八條の渡しの近くで江戸中期頃から「太田屋」屋号で代々旅籠、米問屋などを営んできた旧家です。

市文化財となっている母屋・蔵は当時の商家の建築様式を今に伝える貴重な建築物。見るものすべてに、歴史の香りを感じます。造りつけの神棚…立派!

急な階段を昇ったお部屋では、わずかにゆがんだガラスを見ることができました。そこには、隠し部屋や
秘密の抜け道まで作られているのです。

気さくにご説明して下さったのは、
第17代のご当主。紋付袴がメッチャお似合いになりそうですね!

築150年と言われる母屋も蔵も、その維持には大変なご苦労があるはずです。持ち主の方の尽力で、こういう歴史的建造物を見られることに感謝です。すごいね〜!と驚きつつ、いよいよこの日最後の訪問地に向かいます。(つづく)

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