2011/2/22  19:11

前高知県立図書館長のパブリックコメント第2弾  

前高知県立図書館長の丸地さんが、再びパブリックコメントをされたそうなので、了解を得た上で掲載します。

以下、丸地さんのパブリックコメント第2弾


新図書館基本構想中間報告書(案)(以下、「報告書」)について

合築の賛否については、昨年、高知新聞へ寄稿したとおり反対なので、ここでは繰り返さないが、「新図書館基本構想検討委員会」での議論の進め方も含めて全般的な意見を述べたい。
1.ワーキングループ(WG)報告書のお粗末さ
 「新図書館基本構想検討委員会」(以下、「検討委員会」)の叩き台の、いわゆる「WG報告書」はお粗末だった。当初は、13,000uに205万冊を詰め込む内容だったが、検討委員会で図書館建築の専門家の委員に「これでは入らない」と指摘されている。機能云々以前の基本的な点でダメ出しされたということである。これでは、「NG報告書」である。
それなら、中澤教育長の指示で平成21年8月に作成された「高知県の図書館行政のあり方−提言−」(以下、「提言」)を叩き台としてもよかったはずである。
2.新図書館基本構想検討委員会(以下、「委員会」)の進め方が拙速
 委員会の進め方にも問題がある。委員長が合築推進論者であり、これは委員会運営の公平性の観点からいかがなものか。また、議論に与えられた時間も少なすぎる。
高知県行政の欠点は、県民や現場の意見を尊重せず、拙速に物事が進んでいく点にある。それが、既存の県立文化施設のあり方や新資料館に関する検討会にも影響を与えていないだろうか。
3.不信感を自ら増幅させている
 「報告書」に対するパブリックコメントを募集している最中なのに、県教委は2月定例会に新図書館の計画・設計費1億3000万円の補正予算案や、県教委内に合築を前提とした「新図書館建設課」設置に関する議案を出すという。何のための検討委員会、フォーラム、パブコメ募集なのだろうか。県教委・県庁に対する不信感を増幅させるだけである。これでは、後に「最終報告書」の内容も反故にされてしまうのではないかと危惧する。また、このような姿勢では、たとえ単独建設であっても、うまくいかないであろう。 
4.真摯な審議を
 最後に、県議会議員の皆様におかれては、上述のようなプロセスの妥当性も取り上げ、真摯に審議していただきたい。県議会での審議の質は、建物という「形のある証拠」として長きにわたって県民の目に晒される。建物の立地やあり方が、図書館運営や図書館の機能発揮の足かせとなり、支障を生じさせないことを切に願うものである。
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