2011/3/2  0:41

合築を推進する人は私が責任を持つと言ってください  

 何がなんでも図書館の合築はやるそうなので、もう合理的判断の世界ではなくなった。

 しかし、そこまで強力に合築を進めるのならば、その人は、私が責任を持つと明言すべきではないでしょうか。まだ、この「責任」という2文字は誰も言っていません。

 そこまで意志が強固なら、そこまで言わないと誰も「信用」しないでしょう。

 そうでないと誰もついて行きません。面従腹背の人ばかりになります。
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2011/3/1  7:15

合築問題のチラシつくりました!  

 合築問題のチラシ作りました! どうぞ配布してください。なお、B4サイズ2面です。
gacchikuchirashi.pdf
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2011/3/1  6:38

図書館は単なる箱物ではない  

 本日3月1日付けの高知新聞の投書に、ハードの整備に頼ったやり方に批判的な方のものがあり、その中で、なぜ追手前小敷地に新しい図書館が必要なのかと書かれている。
 新しい図書館の整備そのものに懐疑的なのか、あの敷地に整備することに疑問があるのか、限られた文面ではわからない部分もあるが、追手前小敷地に合築図書館を建てたら、県立と市立の双方の機能(つまり、ソフト)は十分に果たせないどころか混乱する可能性が強い。
 ソフトとハードは別物ではなく、本来、必要なソフトを実現するためにハードを整備するのである。図書館の場合、資料の保存機能というのも立派な「ソフト」である。県立図書館にこれを十分整備すれば、市町村で十分な書庫を持つまでの間、資料を引き受けて、代わりに新しい資料を市町村に提供し、県民全体が新しい資料に触れるようにするというソフトが実行できるのである。これを県市一体型でやれというのは難しい。基本的には高知市の仕事ではないからである。
 今のまま、合築を強行すれば、無駄なハードどころか混乱したハードにもなりかねない。しかし、図書館を新たに整備しなければ、新しい本や雑誌は入りきらない。ハードを先に考えるのではなく、機能(ソフト)を先に考えて、それに見合った器を作れば無駄にならない。そのためには、県・市それぞれの単独整備の方がむしろ、投資が生きる。
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2011/2/28  22:09

単独と合築の比較2  

 単独と合築の比較表の続く項目を見てみよう。

 「ハイブリッド型図書館」として、単独整備では「設備や資料・情報の問題であり、合築と変わらない」とし、合築では、「設備や資料・情報の問題であり、単独と変わらないが、財源論で言えば単独よりも充実した整備が可能」と書いてある。「変わらない」と書いておきながら、「財源論で言えば」うんぬんという記述があるところが妙だ。

 財源論で言えば、とは何だ?

 これは、単に2箇所にあるより1箇所にある方が見かけ上いっぱいあるように見えるというだけではないか。

 さらに言えば、1箇所にあるものの量の方が少なくても、2箇所に分かれてあるよりたくさん見えるというふうにも読める。

 こんなのは子どもだましみたいなものではないか。

 こんな論法を突き詰めていけば、日本にはいくつかの壮大な図書館があればいいっていうことになってしまう。

 図書館は身近な地域になるべくたくさんあって、密着したサービスを展開すべきだという公共図書館最大の原則がくずれてしまう。この原則があるからこそ、県立図書館のようなバックアップ図書館の存在意義もあり、二重行政ではなく、二段行政が可能なのだ。

 だいたい、戦争でも前線部隊と後方支援部隊が一緒くただったら、うまく行かないだろう。山登りでもベースキャンプがなかったら、登山隊は安心できないだろう。

 そういう根本認識からして間違いがある。

 これは高速道路と一般道路を一緒くたにしたり、路面電車と新幹線を一緒くたにする発想と同じようなものだ。


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2011/2/28  21:51

単独と合築の比較1  

 新図書館基本構想の中間報告には、単独と合築の比較表がある。この表は検討委員会でもわざわざ合築よりにつくってあると指摘されていたが、もう一度よく見直してみよう。

 まず、「資料の収集・整理・保存」である。

 これは、図書館としてかなりのボリュームを占める仕事である。

 単独整備の場合としては、次の事があげられている。

(1) 県と市、それぞれの特性に応じた特色のある蔵書構成ができる
(2) 収集・整理機能は、機関発行等の寄贈資料や、調査研究用の参考
 図書等の資料が多い県立図書館と、迅速性が求められ、ポピュラーな
 本を中心とする市民図書館との業務の違いに応じた体制が組める
(3) 整理機能は、速さの求められる市民図書館と詳細さの求められる
 県立図書館とそれぞれ重点を置いた業務プロセスを設計できる
(4) 保存機能は、県内最後の拠点としての県立と、適宜、一定の除籍も
 可能な市民図書館とそれぞれ適合した体制を組める

 これは、おおむねその通りだろう。

 合築の場合としては、次の事があげられている。

(1) 基本機能は変わらないが、合築することによるメリットと付随する問
 題が発生する
(2) 資料が集積し、県民市民の利便性が高まる
(3) 合築による浮いたお金を資料購入費に廻すことができれば、単独整
 備より充実した資料の収集が可能となる
(4) 図書館の資料構成が、市民のポピュラーな図書と県立の専門性の
 高い図書の二つの山を築く可能性があり、その隙間を埋めるためによ
 り蔵書を充実させる必要が生じる可能性がある
(5)作業効率と書庫のあり方については検討が必要である 
(6)県立と市民の図書の書誌データの購入先(日販かTRC)を統一する
 必要がある
(7) 蔵書統合のため経費が発生する

 1は項目として必要ない。

 問題は2である。「県民市民」というフレーズがよく使われるが、これは大変奇妙なフレーズだ。市民とは高知市民のことだが、こういうフレーズを使うこと自体に、高知市民にサービスが偏在することを示している。
 たくさん本があって、一番、利用に有利な高知市民がばんばん借りていってしまったら、他の県内の市町村にまわす分がどんどん足りなくなるに決まっているではないか?
 県立図書館と市立図書館が別だったらこういう問題は起きない。高知市民は市立図書館におもに行ってもらい(他の市町村民がそれぞれの図書館に行くのと同じように)、それで足りない時に県立図書館に行けばよいのだ。
 県立図書館は、県内全体公平に、それぞれの市町村図書館・図書室で足りない本を協力貸出しや長期貸出しすることができる。
 一緒くたにしてしまったら、この分担はうまく行かない。

 3も奇妙だ。

 合築して浮いた建設費とは、それぞれ単独の単純合計の面積から減らした面積分の費用となっている。しかし、その費用を資料費にまわしたら、今度は本が増えるわけだ。すると、その本はどこに置けばいいのだ。

 器を減らして、中身を増やしたらあふれるに決まっているだろう。

 4から7はデメリットだ。こんなにたくさんデメリットがあるのに大丈夫なのだろうか。

 ただし、4は本当にたくさん資料を買えば解消される。しかし、それだけ資料を買うとなると置き場としての面積がより求められ、合築のメリットはまったくない。

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