今日はモスクワ・フィルハーモニー交響楽団帯広演奏会に行ってきました。行こうかどうか迷っていたのですが、たまたま知人からA席7000円のチケットを譲ってもらえることになり行きました。今までいろいろなオーケストラを聴いてきましたが、ロシアのオーケストラは初めてで、25年以上前にムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの来日公演が中止になって以来聴く機会を失っていました。今回のプログラムは「交響詩『禿山の一夜』ニ短調」(ムソルグスキー)、「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23」(チャイコフスキー)、「交響組曲『シェエラザード』作品35」(リムスキー・コルサコフ)のオールロシア物。更にソリストが清塚信也さん、テレビドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏さんが演じる「千秋」の吹き替え演奏を担当したことで有名ですが、国内外のコンクールで数々の受賞歴を持つ実力派でもあります。この日の衣装もかっこよく、クラシックの演奏会といえば黒の燕尾服が定番ですが清塚さんは紫のストライプのスーツ、ロックスターのようでした。もちろん衣装だけでなく演奏もアンコールも最高でした。ロシアの作曲家の楽曲を演奏するならやはりロシアのオーケストラが一番相性がいいのか、と考えるのは短絡的かもしれませんが、民族性というか他の民族にはわからない何かがあると私は思います。今日の演奏会は民族性を抜きにしても素晴しい演奏会でしたが、一番はアンコールを4曲も用意していたこと。
最後は指揮者自ら時計を気にしていましたが、じっくりとロシア音楽を堪能することができました。

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