2011年の自殺者数が30513人という発表が警察庁からありました。前年より1177人減少していますが、不況が深刻化した1998年以降14年連続で3万人を超えています。男性が20867人、女性が9646人で圧倒的に男性が多くなっています。ちなみに2011年の交通事故死者数は4611人、自殺者の6分の1以下です。交通事故は毎日のように新聞やニュースで報道されるので多く感じるのに対して、自殺は様々な事情により発表されないことが多いためこれほどの差があるようには感じませんが深刻な問題です。藤村修官房長官も記者会見で「非常に深刻な事態だ。一人でも多くの方の命を救うため、関係府省が連携して、地域の実情に応じたきめ細かな自殺対策を一層推進していきたい」と述べています。政府がどこまでのことを考えているのかわかりませんが、何とかしてもらわなければなりません。自殺の原因の1位は健康問題で、経済・生活問題、家庭問題と続いています。自殺するのはいろいろと悩み苦しんだ結果だと思いますが、自ら命を絶つことだけはやめてもらいたいです。世界に目を向けると飢餓や病気、内戦や紛争などで苦しんでいる人達が億単位で存在し、彼らは生きたくても生きることができず死を迎えます。自殺することで本人は問題から解放されるかもしれませんが、残された家族は新たに問題を抱えることになり、自殺では何も問題は解決されません。私は今まで自殺しようと思ったことがないので自殺者の気持ちはわかりません。なので偉そうなことは言えませんが、もう一度やり直す勇気をもって欲しいです。
止まない雨はない、朝が来ない夜はない
望みを捨てずに生きましょう

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