私は地理や歴史が好きで、大学では教職を選択し教員免許だけは持っています。これから先も教壇に立つことはないと思いますが、気になるニュースを見つけました。それは教科書に掲載され本人として伝えられていた肖像画が別人だった(?)ということです。私が学生だった昭和の時代には鎌倉幕府を開いた源頼朝の肖像画(下図左)として神護寺(京都)が所蔵しているものが堂々と掲載されていましたが、現在では室町幕府の初代将軍・足利尊氏の弟、直義(ただよし)という説が有力で「
伝源頼朝像」とされているそうです。また足利尊氏の肖像画(下図右)として伝えられているものも尊氏ではなく、重臣の高師直(こうの・もろなお)か、師詮(もろあきら)父子という説が有力で、教科書にも「守屋家本騎馬武者像」と説明されているものが多いそうです。今から何百年も前のもので、明確な証拠も残っていなければこれからも教科書のページが書き換えられる可能性はあります。
もうすぐ新学期、私も今の教科書を手に取ってもう一度勉強してみたいです。

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