7年後の2020年、オリンピックの東京開催が決まりました。私が起きた時には決定した後でテレビではこの話題ばかりでした。これを契機に日本中が盛り上がり、景気も回復してくれればいいと思いますが現実はどうなのでしょう?前回の東京オリンピックは私が生まれる前のことなのでわかりませんが、このときは新幹線が開業したり、首都高速が開通したり、その後のいざなぎ景気(1965年11月〜1970年7月)につながる盛り上がりをみせています。開催地決定の最終プレゼンテーションで安倍総理は懸念されている福島第1原発の汚染水漏れの質問に対し明確な説明をしましたが本当に信じてもいいのでしょうか? 東京と福島の距離は約200キロちょっと、安倍総理は「離れているから東京は安全だ」と言っていますがそれは狭い日本にいるから感じることで、ニューヨーク―ワシントンの距離(約330キロ)よりも近く、海外の人にとってはすぐ近くの出来事と感じているのではないでしょうか? 被災地の復興も気になるし、日本中が笑顔で世界からの人々を迎えるのに7年という時間は短いのではないかと私は思います。前回1964年は第2次世界大戦からの復興を、今度は東日本大震災からの復興した日本の姿を世界に見せて欲しいと思います。
夕食の時、母が言った「7年後見れるかな?」の一言が私の心に重く残りました。絶対に見れるよ。いや、長生きして一緒に見に行こうよ、と言えなかった自分が情けないです。

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