今日12月8日はジョン・レノンの命日でもあり、太平洋戦争開戦(真珠湾攻撃)の日でもあります。開戦から72年が経ち戦争体験者が少なくなっていく中で、6日に成立した特定秘密保護法に当時の治安法制を思い起させたり、強行採決に「思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせる」との批判も聞こえてきます。今日の道新には「権力 乱用させぬ 強引 納得できぬ」の大きな文字、ノーベル賞受賞者をはじめ弁護士、ジャーナリスト、日本新聞協会、日本ペンクラブなどの団体からも抗議声明が相次いでいます。私は不勉強のためこの法律のことをよく理解していませんが、これだけ多くの抗議がでているということは私たちにとってあまり歓迎すべき法案でないことはわかります。昨年の衆議院選挙、今年の参議院選挙でねじれ現象が解消され自民・公明が与党になってからTPP交渉参加、消費税増税、そして特定秘密保護法と進んできています。さらに安倍首相の頭の中には集団的自衛権の行使容認、そして改憲への道筋ができているのかもしれません。今さら民主党政権だったらなどと言っても後の祭り、この先3年は衆議院の解散もない訳だし、この政権を選んだのも我々国民であることも忘れてはいけません。
東日本大震災からの復興、東電福島原発の問題、政府与党が解決しなければならないことは他にも色々とあるはずです。十分な審議もせずに特定秘密保護法の成立を急いだ理由は何なのでしょうか? 私にもわかるように説明してもらいたいです。

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