韓国南西部の珍島沖で起きたフェリー沈没事故
救助活動がなかなか進まない中、様々な事実が判明してきました。一番驚いたのが事故当時船長ではなく、経験の浅い25歳の女性3等航海士が操船していたこと。霧で出航が遅れ勤務時間がずれたため通常1等航海士らが担当しているこの海域を任せたとのこと、更に申告より多い貨物約1157トン、車両180台が積載されていたことも判明。この会社には管理という言葉を誰もしらないのでしょうか? そして、事故が起きた後、船長も3等航海士も自分の身分を隠し、一般人として真っ先に逃げ出していたことも判明しました。2012年1月に地中海で起きたコスタ・コンコルディア号の座礁事故でも船長が乗客の避難誘導をせず逃げ出したことは記憶に新しいはずです。船長が真っ先に逃げ出した船には避難指示を出せる乗員はいなかったのか、「船内にとどまるように」とのアナウンスが流れたり、救命ボートが繋がれたままだったり、とにかく混乱していたことは想像できます。
あまり考えたくないことですが、もし日本で同じような事故が起きた場合、どのような対応をするのでしょうか? 今年のGWは角館、盛岡、弘前の北東北3大桜ツアーにフェリーで行くのでちょっと気になりますが、日本の管理体制は万全であることを信じています。

0