正月にフィリピンへダイビングに行くことにし、代金も支払ったのですが、気になっているのはジンベイザメのことではなく、台風30号による被害のことです。死者・不明者が5000人を超えており、日本人31人の安否も確認されていません。避難者数は400万人近くいるようですが、その9割以上が避難センター以外で避難生活を送っており、環境の悪い中で野宿を強いられている人も多いようです。私が行くのはセブ島南部なので台風の被害もなく、ダイビングも通常通り行われていると旅行会社から連絡があり一安心しましたが、被害状況を考えると素直に喜ぶことができません。フィリピンには2度行ったことがありわかるのですが、あちらの住居は木造で簡素なものが多く、今回のような超大型の台風が直撃すると跡形もなく壊されてしまいます。今回の台風で最も被害の大きいレイテ島のタクロバンの様子をネットで見ましたが、東日本大震災で大津波に襲われた三陸のようにがれきの山ができています。気候的には日本よりも暑い国なので感染症など病気の心配もありますし、救援物資が届いていない地域もあるようで、まだまだ安心できる日がくるまで時間がかかりそうです。
ニュースで高潮が来た瞬間の映像を見ましたが、まるで津波のようで衝撃的でした。一日も早い復興を心から祈ります。

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