刺激惹起性多能性獲得細胞、難しい言葉で文系の私にはさっぱり理解できませんが、Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cellsの頭文字を取ってSTAP細胞と呼ばれています。1月末に発表された時には今までの常識を覆す大発見とか、割烹着姿の研究者などとマスコミにも大きく取り上げられ、リケジョの星などと世間を騒がせてから1か月半が経過しちょっと様子が変わってきました。私は学術的なことは全くわかりませんが、発表された論文の内容に疑惑がもたれているとのこと。更には他の論文からのコピペも多く見受けられ「論文としての体をなしていない」と所属研究機関のセンター長もばっさり切り捨てています。小保方晴子研究ユニットリーダーは「申し訳ない」「反省している」と繰り返しているということはやってはいけないことをしたという認識があるのでしょう。世紀の大発見と言われただけに本当に残念です。
過去には、日本の前期・中期旧石器時代の遺物や遺跡だとされていたものが全て捏造だったという旧石器捏造事件というのもありました。これは一人の研究者が行ったことですが中学校・高校の歴史教科書はもとより大学入試にも影響が及んだ日本考古学界最大の事件でした。なぜ、研究者はデータを捏造したり他のデータを簡単に引用したりするのでしょうか? その道のプロであるがゆえ一般的な常識が欠如しているのでしょうか、そんなことはないと信じますが残念なことです。
近いうちに小保方さん自身が説明する日が来ると思いますが、どうのような説明があるのか今から気になります。

0