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2011/11/6

イジコ(嬰児籠)はどのようにして使った? なぜ使われなくなった?  赤ちゃん・子ども

私は石川県の加賀平野のど真ん中で、生まれ育ちました。
これは私の母から聞いた話をもとに、私がイラストを作ったものです。

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石川県ではこのような籠を「イズミ」と呼んでいたそうですが、
全国にはさまざまな呼び方があり、
一番多いのはイジコ(嬰児籠)のようです。

私は四人きょうだいの末っ子。
一番上の兄は私より11歳年上で、昭和13年生まれですが、
母はイズミには入れず、布団で育てたそうです。

イズミをどのようにして使ったのか、
なぜ、イズミで赤ちゃんを育てたのか、
なぜ、使わなくなったのか、聞いた話を思い出しながら書きました。

1.灰袋(もみ殻灰を入れた袋)を、裸の赤ん坊の股に当てて、
 オムツでお尻を包み、その上から風呂敷のような布でくるみ、
 周囲にボロ布を詰め込んで保温した。

2.オシッコは灰袋の灰などが吸収する。ウンコが出たら灰袋を替える。
 灰汁はオムツかぶれを防ぐので、お尻はきれい。

3.イズミの中の灰・もみ殻・ワラは1日に1回、堆肥に捨て、
 新しいものを入れる。

4.生まれたばかりの赤ん坊は丸まっていて、手足も曲げている。
 無理に伸ばしてはいけない。

5.赤ん坊の頃に背中を伸ばして寝かせると、
 背中を丸められない大人になり、田んぼ仕事ができない。

6.イズミだと背中を丸くして寝かせられるので、
 田んぼ仕事ができる大人になる。
 コックリコックリしながら寝るので、きれいな丸い頭になる。

7.田んぼ仕事ができない人間は、役に立たず、
 家族の負担が増えるので困る。

8.田んぼ仕事を長年した人は、背中が丸くなり、
 ひどく腰が曲がって、気の毒。

9.小松製作所とかができて会社員が増えてきた。
 自分の子どもは会社員にしたい。
 会社員は歳とってからも、背中も腰も伸びている方が恰好いい。

10.イズミは汚らしくて不潔。

11.だんだんと田舎でも生活に余裕ができて、
 赤ん坊のオシメや着物や布団を買えるようになったので、
 四人ともイズミには入れなかった。

12.布団だと向きぐせがつきやすいが、つかないように気をつけた。

私の母は「赤ん坊は丸いまま、抱いたり寝かせたりしないといけない」
と知っていた人だからでしょうか、
私の背骨はしっかりS字状にカーブしています。

丈夫な背骨を作るための最大のポイントは、
新生児期に背中を伸ばさないことです。

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この図は「カパンディ関節の生理学V 体幹・頭部」原著第6版
A.I.Kapandji 著 塩田悦仁 訳 医師薬出版 を参考にリライトしたものです。


背骨のS字状カーブがある私と、背骨のS字状カーブがない人の
「田植え」の姿勢を比べてみてください。

↓私は1時間連続で田植えができると思います。
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                  でも、この人はどうでしょう。↑

肩を私のように低くできないので、
右肘を伸ばさないと床に指先が届きません。

右の小指で床を支え、
左手を膝に触れていないとこの姿勢を保てません。
全く田植えなんてできそうにないことが、お分かりですね。

指先をアップしてみましょう。

私の指先は↓ ゆったりして器用に動きそう。
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こちらは、全身が緊張しているので ↑ 指先までぎこちないですね。

農作業のようなきつい仕事もできて、指先も器用なのは私だと分かりますね。

背骨のS字状カーブがない彼女は、とても頭は良くて、
スポーツもできる人なのですが、
首をはじめ全身がいつも痛くて辛い人なのです。

私は、走るのは遅いし腕力もないけど、この身体は私の宝物。
背骨のS字状カーブがない人から
「10億円あげるから私の身体と変わって」と言われてもイヤです。
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