2010/11/1

前回のつづきです。鉋身(材を削る刃)を研ぎ終わると裏金(裏の刃)とのすり合わせです。写真の様に重ねた時指で押してかたかたなるようでは調整が必要です。裏金は鉋の台にはめ込んだ時鉋の用途によって、鉋身より0.3〜0.9mm引っ込ませて使用します。硬材や板目の材など削った時に逆目がおきにくい様切削角度を大きくする役目をもっています。


今度は鉋の台の調整です。鉋の台も用途によて調整の仕方が違います。差し金などまっすぐなものを台にあてて高いところ、低いところ、ねじれを見ます。

台直し鉋と言います。もっぱら鉋の台を均すのに使います。

この様に使います。

台の高いところを均し終わりました。

鉋の調子が出るまでもう少し削りながら調整します。

仕上がった材は、との粉を塗り乾いた布でふき取ります。との粉の垂れたあとなど残っていると後々まで残ります。なぜとの粉を塗るかと言えば汚れ防止です。

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