2011/11/22

墨つぼ  Tool Box

最近まったく使わなくなった道具で、墨つぼと云う道具があります。家を建てる時に材料に芯墨を打ち継ぎ手、仕口、穴など墨つけをします。       クリックすると元のサイズで表示します        近頃の墨つぼは主に墨しか打たないのでこんな形になちゃってます。軽子が自動で戻ってきたりします。クリックすると元のサイズで表示します        暫く使っていないので糸の交換から始めます。まずはボロボロの糸を糸車からはずします。クリックすると元のサイズで表示します       新しい糸をつぼの中の綿の間を通したら墨汁を入れます。この時水も一緒に入れてあげないと墨が濃すぎて糸に染み込みません。クリックすると元のサイズで表示します        糸車を本体に取り付けハンドルで糸を巻きます。最低10m位は巻いておきます。クリックすると元のサイズで表示します        糸の先端に軽子をつけたら終了です。これで使えるようになりました。        クリックすると元のサイズで表示します        軽子をさして自分に対して垂直に糸を引きます。糸を持ってはじけば芯墨が打てます。クリックすると元のサイズで表示します        この墨のはじき方は正式には間違いです。もう10年以上前になりますが○○チャンピオンと云う番組で大工王選手権なる企画で出場者が墨つぼをはじいていましたが、ちゃんと出来ていた人は1人だけでした。技と云うものは正確に伝えて行かないと、これも文化ですから。
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2011/9/29

指輪のかわり?  Tool Box

『ねェ、こんど指輪買ってよ』『指輪〜ッ、鑿の冠でもしとけ』と昔の大工の夫婦間では良くあった会話です。カップル知人のちょっとした仕事に使うので鑿の冠(かつらと読む)の入れ替えをしました。クリックすると元のサイズで表示します        この鉄の指輪の様なものが冠です。こんな物奥さんの指に↑しとけなんて… …。冗談でしょうけど。冠の役目は鑿の柄の割れ止めにはめ込みます。冠がゆるんでくると玄能で叩いた時につぶれて柄にはまらなくなります。当然柄もボロボロになります。        クリックすると元のサイズで表示します        まず冠を外します。柄の方のボロボロになった部分を鋸で切断しておきます。冠の内側につぶれた部分をやすりで削り柄に入るようにします。これが割と手間がかかります。クリックすると元のサイズで表示します        いいもの見つけちゃいました。これは大発見と思い早速やってみましたが、思ったほどはかどりませんでした。クリックすると元のサイズで表示します        ようやく削り終わり、柄の方も冠が入りやすい様少し削って弦能で叩き入れます。クリックすると元のサイズで表示します        これで終わりではないんです。冠の上に出ている柄頭を冠にかぶさるよう玄能で叩きます。クリックすると元のサイズで表示します        これでゆるみにくいように冠を入れ替え完了です。クリックすると元のサイズで表示します        もう20数年前になりますが、この鑿達を使えるように仕込んだ時は仕事しているより疲れたように思います。しかし手を抜くとあとでもっとひどい目にあうので作る時はしっかり作っておきます。
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2011/4/8

再会  Tool Box

今は使っていない道具箱を片づけていたら何処かでなくしたと思っていた道具が出て来ました。クリックすると元のサイズで表示します      際鉋(きわかんな)です。文字通り入り隅の際を削ります。以前紹介したカッターが出てくる前にはこの鉋に定規をつけてしゃくったりしてました。クリックすると元のサイズで表示します      こんな感じで削ります。またまた以前紹介した底取り鉋・脇取り鉋も際を削りますがこの二者は敷居・鴨居の加工にかなり特化してます。      クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します      
上が脇取り鉋、したが際鉋です。見ての通り刃の幅も1寸3分(約39mm)あるので削りつけなどあらしこ(荒削り鉋)代わりに使ったりします。鉋台も細くて短いので扱いやすい鉋です。
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2011/2/13

失われゆく匠の道具  Tool Box

先日自転車で千葉市立郷土博物館を通りかかった時、匠の文字が目に着いたので入って行ってみると面白そうな展示物がありそうなので、入館しました。クリックすると元のサイズで表示します      大工の道具中心に色々な職人の道具が展示してありました。まず測る道具です。差し金、曲尺は見れば大方の人は分かると思いますが、左側の櫛の様な道具はおさ定規と言います。材の出っ張りやくせを測る道具です。クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します      上の写真は普通に両刃鋸ですが、大きい方から尺鋸(一般に使う)、9寸鋸(造作用)、8寸鋸(細かい造作用)と小さくなるほど鋸目が細かくなります。きざみなどにはもっと大きい尺1寸鋸とか尺2寸鋸とか使います。下の写真胴付き鋸。横引き専用の精密な仕事をする時の鋸です。クリックすると元のサイズで表示します      右側は普通の面取り鉋です。左側は鉋の形から見てぎんなん面の面取り鉋の様です。今となっては非常に珍しい鉋です。クリックすると元のサイズで表示します      さて何と読むでしょう。僕はひと文字だけどうしてもわかりませんでした。郷土資料博物館の受付で教えてもらえるそうです。気になる方は”失われゆく匠の道具”千葉市立郷土資料館へ行ってください。平成23年3月13日までです。
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2011/2/2

多機能機種  Tool Box

先日N邸の建具工事で使った道具です。割と色々な事が出来て重宝なやつです。クリックすると元のサイズで表示します
トリマと言います。クリックすると元のサイズで表示します 
こんな感じで使ったりします。この仕事はメジ払いと言って今回の場合ドアの骨組みに化粧板を貼る時あらかじめはみ出させて貼っておきトリマで出っ張っている部分を削ります。クリックすると元のサイズで表示します    クリックすると元のサイズで表示します      鍵穴など障害物があって削れない所はやはり鉋の出番です。しかしトリマの使い道はまだまだあります。クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します      上の写真メジ払いのビットから下の写真ぼうず面のビットに変えます。     クリックすると元のサイズで表示します      この様にまるい面が取れます。他のもひょうたん面、ぎんなん面、サジ面などビットを変えれば色々な形の面が出来ます。クリックすると元のサイズで表示します      今度はストレートビットに変えてみます。本来溝を切るビットなのですが・・・。クリックすると元のサイズで表示します      使い方でこんな事も出来ます。他にもありを切るビットをつけて雄、雌のありを切れば2つの材を接合する事も出来ます。トリマは見ての通り小さい細工ですが、大きい細工の時にはルーターと言う機械を使います。拍手
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