ご無沙汰してしまいました。
今日は卯月五日です。お雛様をしまい、今日からの室礼は・・・
端午の節句まで一ヶ月ですので・・・
兜飾りです。
この兜は私の兜で39年物です。
そして昨年甥っ子が生まれたので・・・店先にはしょうき幟。
しょうきとは・・・
中国の唐の時代玄宗皇帝の夢に悪鬼が夜な夜な出てきて、玄宗皇帝を悩ませておりした。
玄宗皇帝は兵士を集め、その悪鬼を追い払おうとしたのです。すると大きな鬼が現れて、その悪鬼を退治したのです。
そしてその大きな鬼は皇帝に言い残したのです「私は、しょうきと言う者、故あってこの様な身になっているが、もし私を手厚く供養してくれるのであれば、天下の害悪を取り除いてあげましょう」と言い残し皇帝は夢から覚めたのです。
皇帝の病は退散し、すぐさま、画士の呉道子を呼び、しょうきの姿を絵に描かせたのです。
以来しょうきの図は門に張り出し、邪鬼悪病除けにするようになったのです。
この習わしが日本にも伝わり室町時代には端午の節句に厄除けの神として人形や幟にその姿を表されるようになったそうです。

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