2013/3/7
コンテンツに応じる フォトショップ
先日、CS4からCS6へフォトショップのアップデートを行いました。
まだ、導入してから1週間ほどしか経っていないので、
CS4とどのような差異があるのか、全部確かめられていないのですが、
どうやら便利な機能が沢山増えた様子。
まず、その一つとして“コンテンツに応じて移動”という項目が増設されたようなのですが、
これは使いどころは限られているものの便利な機能と言って良いのかなと。

実際にどのような効果があるのか、見た方が分かり易いと思うので、とりあえず実践してみることに。
用意した写真には、向かって左側に鉄骨や撮影時に気付かなかった、
壁の汚れなどが写り込んでしまっています。
あと、気になる点と言えば、床が途中から途切れてしまっていることでしょうか。
CS4でもこれらを目立たないように、消したり繋いだり出来るのですが、
モノによっては10分ほど時間が掛かり、やる気が起きなかったのですけども、
CS6の場合は上記3点の問題点をおおよそ3分以内に解決出来るようになりました。
大袈裟ではなく慣れてくれば1分でも十分な時間かもしれません。

増設された新機能の“コンテンツに応じる”を用い、編集した写真がこちら。
自分が、今回の編集で行った作業と言えば、
編集部位と効果の範囲を指定しただけです、ほんとにただそれだけ。
まだ使い慣れていないので多少粗い部分も多々見受けられますが、
編集後の写真しか見せなければ、おそらく編集したとは分からない人も居るかと思います。
↓変更点↓
--------------------------------------
・大きな壁の汚れを目立たなくする。
・左側の鉄骨を消す。
・途切れていた床を拡張する。
--------------------------------------

“コンテンツに応じる”の機能は、消したり拡張するだけではなく、
移動にも適用することが出来ます。むしろ、こっちが本命。
今度は、メインの被写体である、うちの子の立ち位置を移動させてみました。
こちらの編集も範囲を指定し、移動先を決めるだけです。
あとはフォトショが勝手に抜けた場所を補完し、移動を行ってくれます。
それ以上の操作を基本的には必要とせず、よほど背景とのズレが生じているようであれば、
スポット修正ツールなどを用いて周囲と馴染ませれば良いはず。
この他にも、“虹彩絞りぼかし”機能など便利な機能が増設されたのですが、
それはまた後日他の作例を用いてブログに載せたいと考えています。
今までフォトショップは、操作方法の複雑さや覚えなくてはいけない知識量を考えると、
ハードルが高く手が出しにくいツールだと感じていたのですが、それも徐々に緩和されてきたように感じます。
これから益々技術と知識の簡易化とオートメーション化が進行し、
一部の人達だけがフォトショップの恩恵を享受出来る時代は、もうすぐ終わるのかもしれません。
ただ、誤解をしないで頂きたいことが一つ。
先述した内容は、これまで必死に勉強をしてきた人達や、
第一線の場で活躍している人達などを蔑にする意見から述べたものではなく、
そういったプロやハイアマチュアの人達は、きっとどんなにツールが時代と共に変わっていったとしても、
必ずその卓越した才能と絶え間ない努力で、私達一般ユーザーの想像を一歩も二歩も先を進み、
先見の明を指し示してくれると信じて疑わないから出てきた言葉です。
そして、きっとそう遠くはない未来に、便利な道具が安価で手に入る時期がやってきて、
老若男女誰もが想像の膨らむ限り、その自由な感性の発露を自在に披露出来ることが可能になるのではと、
たかだか一アマチュアユーザーに過ぎない自分でも、日々の技術の目覚ましい進歩に驚きと嬉しさを感じ、
確約されたであろう明るい写真ライフの到来に、期待に胸を躍らせずにはいられませんでした。
それでは、また次の更新でっ!ノシ
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まだ、導入してから1週間ほどしか経っていないので、
CS4とどのような差異があるのか、全部確かめられていないのですが、
どうやら便利な機能が沢山増えた様子。
まず、その一つとして“コンテンツに応じて移動”という項目が増設されたようなのですが、
これは使いどころは限られているものの便利な機能と言って良いのかなと。

実際にどのような効果があるのか、見た方が分かり易いと思うので、とりあえず実践してみることに。
用意した写真には、向かって左側に鉄骨や撮影時に気付かなかった、
壁の汚れなどが写り込んでしまっています。
あと、気になる点と言えば、床が途中から途切れてしまっていることでしょうか。
CS4でもこれらを目立たないように、消したり繋いだり出来るのですが、
モノによっては10分ほど時間が掛かり、やる気が起きなかったのですけども、
CS6の場合は上記3点の問題点をおおよそ3分以内に解決出来るようになりました。
大袈裟ではなく慣れてくれば1分でも十分な時間かもしれません。

増設された新機能の“コンテンツに応じる”を用い、編集した写真がこちら。
自分が、今回の編集で行った作業と言えば、
編集部位と効果の範囲を指定しただけです、ほんとにただそれだけ。
まだ使い慣れていないので多少粗い部分も多々見受けられますが、
編集後の写真しか見せなければ、おそらく編集したとは分からない人も居るかと思います。
↓変更点↓
--------------------------------------
・大きな壁の汚れを目立たなくする。
・左側の鉄骨を消す。
・途切れていた床を拡張する。
--------------------------------------

“コンテンツに応じる”の機能は、消したり拡張するだけではなく、
移動にも適用することが出来ます。むしろ、こっちが本命。
今度は、メインの被写体である、うちの子の立ち位置を移動させてみました。
こちらの編集も範囲を指定し、移動先を決めるだけです。
あとはフォトショが勝手に抜けた場所を補完し、移動を行ってくれます。
それ以上の操作を基本的には必要とせず、よほど背景とのズレが生じているようであれば、
スポット修正ツールなどを用いて周囲と馴染ませれば良いはず。
この他にも、“虹彩絞りぼかし”機能など便利な機能が増設されたのですが、
それはまた後日他の作例を用いてブログに載せたいと考えています。
今までフォトショップは、操作方法の複雑さや覚えなくてはいけない知識量を考えると、
ハードルが高く手が出しにくいツールだと感じていたのですが、それも徐々に緩和されてきたように感じます。
これから益々技術と知識の簡易化とオートメーション化が進行し、
一部の人達だけがフォトショップの恩恵を享受出来る時代は、もうすぐ終わるのかもしれません。
ただ、誤解をしないで頂きたいことが一つ。
先述した内容は、これまで必死に勉強をしてきた人達や、
第一線の場で活躍している人達などを蔑にする意見から述べたものではなく、
そういったプロやハイアマチュアの人達は、きっとどんなにツールが時代と共に変わっていったとしても、
必ずその卓越した才能と絶え間ない努力で、私達一般ユーザーの想像を一歩も二歩も先を進み、
先見の明を指し示してくれると信じて疑わないから出てきた言葉です。
そして、きっとそう遠くはない未来に、便利な道具が安価で手に入る時期がやってきて、
老若男女誰もが想像の膨らむ限り、その自由な感性の発露を自在に披露出来ることが可能になるのではと、
たかだか一アマチュアユーザーに過ぎない自分でも、日々の技術の目覚ましい進歩に驚きと嬉しさを感じ、
確約されたであろう明るい写真ライフの到来に、期待に胸を躍らせずにはいられませんでした。
それでは、また次の更新でっ!ノシ

2013/1/6
DPPの使い方(基本編) フォトショップ
あけましておめでとうございますm(_ _ )m
お正月から食っちゃ寝食っちゃ寝してるボーダーラインです、こんばんみ。
えー、今日はですね、CANONのカメラを買うと付属品として付いてくる、
Digital Photo Professional(DPP)について、少し書こうかなと;。
新年一発目の記事なので、いつもよりは若干内容濃いめでがんばりたいと思います。
さて、DPPって何ぞや?という方も居ると思うのですが、
端的に言えばRAWデータの現像ソフトのことだったりします。
RAWデータは圧縮加工される前の生データなので、
JPGなどの拡張子に変換しなければネット上などで表示出来ません。
ですが、JPG撮って出しよりは若干面倒かと思えますが、その分細かな調整が可能となっています。
さて、有名なRAW現像ソフトと言えば、LightroomやSILKYPIXなどが一般的かと思うのですが、
これらのソフトはとても優秀ではありますが、
有料製品で使い方を懇切丁寧に教えてくれるHPも少なく、
独学で勉強していくには敷居が高いと感じる方も、少なからず居られるかと思います。
でも、大丈夫です、CANONには無料にも関わらず、
それらの優秀な現像ソフトに決して見劣りしない、優秀なソフトを配布してくれています。
しかも、使い方は先述したモノより格段に簡単で動作も軽いです。
無料の基本ソフトだから、どうせ大したことないだろうと、
使わない人もたまに見かけるのですが、それはあまりにも勿体ないです。
私は写真の現像をする際、約8割はDPPのみで行っているのですが、
特別な加工やどうしてもDPPでは不可能な処理を迫られない限り、
必要十分な性能があると感じています。
今回の記事では、そんなDPPの機能の一旦を少しだけ載せてみたいと考えています。
それでは、DPP(基本編)スタートです。

今日使う写真は、こちら。去年の10月に撮った写真なのですが、使い回しですいません;。
そんでもってコレはRAW撮りで、何も弄ってない状態のモノですね。
設定は、左側の一覧表をご確認ください。
一つ注釈として、フラッシュ項目がオフとなっていますが、
これは海外製の社外品を使った為そうなってるだけで、
実際は被写体上部と被写体後方の2灯焚き(スレーブ発光)しています。

DPPで加工したい写真を選ぶと、まずこの画面にたどり着くと思うのですが、
ここは最初に弄りません。触れるのは、もうちょっと後になってからですね。
なので、次の画面に移動しましょう。

次に、RGBの項目を開くとこんな画面が出てくるはず。
トーンカーブの画面が大きく表示されていると思うのですが、
写真がフィルムからデジタルに移り変わって、一番重要だと考えるのは、
このトーンカーブだと個人的には思っています。
トーンカーブを少し覚えるだけで、写真の世界はモノ凄く広がります。
下手なプラグインにお金を掛けるくらいならば、
トーンカーブを勉強した方が上達と表現の幅を広げるのに、よほど効果的かと。

そのトーンカーブを少し弄ってみました。
RGB項目にて6点のポイントを設定し、上下のスライダーも若干狭めています。
通常は3点方式を採用するのですが、6点の方がより厳密に細かな調整が可能なので、
ちゃんと写真を仕上げたい時は、6点方式をオススメします。
あと、トーンカーブの基本として、右上を持ち上げるとハイライト側が強調され、
左下を下げるとアンダー側が強調されます。
真ん中は簡単に言うとその中間域と考えて貰って構いません。
今回用意した写真は、微妙に色がくすんでいて、
コントラスト・発色共に低く、ややアンダー気味の出来になっていたので、
真ん中のラインより全体的に持ち上げているのは、それらを補正する為です。
また、一番下の点のみ真ん中のライン上に居るのには理由が有り、
これは6点のうち5点が真ん中のラインよりも上に穿たれているので、
コントラストの低下を防ぐ役割をしてくれています。
そして、上下の枠を狭めているのは、6個の点だけでは調整しきれなかった、
コントラストや明暗の調整をしてくれてたりします。
トーンカーブの基本的な調整が終わったらば、
今度は色相・彩度・シャープネスの項目を弄ってみます。
まず色相ですが、微妙に緑色が強い気がするので、-1と設定し緑色を減退。
そうすると緑が減退された分、赤色が強調されました。
彩度は、発色が足りない場合のみ足せば良いと思うのですが、
せっかくなので+4と設定、若干発色が戻ったような。
シャープネスの項目は、+60に設定。
今回はドールが被写体なので、これくらいが限度なのかなーと。
これ以上上げると印象が硬めの写真になる可能性が。

DPPは周辺光量落ちも修正出来ます。
スライダーを左右に動かすだけなので、これに至っては説明を割愛。
周辺の光量を明るくしたい場合は、活用されてみると良いかもしれません。

ここでようやく、最初の画面に戻ってくるわけですが、
あまり弄る項目は無く、ハイライトの設定くらいですかね。
ハイライトの項目を-1と設定することで、
髪のエンジェルリング部分のハイライトの飛びを若干抑えました。
DPPだと部位によって分けてハイライト補正が入れられないので、
全体にも効果が乗ってしまうのですけども、-1程度ならさほど分からないと思います。
ついでに、先ほどシャープネスを+60としたと思うのですが、
ちょっと上げ過ぎてしまった感があったので、
この画面上にもシャープネスの項目があるのですけども、4→2と数値を下げ調整を。
シャープネスの話に限ったことではありませんが、
写真の加工をする際、一つの項目で大きな効果を得ようとすると、
このように大抵失敗したりします、はい。
小さな補正の積み重ねで一つの大きな効果を得ようと考えた方が、上手くいくことが多いです。

ここまで弄ってみて、写真を見てみると、まだ若干色がくすんでいるような、、、
そういう場合は微調整の項目で色合いを弄ってみましょう。
トーンカーブなどでも色別に調整出来るのですが、
今回は基本編なので敢えてコチラの方法を選択しました。
くすみの原因は、大体黄色や緑色が悪さをしてることが多いので、青と赤方面に微調整を実施。

ここまでで、補正自体は完了したのですが、いかがだったでしょうか。
恐らく、大多数の人がこんなこと毎回個別にやらなきゃならないのか?!と、
面倒だなと思ったと思うのですが、ご安心ください。
DPPにはちゃんと便利な機能があり、今回適用した補正は個別に保存することが可能で、
他の写真へ今回作った補正データを瞬時に適用出来るデータを作成出来たりします。
自分も色々なシチュエーション毎に、補正データを保存し他の写真に適用出来るよう、
補正データの保存を行っているのですが、これは補正の設計図のようなモノなので、
沢山持ってれば持ってるほど様々なシチュエーションに対応可能です。
ただ、その分管理が面倒になるので、ほどほどに(ぇー
最後に、今回現像した写真の比較をしたいと思います。
上から順に、撮って出しデータ・DPP現像後データ・フォトショ現像後データとなっています。
DPPとフォトショ現像がどの程度違いが出るのか、気になる人が居ると思うので一応載せておきました。

撮って出し。

DPPによる補正後。

フォトショによる現像後。
はい、今回はここまででっす。
今日載せたのは、まだまだほんのさわりの部分でしたが、
DPPにはまだまだ素晴らしい機能が盛り沢山なので、
暇が出来たらまた紹介出来たら良いなと考えています。
それでは、また次の更新でっ!ノシ
↓使用した撮影機材↓
----------------------------------------
・CANON EOS 5D Mark2
・CANON EF135mm F2L USM
・Digital Photo Professional ver.3.11.26.0
・PhotoShop CS4 Extended
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お正月から食っちゃ寝食っちゃ寝してるボーダーラインです、こんばんみ。
えー、今日はですね、CANONのカメラを買うと付属品として付いてくる、
Digital Photo Professional(DPP)について、少し書こうかなと;。
新年一発目の記事なので、いつもよりは若干内容濃いめでがんばりたいと思います。
さて、DPPって何ぞや?という方も居ると思うのですが、
端的に言えばRAWデータの現像ソフトのことだったりします。
RAWデータは圧縮加工される前の生データなので、
JPGなどの拡張子に変換しなければネット上などで表示出来ません。
ですが、JPG撮って出しよりは若干面倒かと思えますが、その分細かな調整が可能となっています。
さて、有名なRAW現像ソフトと言えば、LightroomやSILKYPIXなどが一般的かと思うのですが、
これらのソフトはとても優秀ではありますが、
有料製品で使い方を懇切丁寧に教えてくれるHPも少なく、
独学で勉強していくには敷居が高いと感じる方も、少なからず居られるかと思います。
でも、大丈夫です、CANONには無料にも関わらず、
それらの優秀な現像ソフトに決して見劣りしない、優秀なソフトを配布してくれています。
しかも、使い方は先述したモノより格段に簡単で動作も軽いです。
無料の基本ソフトだから、どうせ大したことないだろうと、
使わない人もたまに見かけるのですが、それはあまりにも勿体ないです。
私は写真の現像をする際、約8割はDPPのみで行っているのですが、
特別な加工やどうしてもDPPでは不可能な処理を迫られない限り、
必要十分な性能があると感じています。
今回の記事では、そんなDPPの機能の一旦を少しだけ載せてみたいと考えています。
それでは、DPP(基本編)スタートです。

今日使う写真は、こちら。去年の10月に撮った写真なのですが、使い回しですいません;。
そんでもってコレはRAW撮りで、何も弄ってない状態のモノですね。
設定は、左側の一覧表をご確認ください。
一つ注釈として、フラッシュ項目がオフとなっていますが、
これは海外製の社外品を使った為そうなってるだけで、
実際は被写体上部と被写体後方の2灯焚き(スレーブ発光)しています。

DPPで加工したい写真を選ぶと、まずこの画面にたどり着くと思うのですが、
ここは最初に弄りません。触れるのは、もうちょっと後になってからですね。
なので、次の画面に移動しましょう。

次に、RGBの項目を開くとこんな画面が出てくるはず。
トーンカーブの画面が大きく表示されていると思うのですが、
写真がフィルムからデジタルに移り変わって、一番重要だと考えるのは、
このトーンカーブだと個人的には思っています。
トーンカーブを少し覚えるだけで、写真の世界はモノ凄く広がります。
下手なプラグインにお金を掛けるくらいならば、
トーンカーブを勉強した方が上達と表現の幅を広げるのに、よほど効果的かと。

そのトーンカーブを少し弄ってみました。
RGB項目にて6点のポイントを設定し、上下のスライダーも若干狭めています。
通常は3点方式を採用するのですが、6点の方がより厳密に細かな調整が可能なので、
ちゃんと写真を仕上げたい時は、6点方式をオススメします。
あと、トーンカーブの基本として、右上を持ち上げるとハイライト側が強調され、
左下を下げるとアンダー側が強調されます。
真ん中は簡単に言うとその中間域と考えて貰って構いません。
今回用意した写真は、微妙に色がくすんでいて、
コントラスト・発色共に低く、ややアンダー気味の出来になっていたので、
真ん中のラインより全体的に持ち上げているのは、それらを補正する為です。
また、一番下の点のみ真ん中のライン上に居るのには理由が有り、
これは6点のうち5点が真ん中のラインよりも上に穿たれているので、
コントラストの低下を防ぐ役割をしてくれています。
そして、上下の枠を狭めているのは、6個の点だけでは調整しきれなかった、
コントラストや明暗の調整をしてくれてたりします。
トーンカーブの基本的な調整が終わったらば、
今度は色相・彩度・シャープネスの項目を弄ってみます。
まず色相ですが、微妙に緑色が強い気がするので、-1と設定し緑色を減退。
そうすると緑が減退された分、赤色が強調されました。
彩度は、発色が足りない場合のみ足せば良いと思うのですが、
せっかくなので+4と設定、若干発色が戻ったような。
シャープネスの項目は、+60に設定。
今回はドールが被写体なので、これくらいが限度なのかなーと。
これ以上上げると印象が硬めの写真になる可能性が。

DPPは周辺光量落ちも修正出来ます。
スライダーを左右に動かすだけなので、これに至っては説明を割愛。
周辺の光量を明るくしたい場合は、活用されてみると良いかもしれません。

ここでようやく、最初の画面に戻ってくるわけですが、
あまり弄る項目は無く、ハイライトの設定くらいですかね。
ハイライトの項目を-1と設定することで、
髪のエンジェルリング部分のハイライトの飛びを若干抑えました。
DPPだと部位によって分けてハイライト補正が入れられないので、
全体にも効果が乗ってしまうのですけども、-1程度ならさほど分からないと思います。
ついでに、先ほどシャープネスを+60としたと思うのですが、
ちょっと上げ過ぎてしまった感があったので、
この画面上にもシャープネスの項目があるのですけども、4→2と数値を下げ調整を。
シャープネスの話に限ったことではありませんが、
写真の加工をする際、一つの項目で大きな効果を得ようとすると、
このように大抵失敗したりします、はい。
小さな補正の積み重ねで一つの大きな効果を得ようと考えた方が、上手くいくことが多いです。

ここまで弄ってみて、写真を見てみると、まだ若干色がくすんでいるような、、、
そういう場合は微調整の項目で色合いを弄ってみましょう。
トーンカーブなどでも色別に調整出来るのですが、
今回は基本編なので敢えてコチラの方法を選択しました。
くすみの原因は、大体黄色や緑色が悪さをしてることが多いので、青と赤方面に微調整を実施。

ここまでで、補正自体は完了したのですが、いかがだったでしょうか。
恐らく、大多数の人がこんなこと毎回個別にやらなきゃならないのか?!と、
面倒だなと思ったと思うのですが、ご安心ください。
DPPにはちゃんと便利な機能があり、今回適用した補正は個別に保存することが可能で、
他の写真へ今回作った補正データを瞬時に適用出来るデータを作成出来たりします。
自分も色々なシチュエーション毎に、補正データを保存し他の写真に適用出来るよう、
補正データの保存を行っているのですが、これは補正の設計図のようなモノなので、
沢山持ってれば持ってるほど様々なシチュエーションに対応可能です。
ただ、その分管理が面倒になるので、ほどほどに(ぇー
最後に、今回現像した写真の比較をしたいと思います。
上から順に、撮って出しデータ・DPP現像後データ・フォトショ現像後データとなっています。
DPPとフォトショ現像がどの程度違いが出るのか、気になる人が居ると思うので一応載せておきました。

撮って出し。

DPPによる補正後。

フォトショによる現像後。
はい、今回はここまででっす。
今日載せたのは、まだまだほんのさわりの部分でしたが、
DPPにはまだまだ素晴らしい機能が盛り沢山なので、
暇が出来たらまた紹介出来たら良いなと考えています。
それでは、また次の更新でっ!ノシ
↓使用した撮影機材↓
----------------------------------------
・CANON EOS 5D Mark2
・CANON EF135mm F2L USM
・Digital Photo Professional ver.3.11.26.0
・PhotoShop CS4 Extended
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