現在、厚生常任委員会及び幹線・交通対策特別委員会に所属しています。
それぞれの委員会では、県が抱える課題や問題点について議員が理事者側と
具体的な議論を交わしながら、奈良県民が安全に安心して暮らせる地域づくりを
めざしています。8月5日と9月11日に開催された厚生委員会で理事者との間で
次のような質疑応答がありましたのでお知らせ致します。
●奈良県で開催されている高校総体で、選手たちが新型インフルエンザに
感染するなど大変な中で、今、どのような状況になっているのか、
さらに冬を前にしての対応について質問をしました。
担当者は、対応策として発熱相談センターを設置し蔓延防止に努め、
予防薬の備蓄を進めてきましたが、今後は感染後の重症化、後遺症、
死亡事例をいかになくすかに重点を置いた医療体制の整備を行いたいとしました。
●奈良県立病院は老朽化が激しく、付随の救命救急センターとの連携も
スムーズではない。総合医療施設と言いながら近年急増する心の病に
対応する神経科すらありません。また、430床のベッドの数がありながら
医師、看護師不足で340床しか使えない現実があります。
北和の医療拠点整備をどのようにされるのかを質問しました。
それに対して、奈良県立病院を北和の拠点となる医療機関にしたいとし、
神経科医の育成も含め中長期的に検討するとの答弁でした。
●難病に苦しみ方々への対応として、難病相談支援センターが平成17年、郡山
保険所に設置されました。難治性疾患克服研究事業の対象となる患者は、
130で、その内医療費が助成される特定疾患治療研究事業の対象疾患は45
に過ぎません。この支援センターが旧片桐高校跡地に移転するとのこと
ですが同地が交通の不便な場所にあり、患者の方々の利便性を考えると
再考するべきと質しました。
理事者側は、旧片桐高校跡地への移転は交通問題やバリアフリーのこと
などを考慮し検討したいとしました。
奈良県議会議員荻田義雄ホームページ
http://www.ogita-yoshio.com/

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