
寒い日が続いておりますが、少しずつ春の足跡も聞こえる季節となりました。奈良県議会は2月26日から3月24日まで行われます。荻田義雄ホームページから奈良県議会のインターネット中継にもリンクしておりますので、ご利用ください。
先の奈良県議会で質問を致しましたのでご報告させて頂きます。
奈良公園では春秋の行楽シーズンには国内外からの観光客で賑わい、その時期に奈良公園へ車でお越しいただく観光客はひどい渋滞に巻き込まれています。もう二度と奈良には来たくないと思われる方もおられると思います。本県では、渋滞解消を図るために、国道24号線はじめ国道169号線、国道308号線、国道369号線などにおいても、道路改良や交差点改良など渋滞解消の施策が講じられています。
知事は常々、奈良公園への車の乗り入れを極力抑制をしたい、そんな政策をおとりでございますし、その対策の一つとして、市内への車の乗り入れを規制するパークアンドライドも実施されています。こういった施策が十分に効果を上げるためには車での来県者の方々の駐車場の満空情報や交通規制に関する情報を全国に発信するべきではないか、また、観光バスの駐車場は奈良公園周辺では非常に少なく、市内の循環路を何回も回っているのも渋滞の要因ではないかと考えます。
以前にも申し上げましたが知事公舎、県警察本部公舎などをバス専用の駐車場として整備されてはどうか?知事のお考えをお聞きしました。
それに対しての知事のお考えは、10月末から11月初めにかけて3日間、マイカーの進入制御などによる奈良公園の魅力向上を目的とした社会実験を昨年に引き続き実施しました。県庁東、大仏前、高畑までの各交差点に設置した仮歩道や若草山ろくの歩行者数が大幅に増加しており、観光客からの評判の非常によかったと評価しています。パークアンドライドには市役所と国道23号高架下ではピークで約500台の駐車があり、交通混雑に効果があったと思います。今年は特に観光バスの流入が昨年の約2倍となり県営の3駐車場について乗用車と観光バススペースの割り振りなど、その役割を大幅に見直すことにより、一方通行区間への観光バスの流入抑制策につながる方策を考えております。とのお考えでありました。

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