6月4日、電源開発株式会社の池原ダムと風屋ダムでの台風接近時のダム操作の運用改善策が発表されました。
台風による大規模出水が予想される場合において、事前にダム水位を低下させダムの空き容量を確保するもので、出水期である6月15日から運用が開始されるというものです。
この運用改善案は昨年9月台風12号の豪雨による大規模災害のような災害に対応すべく講じられた対策でありますが、私も昨年12月県議会本会議におきまして代表質問でこの問題を以下のように取り上げており、その結果として今回の改善策が講じられたことに大変満足しております。
今後も、真にお役に立てるよう質問を行っていきたいと思います。
≪以下12月6日県議会代表質問より抜粋≫
・・・前文略
また、豪雨による山腹崩壊とともに、今回の被害を大きくしたのは、池原ダム、風屋ダムなどの流域にある十一基のダムが、すべて治水機能を持たない利水ダムであったことが原因の一つと言われています。ダムの設置の許可や操作の指導監督は、国の権限であります。なぜ、一つの治水機能を持ったダムがないのか、疑問が残るところであります。
また、利水ダムであっても、事業者は、洪水被害の軽減に最大限の努力をすることに社会的責任があるものと思っているところでございます。
そこで、今後、国がもっと主導的、積極的に取り組み、国、電力事業者、河川管理者による洪水調節のルールづくりの検討、協議をするべきであり、県として、そのことを強く国に要望していただくべきではないかと考えます。
・・・以下略

流木が溢れる風屋ダム

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