入試期間中で部活動はお休みですが、皆さんしっかりとそれぞれの課題に取り組んでいるでしょうか?
さて、みなさん兵庫県豊岡市にある「玄武洞」という洞窟を知っていますか?約160万年前の噴火によって噴出されたマグマが冷え固まって形成されたもので、以前私も見に行きましたが、その形が非常におもしろいです。下の写真を見て下さい。
〜玄武洞〜
〜青龍洞(玄武洞の隣りにあります)

柱のようになっている岩、その断面を見ると六角形になっています。自然にできたものが、どうしてこのような六角形になるのでしょうか?
・岩石に見られる規則正しい割れ目を「節理(せつり)」と言い、それが柱のようになったものを「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と言います。
「柱状節理のできかた」

まず、マグマがあらゆる場所で冷えて固まり割れ目ができます。均質に割れていくとどんな形になるでしょうか?
円になると考えるかも知れません。しかし円が並んだ場合間に隙間ができてしまいます。隙間ができない形は何でしょうか?…正三角形や正方形、正六角形では隙間ができませんね。その中でも
面積が同じ場合、外周の長さは正三角形や正方形より正六角形の方が短いのです。つまり六角形は少ない材料で空間を埋めるのに最適な形なのです。
六角形が並んだ構造は「ハニカム構造」といい、蜂の巣や昆虫の複眼もこの構造をしています。
興味を持った人は自分でも調べてみて下さいね。
ちなみに下線部の箇所はみなさん理解できますか??