ロボレイブを通じて…大会終了後に、皆さんに部活動5則を通して話をしました。覚えている限り、話した内容を記載させていただきます。

・「向上心」…今回は追手門学院大手前の皆さんとチームを組みました。皆さんを見ていて、チームでうまく連携が取れていない場面も見られました。でも私はそれは「決して悪いことではない」と思っています。もし,大会に前向きではなく、勝ち負けにこだわっていなかったら、チーム同士で衝突することはないと思います。チームでお互いに「勝ちたい」という強い思いがあり、それぞれのこだわりがあるからこそ衝突が生まれるのです。嫌な気持ちになる必要はありません。連携していくことは少しずつ学んでいきましょう。
・「ベストを尽くす」…中にはペアの者が1人でどんどん進めていき、自分は何をすべきか分からず、必要の無いものを作って遊んでいるというような人もいました。大切なのは、今ある能力ではありません。相手が優秀なら、少しでもペアを見て学べば良い。いつもは敵になる相手から学べる機会はなかなかありません。それを学ぶのも大切ですし、また、自分はボールを運ぶ機構を作るなど、役割分担をしてやるべきことはいくつもあるはずです。
・「科学道即人道」…今回は生活面でがっかりすることが多くありました。1日目も課題の未提出により集合時間に間に合わなかった者、2日目は集合に遅刻してくる者、携帯電話で遊んでいる者など…そのような当たり前のことができていなければロボットのプログラミングなどできるはずもありません。科学道すなわち人の道であり、逆に言えば、普段の生活面を疎かにしている者は集中してロボットに取り組むこともできません。まずはそこから…本当にチーム作りができていないことを私も実感させられました。
・「気付き即実行」…競技が終了し片付けをしている時に、井上君がテープを丸め床に落ちているゴミを率先して掃除しているのを見て感動しました。まわりを見て、今何をすべきか気付くことも大切ですし、その後にすぐに実行するということは簡単なようでなかなかできることではありません。いつでもこの気持ちを持っていて欲しいと思います。
・「感謝」…今回、ロボレイブが初めて関西にやってきました。わざわざアメリカから来て下さったロボレイブのロスさんやブライアンさんにも感謝ですし、初めてこの大会を企画して下さったダイセン工業さんにも感謝です。また今回は初めてということもあり、参加人数も40人のみです。数ある学校の中から清教学園に声がかかったのは、皆さんの普段の活躍を認めて下さったからではないでしょうか?こうして清教学園に声をかけて下さったことにも感謝です。