2012/10/24
ぽぽスク祭報告その5 M君のやる気 行事案内・報告
ぽぽスク祭の詳細を決める会議が11日にありました。そこで、どうやってたくさんの人に来てもらうかが話し合われました。のぼりを立てる、チラシを配る等々の案が出て、会議の後、早速、制作準備に取りかかりました。
翌日の金曜日には学生たちが横断幕・のぼりの制作をしました。目に見える作業なのでみんなとてもやる気を出していました。放課後ぽぽスク前に立てました。形のある物ができあがると、一気にぽぽスク全体が盛り上がりました。
そんな中、Mくんがみんなの様子を見て気にし出しました。「これはみんなの勉強の実習だからね。働くことでお金は入ってくるし、そのお金をどう使うかも大切な勉強だから、みんなで考えていこう」と話すと、とても良く話を聞いていて、「ぼくゲームを買いたい」と言います。「何を買うかはみんなで相談しよう。みんなのお金だから。野菜を売ったりした時のお金と同じだよ。ちゃんと置いてあるからね」と話しました。
15日の月曜日には各係りを決め、授業終了30分前のビラ配りも3グループに分かれて行きました。M君はいつも少し早く帰っているのでこの日は参加できませんでした。翌日の火曜日、自分もチラシ配りに行くと言い出しました。でも、早く帰るので「2時に行く」と言います。「人手がないからそれはできない。配るのなら2時半にみんなと一緒に行くしかない」と話すと、2時半まで帰らずにいて配ることにしていました。「どうしても配らねばならないことは無いよ」と話して、配らずに帰ることもできたのですが、自分も何かしなければという思いがあったようです。早く帰りたいのと、でも配らねばという思いの間で揺れながら、2時半を待っていました。
早く帰りたい彼の気持ちを考えて、みんなとは別行動になりますが、チラシを配りながらバス停まで行き、そのまま帰ることにしました。2時半になってやっと出発。渡されたチラシを見て、「えー、これは多すぎる!」と戸惑う。「わかってる。バス停までで良いのよ。あとは私がやるから」と言うと、ほっとした表情になり一緒に配り始める。彼は、ポストに入れながら「たくさん来てくれると良いね」と何度も言っていました。
M君がやる気を出す授業がなかなかできず悩んでいるのですが、この時、目的をきちんと理解できることなら彼はやる気を出せることがよくわかりました。そして「たくさんの人に来てもらいたい」という自分の思いがあるからこそチラシ配りまで帰らずに頑張れたのだと思います。
当日も元気に声を上げてお客さんを呼び込み、係りの仕事を頑張っていました。
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翌日の金曜日には学生たちが横断幕・のぼりの制作をしました。目に見える作業なのでみんなとてもやる気を出していました。放課後ぽぽスク前に立てました。形のある物ができあがると、一気にぽぽスク全体が盛り上がりました。
そんな中、Mくんがみんなの様子を見て気にし出しました。「これはみんなの勉強の実習だからね。働くことでお金は入ってくるし、そのお金をどう使うかも大切な勉強だから、みんなで考えていこう」と話すと、とても良く話を聞いていて、「ぼくゲームを買いたい」と言います。「何を買うかはみんなで相談しよう。みんなのお金だから。野菜を売ったりした時のお金と同じだよ。ちゃんと置いてあるからね」と話しました。
15日の月曜日には各係りを決め、授業終了30分前のビラ配りも3グループに分かれて行きました。M君はいつも少し早く帰っているのでこの日は参加できませんでした。翌日の火曜日、自分もチラシ配りに行くと言い出しました。でも、早く帰るので「2時に行く」と言います。「人手がないからそれはできない。配るのなら2時半にみんなと一緒に行くしかない」と話すと、2時半まで帰らずにいて配ることにしていました。「どうしても配らねばならないことは無いよ」と話して、配らずに帰ることもできたのですが、自分も何かしなければという思いがあったようです。早く帰りたいのと、でも配らねばという思いの間で揺れながら、2時半を待っていました。
早く帰りたい彼の気持ちを考えて、みんなとは別行動になりますが、チラシを配りながらバス停まで行き、そのまま帰ることにしました。2時半になってやっと出発。渡されたチラシを見て、「えー、これは多すぎる!」と戸惑う。「わかってる。バス停までで良いのよ。あとは私がやるから」と言うと、ほっとした表情になり一緒に配り始める。彼は、ポストに入れながら「たくさん来てくれると良いね」と何度も言っていました。
M君がやる気を出す授業がなかなかできず悩んでいるのですが、この時、目的をきちんと理解できることなら彼はやる気を出せることがよくわかりました。そして「たくさんの人に来てもらいたい」という自分の思いがあるからこそチラシ配りまで帰らずに頑張れたのだと思います。
当日も元気に声を上げてお客さんを呼び込み、係りの仕事を頑張っていました。
