2010/4/20

価値について  思うこと・仕事編
「価値」はお金というものさしで考えると簡単に「高い」「安い」「妥当」という3択に収まります。
しかし、とらえ方の難しい言葉だと思います。
私が職について10年あまり、ものづくりは材料に「価値」を付加することだと言われて来ました。
付加した価値への評価が「安い」または「妥当」であればそのものは売れました。

多くの人が困っていて、困りごとが共通していた時代は「価値」も共有することができました。
作り手も困っている人に役に立つ仕事ができました。
困りごとが少なくなると、便利、快適を謳ったり、健康や安全への不安を煽ったりで
「価値」を訴えて、物をつくり売る時代になりました。
その時代でも、訴えに嘘が無ければ作り手は人の役に立つ仕事をしていたのだと思います。

今、ものが売れない時代です。
お金を払うほどの困りごとが無くなってきたのかもしれません。
また、謳われたり煽られたりする売り方が定着し、嘘をつく人が現れたので
聞く人が飽きてしまったり、うんざりしてしまっているのかもしれません。

作り手が買う人にとっての「価値」を定めるということは、「価値観」を決め付けてしまうという面もあります。
グローバルな競争、環境破壊、経済危機など、世界規模の問題に個人が晒され、
解決の難しい不安として抱え無ければならなくなっている今、
お金で計れる「価値」が人のこころを満たすことはますます難しくなってきていると思います。


久宝金属は、「価値」を満たす製品をつくろうと努力を続けています。
その「価値」は、お客様にとっても、社会環境にも、私たちにとっても、
常に良い意味をもたらすものであって欲しいと考えています。
製品を手にしていただいて、なにか意味を感じとっていただければ、とても嬉しく思います。
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