2009/11/6

歪められた教育勅語  中道保守


野嵜氏が面白い記事を書いてくれました。
私自身としては貴殿がネトウヨとしてではなく、あくまでも「福田恆存に精通する人」と言う敬意を込めて書きましたけどね。

そう言う事からも一読者としての意見を書きます。

「国体や道徳意識を破壊した」のは「市場原理主義」なんてものではなくて、そもそも日本の國體なるものも道徳に關する意識も脆弱だつたから、近代化の中で保たなくなつたと云ふだけの話だ。

教育勅語が発布されたのそのような事情があったからね。

文明開化と言う事で「英語の国語化」にある通り、何の疑いも無く西欧の価値観を受け入れる事ともなった。

これに対して頑固に抵抗したのが夏目漱石であり、その夏目漱石が言うには「その様な事になれば本当に植民地化される」と言う事で批判した。これらが功を奏して「英語の国語化」と言う狂気の沙汰は抑止されたが、問題は日露戦争で辛勝し、不平等条約が完全に改正され「一等国」として国際社会に認められた時にこう警鐘している。

「強国露西亜に勝ったと言っても、今度はアメリカに負けるよ。たとえ無理して『一等國』になったとしても本家本元にかなわない」

この警告通り、大東亜戦争において『いくら追いつき追い越そうとしても本家にかなわない』事実をまざまざと見せつけられたのは言うまでもない。

教育勅語の精神が歪められ、その精神が大きくかけ離れていたのはなぜかと言うと

「國の発展の為には近代化も必要であるが、それによって先祖代々受け継がれた伝統を大事にせねばならない」

その必要性に迫られたからの物であるが、日露戦争戦勝でますます西欧に追いつき追い越せと言う事で、守るべき伝統すらも破壊してしまった。それにおいて出たのが『軍の暴走』であり、これ自体は「軍人たる者が政治に関与してはならない」軍人勅諭を違反した『ならぬものはならぬ』行為でもあるのだが、それですら支持する程に堕落した。

こう言う事からも石原莞爾から大東亜戦争最大の敗因は「民度の低下」とまでに言われるのですね。

これに関しては軍部よりも戦争を推進し、大衆を煽った朝日新聞などを見れば、その狂熱ぶりが解る事だが、これらがまかり通る程に民度は低下していた。

福田恆存が言う様に占領政策に便乗して「臭い物に蓋をした」おかげで『本家本元に及ばない』事も『無理をして西欧に追い越したツケ』と言う貴重な教訓を生かす事も無かった。

もし「いくら頑張っても狩猟民族様にはかなわない」のを教訓にすれば、市場原理主義がどれだけ日本の国体にそぐわないかも的確に吟味出来たし、郵政選挙にしたってその狂熱がどれだけ危険であるかも的確に判断出来たと思います。
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2009/11/5

ネトウヨが保守するもの  中道保守

ネット右翼が保守すべきものは『右派政権』で、守るべき伝統とは『明治維新』で、誇るべき神話が『ド●クエなどの北欧神話』で、道徳教育と言えば『キリスト教的価値観』だからね。

だいたいこの様な構造だから、いくら市場原理主義が国体や道徳意識を破壊したとしても、小泉改革を支持を続けるのは無理も無い。

福田恆存が言う様に軍の暴走は近代化の過程で行われた事だし、明治政府そのものも『フロッグコートを着た軍人』ともある様に、軍事政権であったのも事実だからね。

あの時は『西欧に追いつき追い越さねば植民地にされる』と言うご時世であって、そのために伝統破壊をしてまで西欧化を行ったのが大正デモクラシー。これによって政治家の質的劣化や堕落を産み出して、これをきっかけに軍の暴走を招来させた。

こう言う事から大東亜戦争にあたって『あの時は食うか食われるかの戦国時代だった』『日本以外のアジア諸国は列強の植民地であり、それを日本が解放した』とまでにホルホルと肯定はするが、『いくら西欧に追いつき追い越せとしても本家にかなわない』と言う教訓は忘れ去った。

これが連中の言う自分自身の國に誇りを持とうという歴史教育。

大東亜戦争当時には教育勅語の精神が歪められた事実も、合理的な判断より感情論が優先された質的劣化や戦略の稚拙なども見ようともせず、あの戦争はアジア解放の聖戦だ!それを見つめて誇りを持ちましょう!!などと言われてもねぇ。そのおかげで左派に今まで虐げられたから窮乏生活に耐えましょうとまでに戦時下と同じ状態になったからね。

そんなの三流マンガや時代劇にある安っぽい道徳論にホルホルしただけの話だろうが、そのようなものでまともな道徳など身に付く訳が無い。

しょうがないか、道徳教育の基本である『十訓』は逆賊の会津のもので否定して、キリスト教的価値観と安っぽいマンガ道徳論が道徳教育だと信奉している連中だからな。
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2009/9/21

純粋かつ先鋭的である者  中道保守

今回の選挙にもある通り、選挙民とくに地元民の支持がなければ選挙に勝てない。

これに関して『地方の事は地方議員に任せて、国会議員は外交や安全保障問題などの国益を唱えねばならない』とも言うが・・・

「国益優先」で知られる西村真悟が落選したのはなぜ?

とも言いたくなるだろう。ネット右翼がなぜ世間の支持が少なかったのか?とも考えれば景気が良好な時ならまだしも、不況の厳しいこのご時世では受けいられないと言う事は周知の上だろう。そう言う事でもとっとと積極財政でもやって『デフレギャップ克服』をすれば云いやすくなる様なものですが・・・

これに関して「選挙民は愚かであった、地方の事は地方に任せて、国会議員は国益を』とまでに言い出しかねないものだが、この期に及んで「政治や国益について考えない選挙民は愚かニダ」なとど云う寝言でも云うのじゃないだろうな?

それじゃますます選挙民がドン引きするものだし、足を引っ張るだけに決まってる。

あの西村真悟にせよ、山谷えり子などもそうだったからね。
山谷氏の場合は如何にドブ板選挙がウィークポイント、鬼門であり、「比例当選」でなければ不可能な存在であるのは判明してるけど、西村氏の場合は後援会などの支持者離れが激しかったために比例当選でなければならない事情が山積していた。

これは今回の選挙ではなく郵政選挙以前にも指摘され、危ない様に思ったけど、今回はそれが露呈した落選であった。

地方民が政治や天下国家に関わっていない事に関して危機感を覚え、受けいられない事もあって過激な発言をして盲を開くしか無いとせねば注目されない状態にもなり、ますます先鋭化して過激路線に走る。

『政治に関わらぬものは人間ではない』『我らは國益のなんたるかを知っている』と言う独善的正義に陥ったのではないか?それで選挙民を見下したのでは無いか?

こうともなると悲観的、皮相的に物事を考え、他者を厳しく批判して監視する事が大事と言う後ろ向きの発想になってますます過激化する。というものだろう。

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2009/8/27

中道保守としての原点回帰  中道保守

マスゴミからすれば、「カイカク」を続ける為には自民ではあまりにも都合が悪いからミンスにやってもらいたいとも思ってるでしょうね。

「カイカクを止めるな!」と言う点ではネトウヨも同じなのだが、今回は民主党批判に転じてくれた。それ自体は国民の目を覚ますためにも必要かつ重要なのは解るけど、アレではねぇ。

たしかにフェミナチの暴走も人権擁護法案も外国人参政権も重大だが、何より大事なのは『自民党がどのような経済政策を行い、これだけは絶対にやっておくべき事』を主張すべきではなかったのか?

具体的にいえば
『積極財政が出来るほど純資産の面では大丈夫だ』
『デフレギャップ克服の為に政府紙幣を財源にしなさい!!』
『生活保護はいただけないが、政府紙幣による定額給付金50万円で個人消費を刺激すべき』

と言う事を主張すべきじゃなかったの?

それにおいて『民主党はそこまで出来る度胸はありや?』とまでに訴える事も重要ではなかったのか?

まぁ、徹底的なケインズ政策で國を豊かにしたと言うが解っているのは自民党だがね。そう言う事で、麻生首相も積極財政を行おうとしたのだから、これぐらいの事は主張すべきだし、ミンスに取ってウィークポイントは『純資産』『政府紙幣』に対してあまりにも無知であるから、その点は突くべきだった。

だいたい諸外国が見ているのはマスゴミが言う『粗債務』ではなく、粗債務と純資産を割り引いた『純債務』であるが、これ自体もGDPの60%であるからまだまだ大丈夫だし、デフレギャップが500兆もあるからそれを元手にして積極財政をしたとしても「クラウディングアウト」や「ハイパーインフレ」が起きる心配も無いのにね。

これだけでも十分、マスゴミやミンスに取って『痛ーい』所を突いているのだし、『財源の面では大丈夫だ、國はしっかり守ってくれる』とまでに言えるからさぞかしメシウマな話だろうが!!

それで「政権交代は危ない」と言うのなら説得力を持っていたのにね。ただの批判だけではダメだよ、ネガティブキャンペーンだけでは。

これと言うのも『国民の事情を知らない』と言うより、保守の大衆化や右傾化によって極左の様な閉鎖的環境の中、視野狭窄を起こし、中道保守としての『合理的思考による柔軟な発想』を喪失、摩耗した事も原因の一つであるが。
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