先の○○地所を呼んだ会合に、まともに出席していた飼育者は1軒だけ。ほかの飼育者は、このまま黙ってりゃ、なんとかなるわい、とでも思っていたようです。そこで、ペット飼育について、住民どうしの会合を持つことになったのだが、そこに現れた飼育者も2軒だけ。その会合で決ったことは、
[1]まず、犬猫を飼っている飼育者に、ペットの申請をしてもらう。
[2]次回のマンション総会で、現ペットを一世代だけ飼うという規約案を立ち上げる。
[3]これが否決されれば、即、処分か退去。
この決定事項が全戸配布された翌日から、ペットを飼っていると思しきおばさん連中が、マンションの掲示板の前にあつまって色々話しをしている。いままでコッソリ飼っていたことが黙認されなくなる可能性が出てきたからです。
それからというものの、飼育者の態度の変わりようといったら、まるでマンガ。これまでツンケンしていた飼育者が『おはようございます。』とかいって挨拶を始めた。なんとか心証を良くして、総会での賛成票を一つでも多く取りたいからなんでしょうけれども、小賢しいにもほどがある...。
そして、総会まであと一ヶ月をきった頃、飼育者が『お願いの会』を開くので、参加して欲しい、というチラシが全戸配布されました。要は、なんとか一世代の飼育をみなさまの温情でお願いしたいという、調子のいいもの。
主催はペット飼育者有志。というのも、私が前回の会合で、『あんたら、飼い主な、なんとか理事会さまのほうで、会合ひらいて人をあつめて、とか言ってるけど、これ、あんたたち規約違反者の問題やで。そんなにペットが大事なんやったら、あんたらが主催して会合開いたらええやんか。』といったから。
どの面さげて会合開くのか楽しみでしたが、その内容というのが実にお粗末なものでした。一世代飼育のために、飼育規約のたたき台を作っているところなのですが、こうしたほうがいい、ああしたほうがいいというご意見を伺いたい、というもので、彼らの結論にはペットを手放すとか退去するといった選択肢はない、ということを表明するための会合だったのでした。

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