「気配」を研究されている方がいらっしゃいます。
東京大学生産技術研究所機械・生体系部門特任准教授
滝口清昭(たきぐち きよあき)氏です。
滝口氏は、準静電界に関する研究・教育に従事されていて、
この研究内容は超常現象にも通じるものがあって、
大変興味深いものがあります。
何か気配を感じて振り返ったら人が居た。
気配がしたと思ったら、暗がりの向こうから人が歩いてきた。
そんな経験が誰にでもあると思います。
気配は霊感にも関連する事で、
実際に見たり、聞いたり、匂いを感じるよりも早く感じ取る「気配」。
これには電気が関係しているのだそうです。
私達の体の周りには「準静電界」という「電気の膜」があり、
電界の大きさや、プラスマイナスは常に変化していて
それが気配の正体ではないかという事です。
体の中には微弱な電気が生じています。
筋肉を動す神経間の信号や脳へ情報伝達などです。
これらの体内の微弱な電気が重なり合い、
それが体外ににじみ出て、電気が体の周りを包んでいて、
それが準静電界という訳です。
準静電界は電波の様に伝わる事は無く、
体の周りにとどまり、
強くなったり弱くなったりしているのだそうです。
準静電界は人間だけでなく、
動物や植物にもありますが、
それらは非常に弱いので感じるのは難しいのだそうです。
この準静電界をキャッチできる動物が居ます。
サメ、エイ、ナマズなどの魚類、
哺乳類ではカモノハシなどがそうで、
これらの生物の体には準静電界を感知するセンサーが備わっていて、
視界や嗅覚が効かない状況でもこのセンサーを使って
高精度に餌を捕まえる事ができるそうで、
視覚や聴覚などよりも古い、
原始的な感覚器官だと考えられているのだそうです。
サメは3m離れた所から、
砂の下40センチぐらいの所に潜んでいるヒラメを捕食するそうです。
通信用の海底ケーブルがサメにかじられる事もあるそうで、
これは、サメがケーブルから発生する電界を
餌と間違える事によるそうです。
サメが電界を感知するセンサーは頭部の小さな穴にあり、
穴の奥には複数の有毛細胞があり、
これらが電界を感知し、
それを増幅させて認識しているのではないかと
考えられているそうです。
これに似た器官が人間にも有るそうで、
それが耳の奥にある内耳なのだそうです。
内耳には蝸牛というかたつむりのような器官があり、
この中に有毛細胞があり、
外から入ってきた音を振動として捉え、
電気信号に変えて聴覚神経に伝えています。
人間が準静電界である「気配」を感じる内耳で、
世の中には、流星の音が聞こえたり、
星の流れる気配が分かったりする人が居て、
流星観察に重宝されているのだそうです。
またある調査では、
大学生の二割が聞こえたり、感じたりするそうで、
これらの人が内耳で電界の変化を感知しているとしたら、
音が聞こえる事と、電界の変化を感知して気配を感じることは、
同じ事だと言えます。
また滝口准教授は、
体毛も準静電界を感じやすいといいます。
下敷きを擦って髪の毛に当てると、
髪の毛が下敷きに吸い寄せられる現象です。
細い産毛は電気刺激に敏感で、
「総毛立つ」とか「鳥肌が立つ」というのは気配を察知する力で、
皮膚感覚に近いかもしれません。
なので、
産毛の多い子どもや女性は、
気配を感じやすい傾向にあるのだそうです。
飼っているペットが、
自分が家に帰り着くちょっと前から、玄関で待っている事があるそうです。
それはペットが飼い主の準静電界を感じ取っている可能性があるのだそうです。
歩くと体にまとっている準静電界も一緒に動きます。
足をあげ、地面との距離が離れることで人が持つ電位が増幅されます。
つまり、じっとしている時よりも、
歩いている時の方が準静電界の変化が大きく、
20〜30m先まで電位変化が伝わる事が確認されています。
人は歩き方に固有のパターンが有り、
ペットはその変化を感じ取っているという訳です。
「気配」の準静電界は、
もしかしたら霊や霊感、霊能力に繋がる事なのかも知れません。
これらは少しずつ解明が進み、
将来霊や霊感、霊能力が、科学的に解明される日が来るかも知れません。
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