インチキ霊能者が使う手に、コールドリーディングという手法があります。
これは話術の一種で、
相手を観察して情報を読み取るものです。
インチキ霊能者は、相談者の協力を引き出します。
もちろん相談者は、インチキ霊能者に協力している事に気がついていません。
「自分には霊視で見えているけれど明確ではありません。
でも、あなたにはその意味が分かるかも知れません。
あなたが協力してくれれば、
その意味が分かると思います。」
などと言って相談者の協力を取り付けます。
次に相談者に質問をします。
インチキ霊能者は相談者を観察しながら、
誰にでも当てはまる一般的な事を質問してゆきます。
例えば、
「近年、あなたの周辺で病気をしたり怪我をしたり、
亡くなった方がいませんか?」
と聞かれれば、誰かひとりぐらい当てはまる人が居るでしょう。
また
「あなたのそばにお年寄りが寄り添っています。
その方はどなたか分かりますか?」
と言われれば、
相談者は、
それが自分の祖父母だったり、親類や先祖筋では無いかと、
勝手に推測して答えてしまうのです。
更にインチキ霊能者は相談者の答えを元にして反応を探ります。
前述した思い当たる故人の事にびっくりした相談者は、
インチキ霊能者に故人の情報を明かしてしまいます。
その情報を元にして、インチキ霊能者は質問を続けます。
そしてインチキ霊能者の推測が当たれば、
相談者はインチキ霊能者を信じこんでしまうのです。
もし相談者に否定されも、
インチキ霊能者は威厳を持って、
「私にはその様に見えています。」
と言えば、
相談者は「そうなのかな。」と思ってしまいます。
インチキ霊能者は更に情報を相談者から引き出します。
質問や言葉を相談者に投げかけて、
相談者のあらゆる反応、情報を引き出します。
インチキ霊能者は相談相手の情報精度を高める事によって、
相談者は自分の知らない事まで言い当てられた気分に陥ります。
こうなればインチキ霊能者の思う壺です。
相談者はインチキ霊能者にすっかり騙されて
金銭を巻き上げられてしまうのです。
コールドリーディングは話術です。
技術を習得すれば、誰にでも出来る事です。
特殊な能力ではありません。
霊視を使える訳では無いので、
具体的かつ正確な事は言いません。
コールドリーディングの特徴は、
●あいまい。
●あえて正反対の事を言う。
●相談者の不安、要求を引き出す。
●「はい」とも「いいえ」とも取れる言い方をする。
●相談者に想像・幻想を抱かせる。
などです。
一方、真の力を授かった霊能者の霊視は、
●具体的かつ正確。
●曖昧な事は言わない。
●必要最小限の質問しかしない。
この辺りはインチキと本物ではハッキリ違う所です。
ニセ霊能者のコールドリーディングに注意して、
ダマされない様に注意してください。
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