今回は座禅の話です。
おいらの家は、仏教の曹洞宗の檀家です。
曹洞宗は道元禅師が開いた禅宗のひとつです。
教義は只管打坐(しかんたざ)、ただ座れ。という事です。
曹洞宗では、心の中に仏があると説いています。
誰しもみんな、心の中に仏を持っていると言うのです。
人は悟りを開こうとします。
悟りとは乱暴な言い方をすれば、
「人は、どの様に生きたら良いのか。」
という事であり、
「物事の本質とは何か。」
という事でもあります。
曹洞宗では、心の中に仏がある、
すなわちそれは悟りでもあると説いていますが、
私たちは日々の生活に追われて煩悩にまみれ、
仏が見えなくなってしまいます。
それを正すには、心を無心にしてただ座れ、
只管打坐という事なのでしょう。
人は生まれた時には、まっさらな心で生まれてきます。
生きて行く上で、様々な体験をしたり、
様々な事を想ったりして、心が濁ってきます。
そうすると、心の中の仏が見えなくなってしまい、
時として、生きる方向を見失ったり、
誤った道を歩んでしまう事になります。
そういう事にならないように、
只管打坐、心を無心にしてただ座れ。
そうすれば、自分の心の中の仏が見えて、
悟り、すなわち、どう生きれば良いのか、
物事の本質は何かがおのずと分かる。
という事なのでしょう。
と長々書きましたが、
実はこれ、
おいらが仏壇に手を合わせている時に
何の脈略も無く、ふいに気が付いた事なのです。
きっと御仏様、ご先祖様が教えてくれたのでしょう。
曹洞宗の只管打坐については知っていました。
しかしなぜ只管打坐なのか、
その真の理由までは分かりませんでした。
無心になってただ座れば、
見えなくなってしまっていた大切な事に
気づく事ができると教えて頂いたのです。
人はどうしても、世間の荒波にもまれていると、
心(魂)が濁ってきます。
すると、神仏様のお導きに気が付かなくなってしまい
チャンスを逃したり、
道を誤ったりしてしまうのだと思います。
無心になって座禅をする事は医学的にもかなっていて、
疲れた脳を休める事にもなり、うつ病にも効果があるそうで、
あるうつ病を抱えた弁護士は、
自殺しようとした事も有る程のうつ病に冒されていたそうですが、
座禅でうつ病を克服したのだそうです。
思い悩んで疲れ切っている人にも
無心になって座禅をする事は、効果的な事なのだと思います。
最近では、ヨーロッパの医療機関が、
医学的効果があるとして、座禅を取り入れているのだそうです。
かのアップル社創業者、スティーブジョブス氏も
座禅を行って居た事は有名な話です。
その結果、数々の画期的な製品を生み出す事ができたのでしょう。
人は思い悩んで、自分ではどうする事もできなくなると
霊能者に頼ろうとします。
そして、インチキ霊能者に騙されて、
余計に傷つく事になります。
もし思い悩んでいる方がいらっしゃったら、
霊能者に相談する前に、
一度無心になって座る事を試してみたらいかがでしょうか。
禅僧の様な座禅を組む必要はありません。
楽な姿勢で、深い呼吸をしながら無心になれば良いのです。
最初は上手くできないかも知れません。
しかしやっていると、次第にできる様になって、
長時間の座禅もできる様になります。
もしかしたら、心の中の見えなかったものが、見える様になり、
問題解決の糸口が見つかるかも知れませんよ。
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