心霊怪怪疎にして漏らさず

先日、科学では説明の付かない

不思議な体験をしました。


おいらは昔から、

自分のクルマは自分で整備しています。

車検整備程度は朝飯前で、

昔は自分でエンジンをバラして

チューニングなどもしていました。


先日、

クルマで長距離を日帰りする重要な用事がありました。


２台あるワゴン車の内、

生憎一台はエアコン故障の為

整備工場に預けてありました。

そこで残りのワゴン車で行く事にして、

前日にタイヤとオイル交換を行いました。


前夜は仕事を終えて、

午後１１時にクルマを降りましたが、

それまで何ら異常はありませんでした。


それから約６時間後の早朝、

エンジンを掛けようとしたのですが、

力なく数回セルモーターが回っただけで

エンジンが掛かりません。

バッテリーが上がってしまった様です。


ガソリンエンジンで

オートマチックトランスミッションのクルマは、

電気でセルモーターを回さないと

エンジンが掛けられません。

バッテリーの電力が殆ど無い状態になっていたのです。


昨夜クルマを降りた時に

灯火類を点けっぱなしにして

バッテリーの電力を使い切ってしまったのかと思い、

スイッチを点検したのですが

点けっぱなしにしたと言う事はありませんでした。


そうなると

バッテリーの電力が無くなっている理由が分かりません。

急激に電力が失われてしまった事になります。

どこかで電気がリークでもしていたのか？

それとも発電機が壊れてしまっていたのか？


そこで正常な小型トラックを持ってきて、

トラックのバッテリーから、

ブースターケーブルでワゴン車のバッテリーに繋いで

直接トラックから電力を送る様にして

ワゴン車のエンジンを掛ける事にしました。

通常この方法でエンジンは掛かります。


トラックから間違え無くブースターケーブルを繋いで、

ワゴン車のイグニッションスイッチを捻ったのですが、

先ほどと同じ、

弱々しく数回セルモーターが回っただけで、

エンジンは掛かりません。

相変わらずバッテリー上がりの状況です。


この方法を使えば、

トラックから来る電力で

セルモーターが元気よく回って

エンジンが掛かるのですが、

弱々しくセルモーターが数回回っただけで、

エンジンが掛かりません。


ワゴン車のセルモーターの容量が大きく、

トラックの電力では不足している可能性もあるので、

トラックから故障したワゴン車のバッテリーに

２０分程電気を送り、

ワゴン車のバッテリーに電力を蓄電させた所で

再度エンジンを掛けてみたのですが、

状況は変わらずエンジンは掛かりません。


トラックからのブースターケーブルを外すと、

ワゴン車のセルモーターはもちろんの事、

他の電装品も作動しません。

ワゴン車のバッテリーには

全く電力が無い状態なのです。


一時間ほど奮闘しましたが、

結局エンジンを掛ける事ができず、

出かける事を諦めました。


車からバッテリーを降ろし部屋に持って行って、

充電器で充電する前に、

バッテリーの電力がどのぐらいあるか調べようと、

テスターをバッテリーの端子に触れさせた途端

ショートして火花が散ったのでした。


テスターの設定・電極に間違えはありません。

もちろんバッテリーの電極にも間違えありません。

そもそもバッテリーに電力が無いのに、

ショートして火花が散ると言う事はあり得ません。

不可解な事が起き続けているのです。


テスターの端子を接触させただけでスパークする様では、

バッテリーに何らかのトラブルが発生していて

危険で充電ができません。

件のバッテリーはそのまま放置して置きました。


それから６時間後、

昼頃にふと気になって

ダメになったバッテリーの電力を再度確認すべく、

再度テスターをバッテリーの端子に当てた所、

スパークする事も無くいつも通り、

正常値である１２.８Ｖの電圧を示したのです。

つまり、バッテリーは全くの正常だったのです。


そこでバッテリーをクルマに積んでエンジンを掛けてみたら、

何の問題も無くいつもと同じように

あっさりエンジンが掛かりました。


早朝の異常は一体何だったのでしょうか。

正常なトラックから

ブースターケーブルを繋いで電力を送ったにも関わらず、

セルモーターは回らず、

電力が無いはずのバッテリーがスパークし、

何もしていないのに、

昼頃には正常に戻って

普通にエンジンが掛かりました。


科学的にはあり得ない事です。


思うに、

きっと神仏様が何らかの理由で、

おいらを行かせなかったのだと思っています。

もし出かけたら事故に巻き込まれたり、

出先でトラブルが起きたりしたのかも知れません。

そうでなければ、

科学的にあり得ない

あんな不思議な状態は起きるはずがありません。


その後今日に至るまで、

ワゴン車は何の問題も無く走っています。

科学では説明がつかない、

全く不可思議な出来事でした。



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イタコは東北地方に伝わる信仰・文化です。

イタコは、

先天的または後天的に目が見えないか、

弱視の女性の職業だったそうです。

青森県下北半島恐山のイタコの口寄せはあまりにも有名です。


イタコは霊的な力で、

故人の言葉を生きている人に伝える仲介者で、

氏子の寄り合いや祭りなどの時に、

亡くなった方や祖先の言葉を伝えます。

恐山では、

夏と秋にイタコの口寄せが行われています。


一部のイタコは交霊の際に楽器を用いる人も居て

これらは農村信仰などで用いられた

日本古代音楽の名残だと言われています。


イタコは口寄せの際、

数珠やイラタカ数珠を用いますが、

一部のイタコは交霊の際に

梓弓（あずさゆみ）と呼ばれる

弓状の楽器を用いることがあり、

他に倭琴（「やまとごと」または「わごん」）や

太鼓なども用いられます。


これらも農村信仰などで用いられた

日本の古代音楽の名残とされ、

日本の伝統音楽史において

現存するうちの最も古いものの一つとされています。


さて、イタコが霊能者なのかというと

イタコは霊能者ではありません。

特殊世界の分類からするとイタコは

「霊媒師」にあたります。

それも、自分の体に霊を降ろす

「特殊な霊媒師」という事になります。

霊媒師と霊能者の違いは、過去ログ

「霊媒師は霊能者ではありません」

をご一読ください。
http://blog.ap.teacup.com/sinreikaikai/228.html


通常霊媒師は自分の体に霊を降ろす事はせず、

「霊媒」と言われる助手に霊を降ろして交霊を行います。

しかしイタコは自分の体に霊を降ろしているので、

特殊な霊媒師と言えるのです。


イタコが本当に故人の霊を

自分の体に降ろしているのか？

おいらは懐疑的に思っています。

本当に自分の体に霊を降ろしていたら、

心身が持ちません。

おそらく降ろしてはいないでしょう。

インチキだと言えます。


でもイタコはそれで良いのだと思います。

イタコは「信仰や文化の儀式」を行っていて、

国の選択無形文化財にも指定されています。

地域の文化として古くから根付いているので、

特殊世界がどうのこうのという筋合いの物では無いのです。


イタコを訪れた遺族が、

イタコの口から故人の言葉をきいて、

心癒されれば、それで良くて、

それは、古くから続く伝統文化なのです。

そこがインチキ霊能者とは大きく違う所なのです。


イタコに口寄せを希望する多くの人は、

「水子と話をしたい。」

という高齢の女性が多いのだそうです。

我が子を自分の腕に抱く事ができなかった、

子を思う母親の切なる願いなのですね。


昔は沢山いたイタコも今は数十人になってしまって、

イタコに口寄せをしてもらうには、

何時間も並ばなくてはいけないのだそうです。


イタコになるためには、

厳しい修業をしなければならず、

現代では、イタコになる人が年々減って、

危機的な状況になりつつあるそうです。


イタコの口寄せとは別に、

おいらは昔から一度恐山を訪れてみたいと思っています。

以前行こうとした事がありましたが、

体調を崩して行く事が出来ませんでした。


恐山は霊山ですが火山であり、

その自然にも大きな魅力がある場所なのです。

温泉も数か所湧き出ており、

参拝者は自由に入浴できるとの事で、

それも楽しみの一つでもあります。


機会があったら、

是非一度恐山を

訪れてみたいと思っています。


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