言霊とは、
神道の思想によるもので、
声に出しだ言葉は、
現実の事になんらかの影響を与えるものだとされています。
良い言葉を発すれば良い事が起こり、
悪い言葉を発すれば悪い事が起きるというものです。
女子プロレスラーでタレントでもある木村花さんが、
22歳の若さで自ら命を絶ってしまいました。
母親宛てに
「ごめんね、生んでくれてありがとう。」
と書かれた遺書が見つかりました。
哀悼の意を表するとともに
こころよりご冥福をお祈りいたします。
花さんは亡くなる直前と思われる午前3時に、
自身のSNSを更新しています。
そこには
「愛してる。楽しく長生きしてね。ごめんね、さようなら。」
というメッセージが残されていました。
この異変に気が付いた花さんの友人が、
急ぎ花さんの元に駆け付けましたが、
間に合いませんでした。
花さんはどうして22歳の若さで
自ら命を絶ってしまったのでしょうか。
花さんの母親も元女子プロレスラーで、
花さんは小さな頃から母親とプロレス観戦に赴き、
選手や関係者から可愛がられ、
そんな事もあって女子プロレスラーになりました。
女子プロレスラーの傍ら、
タレントの仕事もしていまいた。
花さんは、
母親が元女子プロレスラーであり、
ルックスも良くて身長も高かったのですが、
運動神経は普通だったそうです。
なので、
飛んだり跳ねたりの派手な技は無く、
花さんが繰り出す技はオーソドックスだったそうです。
花さんはそんな自分の身体能力の事を理解していて、
その上で自分をどう売り出せば良いか努力していました。
ルックスが良いので、
ベビーフェイスで売り出す事も出来、
母親も元女子プロレスラーでしたから、
親の七光りを利用する事もできたでしょう。
でも花さんはあえて反主流派を選び、
ヒール(悪役)として生きる努力をしました。
そしてその努力を表に出さない様にする
大変な頑張り屋さんだったそうです。
花さんが出演した人気リアリティ番組
「テラスハウス」の中の花さんの言動に対して、
ごく一部の視聴者がSNS上で
執拗な心無い誹謗中傷を浴びせました。
花さんはその事で精神的なダメージを受け、
自ら命を絶ったのではないかと言われています。
テラスハウスに出演する事は、
名前や顔を知ってもらう為もあり、
またレスラー以外に活躍の場を広げる為にも
出演したのでは無いかと思われます。
この番組には台本は無いと言われていますが、
番組の進行上、
台本や演出が全く無い事はありません。
番組の進行や演出、編集に
問題があったのでは無いかと言われています。
また製作者側は花さんが亡くなる前に、
問題の箇所をネット動画に上げて、
煽っていた節もあるとの事です。
テレビ局・番組制作者に対しても批判が集まり
社会的問題になり、
当該番組は打ち切りになった様です。
何はともあれ、
番組の中の花さんの言動に対して、
執拗な誹謗中傷が繰り返され、
花さんはその事で思い悩んでいたのは事実です。
執拗に誹謗中傷を繰り返していた人物は現在、
書き込みとアカウントを削除して逃亡した様です。
その後も誹謗中傷を書き込んでいる別の者もいる様です。
これらの行為は問題となって、
SNSなどで誹謗中傷する者の情報開示を容易に出来る様に、
国は法改正する動きをみせています。
言葉は人を幸せにも不幸にもします。
正に言霊です。
日本人は古来より、
言霊と言う概念を持ち、
自分が発した言葉には責任を持ってきました。
しかしネットの発達と共に、
姿が視えない事を良い事に、
責任を持たない誹謗中傷の発言が増えました。
そしてその事が、
この度の様な事件を引き起こし、
同様な悲劇があちこちで繰り返されています。
花さんを誹謗中傷した書き込みは
サーバーに記録が残っていて、
書き込んだ者を特定する事ができます。
書き込んだ者は、
親族から損害賠償請求を起こされる可能性があります。
また刑事事件に付される可能性もあります。
番組制作会社や、
放映した放送局も同様です。
木村花さんを死に追いやった者、
執拗に誹謗中傷を繰り返していた者は、
法的に責任を問われる事になるのでしょう。
言葉は時として暴力になります。
人の命を奪う事にもなります。
発言する時に、
その辺りの事を認識し責任を持つべきです。
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