2020/5/27  10:40

「なぞなぞ」第三回2  お知らせ・活動報告

漢字・仮名・いろは歌・五十音図
                   宇佐美進一 
漢字の成りたちは絵文字です。「象形文字」と言います。山・川・魚・鳥などです。
〈問1〉「易」は、ある動物です。何でしょう。

〈問2〉わたしの書斎にある『大漢和辞典』十三巻(大修館)には( ? )字あまりの漢字がおさめられています。その数を、想像して答えなさい。
中学2年までに習う「学習漢字」は、1,110字、新聞などで読み仮名を振らずに出てくる「常用漢字」は、2,136字、(他に、人名用漢字が861字)。日常生活に必要な漢字は、約3,000字、小説や評論などを読むには、6,000〜7,000字を知っているのが良いと言われています。
漢字を借りて自分の国の言葉を表してきた、ベトナムはローマ字化がすすみ、北朝鮮はすべてハングル、隣の韓国もハングルが多くなり漢字が消えそうになっています。
日本は、中国にない字も創り出しました。それは、「国字」とよばれています。
俤・俥・働・凪・凩・匂・噺・峠・杣・枠・栃・榊・蛯・裃・躾などたくさんあります。
 日や月はそれぞれ「象形文字」ですが、合わせると「明〈あかるい〉」という新しい漢字が生まれます。山と石で「岩」、木と木で「林」など、「会意文字」です。

〈問3〉「明」の古い字体は「朙」です。たて二つに割った左半分は何を表していますか。「一」の上に点を打って棒を立てれば「上」、反対が「下」。これらが、「指事文字」です。
成りたちで一番多いのが「形声文字」。文字の片方が意味を(意符)、もう片方が発音を
表す文字(音符)です。たとえば、「河」、「吾」、「銅」などがそうです。

〈問4〉次のイ〜ハを読んでください。(辞書で調べて、確認してください)
イ、 行進 行列 行脚  ロ、経緯、経文、看経  ハ、請求 起請(文) 普請

〈問5〉わ行の「ゐ」(爲、為)、「ゑ」(惠、恵)、ワ行のヰ(井)、ヱ(惠の草体、慧の略体の両説がある)を参考にして、ひらがなとカタカナの五十音図を完成しなさい。

香より:慧の字の心の上の真ん中部分。漢字が見つからず表記ではヨになっていますが、突き抜けていて、正しくは彗です

〈問6〉次の47文字の「以(伊)呂波歌」を、ひらがなとカタカナに直しなさい。
(「今日」は「きょう」ではありません。47字すべて違う字です。濁点はいりません。
  色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ 有為の奥山今日超えて 浅き夢見じ酔ひもせず  (「匂へ」、「有為」、「今日」、「酔ひ」は、旧かなづかひです)
○「五十音図」は50音、「いろは歌」は47音ぴったりで、書いてください。
○『広辞苑』、『古語辞典』などで、ひらがなとカタカナの元の漢字を調べましょう。
 あ 安  ア 阿のこざとへん    わ 和  ワ 和のつくり、○(輸)とも
 い 以 イ 伊のにんべん ゐ 爲 ヰ 井の略体
 う 宇 ウ 宇のうかんむり う 宇 ウ 宇のうかんむり
 え 衣 エ 江のつくり ゑ 慧 ヱ 慧の略体、惠の草体の部分
 お 於 オ 於のかたへんの草体 を 遠 ヲ 乎の初めの3画
「か・さ・な・は・ま・や・ら」の7行も、「一日一行」で、しらべてみましょう。

◎25日、「非常事態宣言」が取り消されました。先ずは喜び、さらに警戒しましょう。

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2020/5/27  10:14

「なぞなぞ」(第三回1  活動報告

緊急事態宣言が解除されました

しかし、コロナウイルス感染の心配はいまだ解決されたわけではなく、日常の生活に戻るにはまだ少し時間がかかりそうです。
剣道の稽古、水月の活動再開もどのようになるか、今トモコさんが情報を集めてくださっています。
詳細が決まりましたらお知らせをします。


さて、宇佐美先生の「なぞなぞ」第二回は如何でしたか?
いろは歌と十二支を書くとすぐ解けるなぞなぞ、解き方の法則を発見すると簡単に分かる問題が多いとのことですがなかなか難しいものがありました。

最後の、剣道とかけて・・・・
どなたか良い答えが見つかった方いますか?
解けた方、コメントにアップして紹介してくださ〜い。
小団治先生ならばすぐに分かったでしょうね

さて、「なぞなぞ」第三回の問題が届きました
今回は漢字がたくさん出てきます。
先生からの原稿をWordに入力したのですが、漢和辞典だけでなく、久しぶりに古語辞典も開きました
でも、調べればわかりますよ。頑張って解いてください

問題は次の投稿に掲載します
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2020/5/17  11:09

宇佐美先生からの「なぞなぞ」第二回  活動報告

 第一回の答えに続き、第二回のなぞなぞです

    

       「なぞなぞ」(第二回)

 この世は全て「なぞ」だらけ。謎解きを楽しみましょう。
1、 扇破れて二つになる。(地名です。美しいところです)
2、 梅の木を水に立て替えなさい。(広い、広い。漢字1字)
3、 いろはほへと。(羽をバタバタ、カケー。漢字1字)
4、 嵐の後、紅葉(もみぢ、旧かな遣い)が道を埋める。(今朝は寒いね。漢字1字)
5、 風呂の中で、五七五を考える。(風呂の中で俳句とは、風流ですね。漢字1字)
6、 きつね、途中で返る。(見上げてごらん、夜の空を。漢字1字)
7、 二十人木に登る。(ゆっくり味わいたいですね、草人木。漢字1字)
8、 婆(ばば)には二度会って、爺(じじ)には一度も会わない。(声に出して。漢字1字)
9、 命は笛の間。(十二支とイロハ歌を書いてみましょう。漢字1字)
10、宇佐も宮 熊野も同じ神なれば、伊勢・住吉も同じ神々(良い声です。「○グ○○」)
○(大人に、おまけ)十里の道を、今朝帰る。(飲みすぎに、ご注意)
◎「掛金」とかけて、〈浪速の人〉「大船」と説く。その心は、「港に(皆戸に)つく」・京の人「女」と解く。「殿さん〈戸の桟〉につく」・〈江戸の人〉「茶碗酒」と解く。「掛けて(引掛けて)から」寝る。(「剣道」とかけて、「○○」と解く。その心は、「○○」)


    

前回のなぞなぞは辞書やネットを調べれば結構答えがわかりましたが、今回の問題、私が思うになかなか難しそうです

難しそう〜〜とのつぶやきに、宇佐美先生からは
今回はなぞなぞらしいなぞなぞ  調べても解らないと思います 
道筋にきがつけばそれほど難しくはないでしょう、とのお返事

イロハ歌に十二支  知らない子供多いと思いますので、ご両親から聞いてください
ご家族で一緒にお考えくださいとのメッセージです

大人は変に考えすぎてしまいます
頭の柔らかい子どもの方が閃くかもしれませんね

因みに、今回の答えは書かないそうです

気になって仕方がないですT_Tと申し上げたら、ある時ひらめきますとのお返事

緩んでしまった脳みそを復活させるべく、大人もチャレンジしましょうグー汗


答えが分かった子供たちは、先生にお手紙でもハガキでも良いので送ってみてください
お返事くださいますよ

どうしてもわからない時は、
水月の稽古でお友達とあった時に、お互いにわかった?と会話しましょう
宇佐美先生〜!?、ヒント下さいゴメンと聞きに行っても良いですね

なぞなぞ、次は・・・
漢字と仮名のお話とのこと

楽しみに待ちましょう

宇佐美先生 いつもありがとうございます
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2020/5/17  10:46

「なぞなぞ」第一回の答え  活動報告

連休明けから、夏がやってきたかのような陽気です
相変わらずの自粛生活で、息子が太ってしまいました・・・なんて話も聞きます

後もう少しの我慢でしょうか

さて、宇佐美先生からのなぞなぞ 第一回目の問題は如何でしたか?
答えをお手紙で送ってくれた子どもがいて、とても嬉しかったとおっしゃっていました

第一回の答えと、第二回のなぞなぞが、キンチョール様へ、と書かれて届きましたので紹介します

まずは第一回の答えです



「なぞなぞ」(第一回)の答え
                   宇佐美進一 
1、 「酢四」、(子どもたちに向けて、やさしくしました)『万葉集』巻十一にあるのは次。
言云者 三三二田八酢四 小九毛 心中二 我念羽奈九二(2581)
 言(こと)に云へば 耳にたやすし 少なくも 心の中に 我が思はなくに
(言葉に出して言うと、やすやす何でもなく聞こえる。しかし、心の中では、いいかげんに思っているのではありませんよ)
 難波人 葦火燎屋之 酢四手雖有 己妻許増 常目頬次吉(2651)
 難波人 葦火焚く屋の すしてあれど 己が妻こそ 常めづらしき
(難波人の葦火を焚く家のように、煤(すす)けてはいるが、自分の妻こそいつもかわらずに可愛いことよ)

2、「可里」は、「雁(カリ)」。秋になると、「カリカリ」と啼いて渡ってきます。だから、
  「雁が音(かりがね)」も「雁」のことです。動物名「ガン」は、音読みです。

3、「鶏」は、「かけ」。鳴き声です。「旭時等鶏鳴成(あかときとかけはなくなり)」「あかとき」は「あかつき」。島崎藤村の「朝」という詩に「朝は再びここに在り 朝は我等と共にあり〈略〉諸羽(もろは)打ち振るくだかけは 喉(のんど)の笛を吹き鳴らし〈略〉」とあり、曲もついています。「くだかけ(くたかけ)」も「カケ」と同じです。

4、「蜂音」、「」。これは、すぐに分かりましたね。

5、「十六」、「しし」。4×4=16

6、「八十一」、「くく」。9×9=81

7、吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を「嵐(あらし)」といふらむ

8、雪ふれば木毎(ごと)に花ぞ咲きにけるいづれを「梅(うめ)」と分きて折らまし



如何でしたか?

このあと、第二回のなぞなぞをアップします


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2020/5/13  11:06

(無題)  雑談

ずいぶんブログを更新していなかったので、近況など書かせていただきます


皆様いかがお過ごしでしょうか



水月の稽古にこそ行けない日々ですが、ブログを通して先生方のお言葉を頂いたり、皆さんと繋がれるコミュニティがあることを嬉しく思います


とはいえ体はなまってしまっているので、ブログに書いてくださっていた日本剣道連盟のトレーニング動画などやってみました


なかなかキツイですね、、
でも、体感トレーニングやストレッチなど普段なかなか気を配れていなかった部分に気付かされ、大変勉強になります


それから2日に1回は家のすぐ近くの公園で、夜、父と向かい合って素振りをしております

みなさんはどのようにされているのでしょう?

人と向かい合って素振りをすると、意識することが変わってきて、一人で振るのとは違う稽古になるような気がします

また、相手がいると自然と礼をするところから始まるのですが、気持ちが整理される感じがするので、一人の素振りの時も意識しようと思います





また皆さんと稽古できる日を楽しみにしております

大変な状況ではありますが、皆様がそれぞれの環境で少しでも心豊かな日々を過ごせますように( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
7

2020/5/7  22:02

宇佐美先生からのなぞなぞ第一回  活動報告

皆さんに何か楽しいことを送りますとおっしゃっていた宇佐美先生から、皆さんに、楽しくて、ちょっと難しいなぞなぞが届きました

合宿に来ている人たちはご存知ですよね
いつも、へえ〜と感心。子供たちも興味深々です。
宇佐美先生に代わって、皆様にお届けします

     

また非常事態宣言が伸びました。こどもたちは、水月の会員たちはどうしているでしょう
少しでも気晴らしになればとなぞなぞを送ります
来週はまた何かを書きます
そこに答えも書きます  

    ?えんぴつ??えんぴつ?

 「なぞなぞ」                   宇佐美進一 

世界に、ことばはあっても、字をもっていない民族がたくさんあります。
日本人もそのひとつでした。

字を持たないと、声のとどかない遠くにいる人や、後の時代に生きる人に、自分の気持ちを伝えることができません。
そこで、日本人は、中国の漢字を輸入しました。

役人たちは、すべての記録を、漢文で書きました。だから、漢文の勉強が一番大切だったのです。

でも、日本人は日本語で話をしていました。自分の心の叫びを日本語で歌っていました。

その歌を、日本語で記録できないものかと考えた人たちがいます。そこで考え出されたのが、「万葉仮名〈まんようがな)」です。

「仮名〈かな)」は、「かりもの」という意味です。
「漢字(かんじ)」は、「ほんもの」という意味で、「真名〈まな)」とよばれました。
日本語を表すために、漢字を借りたのが、万葉仮名です。
その当時の中国の発音〈音オンといいます)を借りたり、その字の日本語の意味をあてたり〈訓くんといいます)しました。

なかに、なぞなぞみたいな万葉仮名もあります。ですから、日本で一番古い歌集の『万葉集』の歌には、まだ読めていない言葉、よみとけない歌が少なくありません。

中国のなぞなぞに、「字謎(じめい)」があります。その一つに、万葉仮名にもつかわれたものがあります。

  山上復有山 「山の上にまた山がある」これなあに?

「なぞ」とは「何ぞ?」ということです。「なに?」「これなあに?」が「なぞなぞ」です。
このなぞは、合宿で、お話したことがありますから、覚えている人もいるでしょう。
分からない人は、山という字の上にもう一つ山という字を書いてごらん。

ほら、わかったでしょう。『万葉集』では、この5文字を「いづ」とよみます。


ここからが、みなさんへのなぞなぞです。お家の人に手伝ってもらってもいいですよ。

1、 「酢四」、たべもの。日本を代表する食べ物の一つですよ。
2、 「可里」、鳥のなまえ。渡り鳥です。秋になると列を作ってやって来ます。
3、 「鶏」 ひらがな2字。原文、「旭時等鶏鳴成(あかときと○○はなくなり)」
「鶏」は、「庭つ鳥(にわのとり)」です。鳴き声を考えてごらん。
4、 「蜂音」、ひらがな1字。どんな「音」でしょう。
5、 「十六」、ひらがな2字。同じ字をかさねます。
6、 「八十一」、ひらがな2字。同じ字をかさねます。
つぎの2問は、万葉仮名ではありません。漢字1字で○のところをうめましょう。
7、 吹くからに秋の草木のしおるればむべ山風を○というらむ
8、 雪ふれば木毎(ごと)に花ぞ咲きにけるいずれを○と分きて折るらまし

     

次回をお楽しみに!!

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2020/5/7  9:36

水月  雑談

昨日のTVのクイズ番組で
(観た方もいらっしゃるかと思いますが)


クリックすると元のサイズで表示します

水月はクラゲなんですね。ちょっとイメージ
いえいえ、クラゲのように、フカフカ、ゆったり、柔軟に、いきましょう
4

2020/5/2  22:32

ナオキ先生から水月の子供たちへ!!  活動報告

水月の少年少女の剣士の皆さん

お待たせしました。
ナオキ先生から届きました、
水月の稽古の無い間、毎日自分で出来る稽古とその目標を
発表します

小団治先生も、是非やってくださいとおっしゃってますよ
ファイト!!

☆☆☆☆

毎日素振りをしましょう

竹刀を振れない人は、
竹刀を持たなくても竹刀を持ってるつもりで手を中心線(体の中心)から外れない様に振り上げ降り下ろす。
その時に面打ちの高さで腕を止める。

足さばきは摺り足で前後左右(左足の踵が上がりすぎないように)、周りに気を付けてすること。

一週間で1000本位を目標にそれ以上出来る人はいくらでも!

1日で割ったら150本くらいだから大丈夫!

一気にやらなくても少しずつやればいいから!

そして

普段の生活の中でも剣道が上達する動きは沢山あるので考えて下さい!
例えば階段や段差を上がるときに踵をつけないとか!


☆彡☆彡☆彡☆彡


5月も外出自粛の生活が続きます

継続は力なりと言います
毎日続けることが大切ですよ

お父さん、お母さんも子供たちと一緒にいかがですか?
きっと水月の稽古が始まったら、一緒に剣道をやろうかな、と思いますよ
多分





5

2020/5/1  22:49

自宅で稽古を  活動報告

皆様
宇佐美先生からのメッセージ届きましたか?

連休開けたら、そろそろ稽古が出来るかと心待ちにしていたのに、
外出自粛の生活が5月末まで延長になり、がっかりしている子供たちも多いと思います

赤鬼さん、青鬼さんから、子供と一緒に竹刀を振っていますと書かれていましが、
子どもたちのお父さんからも、一緒に素振りを始めようと思いますとのメールも届いています。
また、竹刀を振るのに、子供たちの学年や級にあわせて達成目標など示してもらえると、との声もありました。
ナオキ先生が何か考えようかな?と言ってましたよ

どんな課題?目標?
楽しみに待っていてくださいね
5

2020/5/1  22:45

宇佐美先生から子供たちへメッセージ  活動報告

水月の子供たちに、宇佐美先生からメッセージが届きましたので、
ブログに掲載させていただきます


こころに太陽を持て くちびるに歌を持て
                          宇佐美進一

やく2か月、皆さんは、よくがんばってくれました。よくしんぼうしてくれました。
ともだちと会って遊びたかったでしょう。学校へ行って勉強したかったでしょう。
剣道も、3月8日いらい、ずっと休みです。思い切り体を動かしたくなったでしょう。
わたしも同じです。

テレビのスイッチを入れると、
「ステイ・ホーム(お家から出ないでください)」
という呼びかけが、いくども聞こえてきました。
 ずっと家にこもっていると、イライラすることもあるでしょう。

 そんな時に大切なのは、笑顔です。そして、挨拶(あいさつ)です。
「おはようございます」・「いただきます」・「ごちそうさまでした」・「おやすみなさい」は、
もちろんですが、もっと大事なのは、「ありがとう」・「ごめんなさい」です

 いつも笑顔で「ありがとう」と言える人は、「こころに太陽を持つ」温かい人です。
 自分に三分の理があっても、七分の非があれば、「ごめんなさい」と言いましょう。
 この連休中の「ステイ・ホーム」は、長い時間を家族と過ごすまたとないチャンスです。
 歌は、気持ちをなごませてくれます。みんなで歌ったり、1人が歌うのをみんなで聞いたり。「歌あればこそ世は楽し」です。


 わたしが子どものころ、日本は「15年戦争」の最中でした。アメリカの飛行機の爆撃をさけるため、灯火管制(とうかかんせい)といって、電灯を黒い布でおおい、その下の卓袱台(ちゃぶだい)とよばれたテーブルを囲んで、ご飯を食べたり、本を読んだり、歌をうたったりしました。その小さな幸せは、すぐに吹き飛びました。

 1945年3月10日、東京大空襲(くうしゅう)があり、焼夷弾(しょういだん)の雨がふり、ひと晩で、10万人が焼け死にました。
 すぐに、3年生の私と1年生の弟は、親元離れて、茨木県へ疎開(そかい)しました。
 3月10日の空襲からはまぬかれた池尻(いけじり)の家でしたが、5月24日の3度目の大空襲で丸焼けになりました。(父は戦地)祖母・母・妹2人の4人は、煙と火の中を逃げ惑ったといいます。

 わたしと弟は、個人疎開していた茨城県から長野県へ集団疎開。さらに、祖母・母・妹の疎開先、新潟県の佐渡島(さどがしま)へ移りました。
 佐渡島でほぼ1年を過ごした8月6日広島、9日長崎にアメリカの原子爆弾が落とされ、数かぎりない人々が殺されました。8月15日、日本は、敗戦。

 1946年3月、東京に戻り、下北沢の借家住まい。戦後の食糧難の日々でしたが、母は笑顔と歌を絶やすことはありませんでした。


 現在、コロナ戦争の真っ最中、世界中が見えない小さな強敵と戦っています。
 みなさんも、笑顔と歌を武器にして戦ってください。
 本を読んだり、素振りをしたりもお忘れなく。ご無事を祈っています。お元気で。

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