2010/7/28  10:04

不動産賃貸事情@続き  日常業務の出来事

先日のテーマの続きをお話します。


6〜7年前のこと。


まだ当社が大口で店舗をかまえていた頃、

70代半ばくらいの女性のお客様が

お部屋さがしで入ってこられました。


「主人が、足が悪くてねぇ。
 
 今のことろじゃ家賃が高いのと
 段差が多くて大変なのよ。
 私も主人を支える力もなくて。
 1階のお部屋で日当たりの良いお部屋を
 探してほしいんだけど」


いろいろと探し、物件の見学も行き、
ご主人様と奥様と3人で、いろいろとまわりました。
いくつか物件が見つかりいざ申し込みをしたところ、


「70代」ってだけで断られたのです。


その頃の私は、まだよくわからなくて、食いつきました。



「なぜ、70代がだめなんですか?」



「いやぁ〜高齢の方はちょっと〜・・」



「高齢でも元気ですし、自転車も乗ってるし、
 ちゃんと年金で生活しています」



「いやぁ・・いつどうなるか、わからないでしょ〜・・」



血の気がサーとひきました。



「いつどうなるのかわからないのは、誰だって同じじゃないですか。」



「申し訳ないけど、他にあたってみてください。じゃぁ〜・・」




若かった私は、半べそかきました。笑



万が一。
の話があったとしても


殺人や物騒な事件が多いことより一生懸命生きて亡くなる方が
幸せな物件じゃないの?

なんなん?!
その断り方が気に入らない。


でも、お客様がなだめて下さり、第二候補の物件を申し込みました。
事前確認で、70代はOK。


だけども。
年金なのでダメ。でした。


お家賃の割合としても基準に合ってますし
(だいたい、審査ではお給料の3分の1未満、
 もしくは30%未満が基準)
問題ありません。


保証人も、現役で働いてるお子さんがいらっしゃいます。


賃貸は保証人が堅いとすぐ通るので、
逆に保証人が年金だと審査が厳しかったりもします。



そうもこうも言ってるうちに、候補の物件がなくなってしまい
数日間探していると、また見つかりました。


70代。年金。事前確認OKです。


3人で物件を見に行き、申し込みをしましたが、
結果が×でした。


次の理由は、大家さんが貸したくない、とのこと。
(だいたい本当の理由は言わないケースが多いですが)


お客様も少々、疲れてしまい、
「当分、今の家で暮らします。」とおっしゃって帰って行きました。



次の日、外回りから事務所へ帰ってくると
そのお客様がいらっしゃいました。



「この度は本当にありがとうございました。
 何も出来なくて申し訳ない。
 これ、お茶でも飲んで下さい。」


と、ぽち袋のようなものを頂きました。
そこには、「お茶代」とお客様の字で書かれていました。

お断りしましたが、お気持ちでもありますので
最後には有難く頂戴いたしました。


そして、中にはお茶代とメッセージのメモが入っておりました。
クリックすると元のサイズで表示します
お茶代といっても高額でした

〜昨日は、雨の中主人を案内して頂きまして

 本当にありがとうございます。
 
 主人も私もうれしゅうございます。
 
 コーヒーでも飲んで下さい。
 
 私共の気持ちです。

 これからも宜しくお願い致します 〜



というメッセージでした。


まだまだ未熟な私は、お客様から
このようなお手紙を頂いたことなんてなくて
本当にうれしくて涙が出ました。

こんな小さな会社の、
こんな小さな私が直面したということは、
このように困っている方は
沢山いるはずだ、と思いました。


これが、高齢社会の事情を大きく知るきっかけとなった
初めてぶち当たった壁でした。


きっとこの壁はずっとあるかもしれないけど


この壁を低くしてみせる。


この壁を薄っぺらくしてみせる。


そう思いながら自分なりに勉強してますが・・


昨日書いた通り、「福祉」だけで言いますと、



やはり現場が一番です。



私はしょせん建築・不動産の会社員であり



毎日、その現場に直面しているわけではないですから。




こちらのお手紙は嬉しすぎてずっと、大事に保管してます。



そのお客様は今現在、何をしているか、どこで暮らされてるかは



わかりません。



どこかで元気に暮らしていることを願っています。




感謝です
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2010/7/27  17:02

無事に終わり★  日常業務の出来事

先日からお部屋さがしをしていたお客様の
契約が、今日、無事に終了しました


お客様は、今年の1月頃、脳梗塞で倒れ、入院し、
麻痺や嚥下障害、失語症の後遺症が残り
コミュニケーションが筆談のみ可能、
外出は車椅子、という状態です。

首を縦に振ったり、
手で「違う」といったジェスチャーもできるし、
つたい歩きもできます。

聞くことも理解でき、お会いしている分には
何の不便もないのですが、


なかなかお部屋が見つからず
一度事前確認でOKだった物件も、いざ審査を通すと、

大家さんの気が変わってしまい
残念な結果になってしまったり・・。


生活保護なので賃料は53,700円までの
保証しかなく、地域も限られてきます。


弊社の近くの病院に入院されており、退院先が見つからないと
退院が出来ない、という状態ですので期日も限られており、
出来るだけ、保証範囲内の賃料でお部屋をご用意したかったので

沢山の不動産会社さんへお願いして探しました。

先日もお話しましたが、自立心があることって、
本人の状態回復にもとてもいいことだと思います。
そして、民間の企業さんが受け入れるからこそ、
豊かな街づくりの一つになるのではないでしょうか。


まず大きな会社さんは
最後までお話を聞かずにお断りされます。

街の不動産ですと、一生懸命オーナーさんに
交渉してくれるケースもあります。


本人がまだ若いので病院での生活が
メンタル的に辛い、という状態でしたので
「1日でも早く」というご要望でした。


ずっと頭を抱えてて、
社長に相談してみました。

すると、ご希望の地域を得意としている
仲間の不動産屋さんがいらっしゃったので、
社長が連絡をし、そちらの社長さんと直接お話をし

社長同士でOK!と、お話がつき・・


お客様をご案内したところ、とても気に入って頂き、
お家賃も保証額以上だったのですが、53,700円に合わせて頂きました。
(水道代も込みにしてくれました)


車椅子のお客様のご案内は、何度かさせて頂いてるのですが・・
いざ、現地へご案内していると、私は何も役に立てません。

だいたい、ヘルパーさん、ワーカーさん、介助の方、
作業療法士さんなど、様々な方たちが見守りながら
5〜6人でご案内するのですが、
一人ひとり、違う事を本当に実感します。

介護の資格を持っていることが情けなくなります。
やはり、現場が一番ですね。


でも。
ご依頼を受けてから約2週間で、契約に至ることが出来ました!
正直、地域限定、町名限定、というのもあり無理だと思っていましたが
一生懸命、探していれば、必ず見つかりますね。

いつも私は、難しい条件のお客様のご相談にのる事は多いですが、
難しいのは百も承知で来てくれてますので

「頑張って探せば必ず見つかりますから!」と
言うようにしています。

自己暗示でもありますが。。
確かに、大変だけど、見つかった時は嬉しいです。

お客様は7/30から入居可能です。
目的が7/28でしたが、ギリギリせーふ、ということで。笑


管理されてる不動産に出向くことが難しいので
書類はすべて当社でお預かりし、当店で契約が無事終わりました。


ホッとしました。


新人AKITAちゃんも重要事項説明を行い
うまく読み上げてくれました\(^o^)/


お引越しが楽しみです♪


当日は、ちょっとのぞきに行きたいと思います。



邪魔にならない程度に。笑
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2010/7/27  8:19


朝から元気をもらいに少しだけビーチへ行ってきました



サーファーは2名



とにかく暑い!!



焦げちゃいます。



熱中症の死者も過去最高だとか。


来週にかけて更に暑くなるみたいなので、水分と塩分はしっかりとって、熱中症対策してくださいね。



今日も暑さに負けず!




いや、負けてますがすでに、




でも暑さを乗り越えて!




元気に頑張りたいと思います(^^ゞ



でわ。

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