2019/1/4

一月の歌  短歌

この二年ほど新年の歌は「北沢郁子」さんの歌集から、折り目正しいあらたまのお歌を引かせて頂いていました。昨年北沢さんが95歳の天寿をもつて逝去されました。今年は自分の歌の中から新年らしい「明るい」歌を選んで七首ならべました。今年は時代も変り、心配や不安も起きて来そうですが明るいほうへ行ってくれればいいなと念じています。

「新年は」

あらたまに明るい方へ歩きたい、猪突猛進気を付けながら

純情をシンプルなレースで包みましょう ほら幸せなうさぎになった

新しい年の光が繭玉に踊るを猫とともに見ており

正月は「折句」遊びのつれづれに東下りの業平を想う

梅の下あふれる黄金の福寿草、見物客に幸せ配る

蒼天に月などかかり僕たちは疑いもなく明日を見上げる

灯をともしふと振り返る夕風にはつかに雪の香りまじりぬ

昨年暮れから私の歌は、何となく人生の終わりを見る様な歌が出てきて、年を取った証拠だなと思っています。「辛い歌でもあなたの歌は明るい」と言われていたのですから、やっぱり上を向いて詠って行きたいです。
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