2020/1/31

「NHK短歌」二月号  NHK短歌

ついこの間新年になったと思ったらもうじき一月も終わり、私自身はもうじき主人の手術と思うと、あせあせとした心とのんびりしたい気持ちで日々を暮らしています。
去年はなんだかダメだなあと思っていたNHK短歌は、何とか投稿を続けていましたが、12月の「一月号」に続いて「二月号」で、江戸雪さんに「矢」のお題で佳作に取っていただきました。

紛争の矢面に立ち萩の花ちらりほろほろ涙をこぼす   河野多香子

去年の秋ごろから、以前詠んでいた感覚が戻ってきて、やっぱり自然にまかせて自分の歌と思えるものが詠めればいいのだろうと思っていたのです。選者も変わっていきますし、歌の相性というものもあるなりに取られるようになったのかなと思いました。江戸雪さんありがとうございました。

この頃はN短テキストをキンドル版で買っているのですが(本が増えないように)、今号に今年四月からの選者紹介が載ってもうそんなに経ったのだと思わされました。四月からは松村正直、小島なお、寺井達也、栗木京子(胸キュン)の諸氏となるそうです。
家の先生はあちこちの若返りがご不満のようですが、今ネットに広がる若い裾野を吸い上げるには若い選者という事なのでしょう。初心者用の(胸キュン)にしっかりした先生を置くというのも大事なのでしょうが、栗木、佐伯の交代々々のため、古株の人が胸キュンに採られる事が多くなっているような気もします。
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2020/1/24

「うたの日」の薔薇  短歌

「うたの日」という365日毎日開催されているネット歌会があります。2014年の4月からですから、もうじき六年になろうという考えたら管理人さんはずいぶん頑張ったなあという思いです。私は始まってじきの四月の中ごろから参加して、初めのころは一部屋じきに百人近くなり三部屋になり、五部屋になりいまは七部屋になって、毎日200人前後が参加しています。それが毎日って、ちょっと考えたら気味が悪くありません?確かにツイッターにしろ、FBにしろ世界中をものすごい数が駆け回っているのだろうけど、これによって短歌の裾野は確実にひろがったと言えるでしょう。
初めのころは「大量の駄作が無駄に流れていくだけ」と悪くも言われたけれど、初期には初心者よりもネットで活動している猛者が集まってきたし、その人たちが卒業しても入ってきた初心者の目覚ましい進歩がありました。この二年ほどで新しい風というか、なにか違うものになってきたなという気もしたりします。

「うたの日」は投票制で♡一つと♪は好きなだけ、点数は♡一点と自分の投稿室で投票したときに着く一点だけが得点になります。♪には点がなくて,人気点というアバウトな部分を残しているのが、管理人の粋な計らいなのかもしれません(つまり、最高点でも本当は違うのかもしれないという)そこで部屋ごとに最高点を取ると薔薇の花が貰えます。はじめから通算の成績がデータのページに載り、段級が貰えて薔薇が100本で「先生」になります。
私はのろまな亀なので去年暮で49本五段でした。年内に一本取れればきりがよかったのに、結局ダメで今年一月八日に薔薇がついて、やっと50本六段になりました。その時の歌は

痛む手に右手を添えて介助する夫(つま)ありがたき白梅の道   (多香子)

で♡二つに♪八個、三点で六人横並びの薔薇でした。その三日前の歌

ガスの火の青い揺らぎを見つめてる湯が沸くまでのぬるい幸せ   (多香子)

は♡三つで四点でも八位くらいで薔薇にはなりません。まあ歌会の得票は形式にもより様々なので、悔しかったり、楽しかったりするものと思って気楽に出来ればよいのだと思います。
「うたの日」から育って結社に入ったり、NHKはじめ新聞で活躍する人の増えてきていることが嬉しいことです。
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2020/1/17

「四季」秋号の歌  短歌

年が変わったら寒くなって、この前の冷たい雨いらい腰痛が再発しています。年末に少し遅れて「四季」の秋号が送られてきました。十首を組むという楽しさも読んでくださった方の批評が欲しい気持ちに傾いてきますが、このご本にはあまり感想は寄ってこないみたいです。
七首、十首と連作に「この歌が好き」という話はあっても、このテーマにこの組み方はいい(あるいは悪い)というような話がないのは、結社誌などの月詠も選者が採歌して全部は載せないのが通例だからでしょうか。連作というのはこういうものという決まりもなく、方法論もないのでどなたかの意見もきいてみたいものです。

「芦雪の虎」

初冬の陽あたたかきまま憧れを抱きて上野も都美術へ行く

若冲より好きな芦雪の虎の図に上野で会いぬ かわゆし嬉し

そのかみはギリシャ神殿おもわせる大き丸柱並びし都美術

幼き日遊びたる庭整備され大黒天は区の文化財

アメリカに運ばれゆきて歳月を過ごせる虎はやわらかき虎

踏まれずに小さな犬は起き上がる芦雪の描く水牛の傍

ただ見たく想い焦がれし芦雪の絵奇想の構図は若冲を越ゆ

お隣の盆栽展を見る人も若冲ひいきもみな満足気

虎の図のなければ白き大山に猿の群れいる絵葉書買いぬ

根津駅へ勝手知りたる裏道をくねくね下れば痛くなる足

(長沢芦雪は、江戸時代の画家で丸山応挙の弟子。)
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