2021/8/27

日大の受診日と「読売歌壇」掲載  毎日歌壇他

コロナは爆発という感染状況で、せっかくワクチン接種は二回したのに安心していられない医療崩壊を迎えています。8月24日主人の日大の受診日で二人で行ってきました。六月までの主治医が退職になって木曜から火曜日の新しい医師に代わるので、なんとなく緊張するようなところもありましたが、話のしやすい気さくな人柄の医師で良かったと思いました。腎臓は悪くならなければ良いのだという事で、検査結果も下がらずに良かったです。
今は「何もしない」のも「コロナだから」と言えるので(もう何もしたくない私たちには)助かっています。でも、若い人が自宅療養と言われて苦しんでいるのは嫌だし、コロナ用ベッドを出せと他の病気を診ている病院に脅しをかける政治はもっと嫌。帰り道神社の塀に萩がちらほらと咲き始めていました。

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8月23日付「読売歌壇」黒瀬珂瀾選で掲載されました。読売歌壇は1年近く採られなかったし、黒瀬さんは初めての掲載なのでとても嬉しいです。

雨音を聞きつつ眠る八月も八大龍王は雨降らすだけ   河野多香子

ふり返れば毎年のように水害があるのだけど、今年の長雨による被害はことに凄かったような気がしました。「八大龍王雨やめたまへ」と昔の歌にあるように民衆が祈る間もないほどの豪雨で短時間に川があふれるなど(私の居るところは水害の心配はないのですが)ニュース画面に怖い思いをしました。黒瀬様ありがとうございました。
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2021/8/20

秀歌(100)鷲尾三枝子「角川」12首より  秀歌読みましょう

鷲尾三枝子さんは、2014年2月神保町の事務所で倒れ急逝した小高賢氏の奥さんで、二人とも「かりん」の歌人であった。あの時その事は「神保町」という場所の近さで記憶に残る(出来事)であったし、中静氏とも話題に上ったものだった。
それから少しして母の介護で週一に来てくれるヘルパーさんが台東区の短歌連盟に入っているので短歌の話などするようになった。そこの短歌連盟で新しく講師に招いた先生が鷲尾さんだというのを聞いて、ああ小高さんの未亡人でかりんの中堅の歌人だと記憶にききざみついたのだった。
そのヘルパーさんは浅草の金型職人さんの奥さんで、打ち解けて話を聞いたら「大相撲の賜杯」を作った職人さんだというのでびっくりしたものだ。人生はいろいろな邂逅があって、山も谷もあるけれどどこか面白い。
鷲尾さんの東京人らしい歌を「角川6月号」12首から5首をひく

<Sailing>

背とじ糸ゆるんでゆくのか歳月は死者を増やして住所録厚し

神田川なければさびし さびしいよ東京に生まれ死ぬる私は

午後三時感染者数をたしかめる慣いの日々のもう暮れてゆく

マスクして無言に一年やりすごす瞼やせれど眼差しつよく

しんしんと耳は韻きをもとめをりことに沁みいる今日の<Epitaph>

コロナ下の東京人の気持が私と同じ様で共感するところが多い。三首目の三時は今は四時四十五分に変わったが、みなテレビやネットで発表される数字を待ってそれで一日が暮れていくのだ。それはそれで記録しておくべき日常なのかもしれないと思う。
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2021/8/13

お墓参りと「毎日歌壇」掲載   毎日歌壇他

東京は七月お盆だけど、去年からコロナのせいで外出自粛と言われお墓参りも母の命日の八月八日だけになっていました。今年はずっと緊急事態宣言で、いいわいいわとお寺にも知らん顔をしていたので、八月九日に主人と二人でお墓参りに行ってきました。
本当は八日のつもりだったのが台風の関東接近に重なるので一日ずらしたのです。それでもダブル台風の余波は強風や突然の強い雨となり、凄く疲れた外出となりました。しみじみとお詣りなんてできなかったけれど、地下の納骨礼拝堂なので、雨もかからず石碑の代わりに電子パネルに四人の名前が出るだけですが、一瞬懐かしい様な感情も抱きました。
私たちは時代の変わり目にいて、私より若くて死んだお嫁さんたちが一緒の箱に入っているのかと、胸を突くものがありました。いつもは置いてくるお花や樒(しきみ)を持って帰って家のお仏壇に飾っています。

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八月二日付け「毎日歌壇」米川千嘉子選で掲載されました。七月から続いたので驚きでしたが、二席で評がついたのはありがたく、嬉しい事でした。

夫に添い銀行に行くも散歩なりビヨウヤナギの雄蕊(おしべ)がひかる   河野多香子

<評>衰えた夫に付き添う日常を少しでも前向きに、と作者。下句の景に綾(あや)がある。

主人の病気のことはお教室でもお話をして、歌にも詠み、先生も心配してくださっていたので、投稿の中にも報告のように日常を入れていました。前向きと読んでいただいて、力を頂いた気持ちです。ありがとうございました。
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