2022/1/28

「NHK短歌」2月号  NHK短歌

オミクロン株が予想通り感染拡大して東京では一万人を越えてしまいました。この上は早くピークを迎え早くピークアウトしてほしいと期待しています。
去年の暮れに少しは行動緩和できるかと思った人たちも、また旅行や飲み会が出来なくなりました。私は冬は動かない質なのでどうでもいいのですが、法事やクラス会の予定が立たないのが困ります。
     ****************************************

今年最初の「NHK短歌テキスト」2月号の佐伯裕子選「会」で佳作に掲載されました。

クリスマス会今年は出来ると教会の天使の像も喜びの歌      河野多香子

この歌を出した頃はデルタ株が収束しそうで、警戒も解けて忘年会、新年会などもやれそうな雰囲気があったのです。私自身は未だまだと何も企画していませんでしたが、歌の中ではそろそろクリスマス会が出来るぞという喜びを教会の人たちと飾られている聖母や天使の喜びと表現してみたかったのです。

N短は昔は佐伯さんによく佳作にとって頂いたのですが、この頃はご無沙汰でしたのでちょっと力を込めました。(力を籠めたら良いというわけでもないですけど)佐伯様ありがとうございました。私にとっては新年の喜びですね。
4

2022/1/21

秀歌(104)三枝昂之「角川」一月号より  秀歌読みましょう

「りとむ」主宰の三枝さんは長く歌壇の牽引者でありながら、地味な感じで私は距離感を感じていたが、山梨出身で県立文学館の館長と聞いてから親しみがわいてきた(げんきんな物だ)。
山梨県立美術館と文学館のある甲府郊外には何度か出かけて母や友達と、そして一人でとても良い時間を過ごした思い出があるからだ。あの広大な空間はミレーの絵とともに現実の日々をたまさかわすさせてくれたと懐かしい。
「角川短歌」の一月号はいつも多くの歌人の新春競詠なので、読みごたえがある中今回は三枝さんの10首から5首を引いてみる。

「無伴奏」

葉を脱いで枝を落とされ空拳の百日紅(ひゃくじつこう)が青空となる

秋の木立がさざなみとなり陽を散らす まなうらにまだ光が残る

目薬を注す、目をつぶる、三分の湖がある、ほとりへ歩む

みな去った豊かさだろう無伴奏チェロが終わって空が広がる

冬という簡素な暮らしこの丘になにも持たない大銀杏ありき


現在は川崎市在住なのでこの風景は多摩丘陵の丘の景なのだろうけれど、現実の景の上に静かな「無伴奏」の時間が流れているのだろうか。多くの歳月を越えて静かにくらす人の姿も写っている様な清潔な歌にさすがと感銘を受けた。
4

2022/1/14

「うたの日」のお題が面白い  短歌

「うたの日」は現在九部屋に分かれていて、それぞれにお題が出るのだけど、12月9日から次々と「舟歌」から「温」「燗」「がいい」「炙」「イカ」「でいい」「無口」「ぼんやり」「しみじみ」
11日「北の宿から」から「あなた」「変」「ない」「ですか」「日ごと」「寒」「セーター」「編」「未練」
次は「越冬ツバメ」から「娘」盛りを「無駄」にするなと「時雨」の宿に背を向ける人「報」われないと知りつつ「抱」かれ・・・など大ヒットの演歌からお題が出された。

年末のサービスか管理人さんのお題に詰まっての苦肉の策だったか、参加者の一人としては作歌意欲も刺激されて面白かった。四五日続いて終わりにするみたいだったけれどおしつまった28日も「北酒場」から「北」「酒」「場」「通」「長」「髪」「女」「似」「合」の題が出ていた。

こういう趣向の時はその歌に添った景を詠ってもいいし、すんと離れて別の事を詠っても成功すると思うので作歌につまっているときに気分も上向くのではないか。

私が三時の部屋に出した歌を載せておくことにする。

☆そうですか、お元気ですか、忘れたい人の消息を知る北の宿  (ですか)「北の宿から」

☆このごろはカラスもあまり訪れず五時の時報の「夕焼け小焼け」(報)「越冬ツバメ」

☆水彩画のように記憶はうすれゆくみゆき通りも銀パリの灯も  (通)「北酒場」

若い参加者が多い「うたの日」では、聞いたことがない演歌という場合でも、題というだけて考えれば普段と同じ題詠をすればよいので、ジェンダーギャップはあまりないと思われる。
4



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ