2019/11/8

「11月の歌」  

今年は台風が多かったということは、海の温度も高く秋の訪れがおそかった。近場の公園の紅葉は全然進まず、ビルの街の潤いがない気がしていた。小さな赤とんぼが来たと思ったら、すくに姿を消して雨の後には雀だけが元気におしゃべりをしている。そんな11月の歌はわけのわからない秋の歌を七首。

「秋の原景」

ぶどう柿、秋はたわわな果物で忘れられゆくメロンのこころ

直線に空を切りゆく飛行機の雲よわたしは鳥にもなれぬ

かぐや姫もし現代に暮らしたら月の迎えはUFOかしら

台風が大雨連れて通るから、今年の町の芋煮会中止

アキアカネとまると見せてついと飛ぶ紫の野に陽は入りそむる

夕霧の立ちこめるよな横丁のバアの門口猫が落ちてる

後ろから私の背中を押している「勇気」という名の羽根もつあなた
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木曜日、主人について日大病院に初診登録にいきました。その日のうちにカテーテルアブレーションのための検査入院(二泊三日)を12月初めに決めて、予約完了。疲れるけれど物事が進むということはいいことだと思うことにしました。
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2019/11/1

「毎日歌壇」掲載と検診のこと  毎日歌壇他

十月に誕生日の主人は長年健康診断を受けずに(それがここまで病気と言われずに頑張ってこられた素だったのだけど)きたので、私が思い切って区の検診を決めてしまいました。何か出るだろうとは思っていたけれど、やっぱり心電図で引っかかって、きちんと検査なり治療をできればしたほうがいいと言われて、家から近い日大病院に行くことにしました。
私のほうの乳がん検診はパスしましたので(ほかのことも抱えているのですけど)今度は主人に付き合っていかなければと思ってています。
近いところでも大病院は時間もかかり、会社のこともあるので私は今までのように短歌漬けという訳にはいかないでしょう。ブログは金曜更新を続けるつもりですが、時々近況報告程度になるかもしれません。よろしくお願いいたします。
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10月28日付け「毎日歌壇」米川千嘉子選で一首とっていただきました。

シャンシャンはまだ帰らずに上野ではユリの葉擦れが眠りを誘う     河野多香子

10月の初めの日曜日に上野の東博に主人と常設展を見に行ったのですが、外国人が多くて、昔はひっそりとしていた本館がごたごたと混んでいました。もう動物園を巡る体力はないので、パンダは見ていません。でも帰ってから歌が出来て採っていただけたので、疲れがいがあったということで嬉しいです。米川様ありがとうございます。
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2019/10/25

「てるてる坊主」  

今年の水害はというより、毎年毎年場所を変えて思いもかけないところに豪雨が来る。今年の台風は特別のような気がしても、以前にあった台風禍もひどいものであったに違いない。この頃の雨は「てるてる坊主」をつるすなどの暇なく災難が襲い掛かってくるみたいだ。
私はめったに「てるてる坊主」を作ったりしなかったのは、運動会が好きでもなく、行楽のために晴れを祈願もしなかったからだろうか。いとこが多くて出かけるのが好きな家族には、晴れ女晴れ男が一人以上いたのだろう。晴れて出かけて帰りにはにわかの大雨にタクシーに詰めるだけの人数を押し込んで帰ったことなど、今は楽しい思い出になっていたりする。

「てるてる坊主」 作詞:浅原 鏡村. 作曲:中山 晋平

@ てるてる坊主 てる坊主あした天気に しておくれ
  いつかの夢の 空のよに晴れたら金の鈴(すず)あげよ

A てるてる坊主 てる坊主あした天気に しておくれ
  私の願(ねがい)を 聞いたならあまいお酒を たんと飲ましょ

B てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
  それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

作詞の浅原さんという方は知らなかったが、中山晋平は有名、その出所の信州中野も今回の千曲川氾濫の影響を受けている。歌詞が初めはかわいらしくご褒美の約束なのに、最後は首を切るぞとおどす怖い歌になっているので、「ほんとは怖い○○」などに引き合いに出されることもあるが、日本に限らず近代までは残酷なことは普通に語られる勧善懲悪の時代だったのだ。私の子供のころは、白い切れをもらって丸めた屑布をくるみ、ひもやリボンでくくって作ったものだが(それも絞首刑の様相になったり…)いまはテッシュで簡単に作るのだろうか。

夕立は豪雨となりて道の上に街を逆さに映して朝やむ     多香子
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