2019/6/14

「みずつき8」  折本

今年も「みずつき」の季節がやってきました。No8というが2013年からだから六年めです。千原こはぎさんが主催者で、毎年五月に呼びかけネプリとウェブ版で七十人ものクラスタが「水」に関連した短歌六首連作を投稿しています。
そう言うネプリの走りだったのではないかと思うけれどツィッターアカウントを入れているので、私は参加せずに読むだけでした。去年投稿フォームでこはぎさんに聞いたら、アカウントは「なし」でよいというので、急いで六首まとめて参加しました。

年齢的にもクラスタとはおもわれないかなと思いつつ、ネットの世界は私にとってやはり大切です。今年も絶対に参加するぞと五月に作ってしまって、自分なりに納得して投稿しました。こはぎさんのサイト記事はこちらhttp://kohagi-orz.jugem.jp/?eid=2399
コンビニやプリンターで出せば、縦書きの冊子になるので是非出してみて下さい。(6/17までだそうで、ウェブ上ではずっと見られます)今年は74名だそうで、自分の歌だけ上げておきます。

「かたつむり」   多香子

雨はもうあがったかしらと頭出し角をのばしてみる夕間暮れ

雌雄同体だから私一人を慰めるしかなくて哀しい

花柄の傘をくるくる回すとき雨という字の確かさ思う

悲しいといつも隠れた紫陽花の子供のころから不器用な性質

村雨も乾くこころにやさしくて六月わたし一人でも平気

から梅雨に倒れ伏したる紫陽花を困った顔してみるかたつむり
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2015/8/6

八月の歌 折本「御茶ノ水から」  折本

三作目の「折り本」を作りました。これは「うたの日」というサイトの開催している「毎日の歌会」が始まってから500日になる8月13日の記念日に合わせて「合同ネプリ」と同時に「個人ネプリ」も発行すると言う企画に乗っかったものです。
「個人ネプリ」の方は「うたの日」に出した歌を一首以上いれて、前後の日にちで個人で出してくださいと言うものです。私もそろそろ折り本を作ろうと思っていたので「うたの日」内にページも出来たし結構頑張って作りました。コンビニ登録は管理人の、ののさんが代行して下さるというのを無謀にも自分でやってみました。(実は甥に手伝わせたのだけど)ブログからの印刷も出来るようにここへもアップします。
どうか前作のように、印刷して鋏を入れて折ってみてください。

PDFはこちら。(クリックして) 折り方はこちら

「御茶ノ水から」
中央線を降りてあなたは地下鉄で 御茶ノ水橋の上で目が合う

唇を指でなぞられ耳元できみが仕掛けるなぞなぞは何? ☆

夕闇はシフォンケーキのやわらかさ あなたのキスの口どけに似て ☆

この恋は赤信号と人の言う 青で出会ってしまった二人

指先をからめて心ほどきゆく梅雨の合間のくちなしの道 ☆

ニコライの鐘に降る雨さみどりに神田川へと集まってゆく☆

雨だれが私の髪をぬらすのにあなたの傘は何故か傾く

地下鉄の赤いラインが尾を引いてたそがれながら恋は続いた

もう一度足を拭かせてと頼みたい 貴方は私のイエス様でしょう

聖橋の上から二人で地下鉄の走るを見ていた 希望なんてない ☆

うつむいて「流れは逆にならないよ」その言葉だけで別れた黄昏

御茶ノ水駅雑踏にまぎれゆく洗いざらしの貴方のTシャツ

緑濃き季節になれば思い出すあのぬけがらの蝉はわたしと
(☆は「うたの日」に出した歌)

コンビニプリントは13日で終りました。60円ものお金をかけて出してくださった方が40人もいらっしゃいました。「うたの日」のお蔭とこの企画に乗ったことを感謝しています。

ここのPDFからは、家庭用プリンターでA4、無料です。このブログには置いておきますので、更新後はいつでも「折本」のカテゴリーから入って、印刷して下さい。そしてお気軽にコメント欄に感想を頂ければ幸せです。

今回はお盆休みも兼ねて、次の更新は16日の予定です。
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2014/12/3

12月の歌 折本「冬の足音」  折本

ネットやツイッターの人たちにネットプリントが流行って、文学フリマと言うのが大阪と東京で(福岡も?)開かれたり、コンビニから簡単に取り出せたりで「折本」や小冊子をつくるひとが増えているような気がします。
私も六月に「水無月の歌」を初めて作って、周りの人たちに配ったりして楽しみました。コンビニに登録するのは何だか機械が怖くてしないけれど、ブログ公開でいいから作り方を忘れないうちにと、オッティで前と同じサイズ似た装丁で「冬の足音」をつくりました。デザインは素人っぽいですが、下の方にPDF印刷版をはりますので、家庭用プリンターで印刷して折ってみてください。歌は今回は12首です。
「冬の足音」
アスファルトにヒールのかかと乗せるたびあとから迫る冬の足音

飛び立とう冬が近づく身の内の水の部分は君に預けて

あの人の裏切り他人(ひと)から聞いてより胸に凍れる三日月を抱く

風色の溜息古い毛糸玉 冬の訪れ待つひとり住み

タロと行く朝の散歩の曲がり角 ジロつれて来る人を待ちおり

御飯まだと猫がこちらを見る後ろ雀がいそいで窓辺を走る

犬と行く朝の散歩にすれちがう少女の頬に血管の透く

初雪はいつになるだろ霜月の曇り空見上げ考える猫

こんなにも金の色散る並木道ハリーライムは背を向けていく

あの頃はまだ夏だった木枯らしに遠く目を引く大観覧車

妄想をすればどこまで暖かく こたつ、二人で、みかん恋ばな

寒いから身体ぴったり寄せ合って二人で聞こう冬の足音

PDFはこちらfuyunoashioto.pdfをクリック  折本の折り方(こはぎさん)はこちら
是非ご覧ください。
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