2010/1/31

長浜盆梅展ポスターを応援  季節

 天満宮行きの日に、かねてより虎視眈々と入手の機会を狙っていたものを、ついに見つけた。今年の長浜盆梅展のポスターと同じデザインのちらしだ。JRのちらし置き場にて入手した。

 帰宅してH氏に見せてあげると、いたく喜んでくれた。「ええな、これ。ええな。長浜観光協会、やるやん〜♪ ほやけど、小松政夫って、案外大きい人やったんやな??」

 小松政夫!? 

「え? このひと、小松政夫ちがうの??」

 ちがうちがう、素人さんや〜(笑) まー、たしかに三谷幸喜さんの映画『笑いの大学』に出ていた小松政夫はこんな感じだったかもしれないけど。でも小松政夫気分のおじさんではあるよね、たしかに! がんばってはるよね、一郎観光協会長!

 私も先日駅でこのポスターをみたときには、しばらく見入ってしまったくらい気に入った。ウチにも貼って、長浜盆梅展のPRに励みたいと思う。 
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2010/1/30

花より団子?  おでかけ

 北野天満宮に行ってよかったことはいくつかある。

 ひとつは当然のように梅がきれいだったこと。
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ピンクが可憐。
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しだれ梅は、初めて見ました!

 もうひとつが境内に出張出店の「北野名物 長五郎餅」である。
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 私は最初、今宮神社のあぶり餅(実は噂には聞いていてもいまだ未経験)っぽいものを想像してしまっていたので、熱々の焼きもちにタレがかかっているものだ思い込んでいた。お昼ご飯を食べていなかったので、大変愉しみに出張出店に向かったのだった。

 ところがお店の前に並んでいるのは、箱入りの小振りな漉し餡の大福餅である。がっかりしたので、最安値の2個入りの箱を買った。
 しかし「名物にうまいものなし」はウソだった。ふわりと軽い、天女の羽衣のような大福だったのだ。餡は「赤福」のような漉し餡で、控えめな甘さが深窓の令嬢のようである。晩ご飯を作りながら、おもわず連続2個を消費してしまった。

 もうひとつは北野天満宮で下車したちょうどその場所に、お豆腐、湯葉、揚げ関係を販売するお店があり、迷わず「百合根/銀杏入りひろうす(がんもどき)」を購入。お店の名前の入っていない、いかにもご近所のお豆腐屋さんぽい白いビニール袋に入れてくださる。

 ところがこれがまた、ウチの晩ご飯に供したところ、やたら美味しかったので、「あのお店は一体?」と調べてみたら、とんでもない名店だと判明した↓
『とようけ茶屋』という。

 次回はお礼参りを兼ねて、とようけ茶屋でお豆腐関連商品を買い漁り、豆腐フルコースの晩ご飯を作ってみたい。デザートはもちろん、長五郎餅である。
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2010/1/29

あの鈴を鳴らすのは、あなた  おでかけ

 一日で何度おいしいか分からないくらい、「北野天満宮行き」の一日はネタの宝庫だった。ということで、しばらく続くことになりそう。お付き合いの程を、どうぞよろしく(ぺこり)

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 だからといって私が北野天満宮を気に入ったかと言えば、それはまた別の話かもしれないけど。

 お守りを買うときは、別の仕事の片手間でめんどくさそうに対応されたし、おみくじは近所の神社の倍額だし。窓口業務しつつ事務処理もありで忙しいのも分かるし、ブランド神社だから差があっても仕方ないんだろうけどね。
 でも、お賽銭入れて、鈴を鳴らして、柏手打って、お願いごとをするのに、お行儀良く行列になる神社なんて、初めてだ。しかも平日なのに。でも仕方が無いので、並ぶ。そして私のすぐ後ろは多分10代の若いカップルである。

 ラッキーなことに、このカップルの会話が面白くて、行列待ちが全然退屈じゃなかった。

男「北野天満宮にお祀りされている人誰か知ってる? 菅原道真だよ」
女「え? 藤原実篤?」
男「合ってるの、原、だけじゃん(笑)」
(私の心の笑い声「だれや、それ??」)

男「受験ご祈祷料、五千円、だって」
女「え〜〜?? ありえへ〜ん、絶対、ありえへんし〜!!」

列がだいぶ消化されてくるに従って、焦る女性。
女「お参りの作法って、どうするんやろ?」
男「やっぱり二礼二拍手じゃない?」
しばし最前列の人を観察する女性。
女「あ!! 今の人、三回礼しやはった!?」
と、うろたえぶりも可愛らしい。だから、私はわかりやすく二礼二柏手してあげましたとも。

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2010/1/28

牛だらけ!  おでかけ

 さすがに天神さまの総本山だけあって、牛の置き物が次々と登場する。

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↑ちょっと角張ったやや手抜き感のある牛さん。

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↑菅原道真の怨念、ここにあり!とばかりに何かが凝縮されたような、恐るべき牛さん。闘牛じゃあるまいし、ツノが尖り過ぎ。よく見れば、ツノに包帯が〜!? どんだけ暴れ牛なんだ!? そして極め付きは、目が、目がぁ〜っ!!

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ホホエミすら浮かべる温厚な牛さん。でも目が赤くて、何かのスイッチが入ったようでコワい〜!! う〜ん、ホホエミが逆にコワい〜!!

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たぶん稀少で高価な石なんだと思う。でもこの素材じゃ、牛なのかどうかも判然としないし〜?

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そうそう、天神さんの牛はこうでなくちゃ! というべき正統派。本殿の横手に佇んでました。
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2010/1/27

願書提出日和!  おでかけ

 本日はKちゃんの私学高校の願書提出に、京都へ。第2志望なれど、気合いは入れている。

 いつもの「ペコちゃんダヌキ」に出会うのを愉しみにしていたのだが、節分ファッションとかは「無い」と判断されたのか、何のオプションも無く、普通のタヌキの置き物だったので、ちょっとがっかり。

 でもいつも今頃なら底冷えのする京都の冬が、ウソのように温かく、落葉樹の枝の間から見える空も晴れ渡って、雲も素敵な模様を描いていた。とても気持ちのいい陽気だったのだ。

 わざわざ滋賀県から願書提出に行ったのは、もしも書類に不備があった場合、速やかに修正できるから。それに最寄りの駅で最新の時刻表を貰うため。

 対応してくださった先生は、温厚かつフレンドリーに「お嬢さん、何度か学校に見えましたから、覚えていますよ!」と願書の顔写真を見ながら、にこやかに声をかけてくださった。
 彼女より私の方がオープンキャンパスから入試説明会までフルコース通ったから、学校に行った回数は多いんですよ〜! でも私は覚えてないんですか〜!? と野暮なことは言わずに、笑顔で「ありがとうございます」とお礼を言う。

 せっかく願書提出したのだから、合格祈願に行こうと北野天満宮まで大きく寄り道をした。京都駅からあんなに遠いのに、バス代が一律220円だなんて、なんてお得♡ 

 私が不案内な堀川通りがバスルートだったので、車窓の気色も珍しく楽しかった。
 有名な堀川高校(ビルディング!)や二条城、一条戻橋なんかも拝見出来た。老舗和菓子店「亀屋良長」のガラスケースを覗き込むファーの襟巻きをして道行きコートを着た和装のご婦人などは、いかにも京都らしい。職人気質らしき(たぶん)先祖代々からのお店が並んでいるのも、やはり京都だ。
 看板に横文字が並んでいるので「何のお店かな?」と、目を凝らすと水色の太い字で「UDON SOBA DONBURI」とある。二条城のあたりは海外からのお客さんも多いので、これだって京都ならではといえよう。

 で、北野天満宮で下車。道を隔ててはこんなかんじ。巨大な鳥居前に、まずは、タクシーがたむろしていたのに驚いた。

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 そして鳥居の足下を守る「狛犬」は、もはや「三越のライオン」が引っ越して来たのか!?というくらい、大きくて勇ましかった↓
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2010/1/26

「なんちゃってお寿司」  たべもの

 昨日はお兄ちゃん、Tくんのお誕生日だった。

 本来家族のだれかのお誕生日には、お寿司にすることになっていたのだけど、どうにも材料を揃えたり、すし飯をつくったりする時間の余裕もなかったので、お兄ちゃんの好きなウナギを買ってお茶を濁そうと思っていた。

 ところが昨日に限って目を付けていたスーパーのウナギが売り切れていたのだった。う〜ん、困った。もう一軒スーパーに立ち寄る時間もない。

 え〜い、仕方が無い。彼は寿司ネタとしては、マグロとたまごさえあれば満足な人だから、この際「なんちゃって寿司」を決行してみよう。

 ということで、マグロと「すし酢」を購入し、出し巻たまごを焼いた。

 「すし酢」をご飯に混ぜていく過程で、ハナにつんつんと酢の匂いが襲いかかる。味を整えるのに調味料を微調整する。そんなこんなで寿司飯を作るのに多少四苦八苦したが、本来半日がかりのすし飯作成のことを考えたらウソのように短時間ですし飯ができた! 「すし酢」、恐るべし。まさにマジックソースである。

 「なんちゃってお寿司」という私の言葉に、「地雷の匂いがする・・・」と不安でいっぱいの口調だったTくん。しかし途中お風呂を挿み、2回に分けて(つまり休憩を入れて)いっぱい食べてくれ、なかなか満足そうだった。

 ということで、21回目のお誕生日おめでとう。それと、ご希望の(えらくマニアックな)会社に入れますように! 
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2010/1/25

ちょっと悔しい☆  テレビ/ラジオ

 大河ドラマ、第4回の『龍馬伝』を前半見られなかったので、残念。ネットの噂によると、龍馬と桂小五郎との出会いが面白かったみたいで、私だったらツボだったかもしれない・・・。ああ、残念(土曜日に再放送はあるのだけど録画してもみられるかどうか・・・)

 ストーリーで引っ張るタイプのドラマじゃない(私はこれをドラマとして見ていないのか??)ので、「続きはどうなったの?」という気持ち悪さはないのだけど、「あんな場面」や「こんな場面」を見逃した悔しさというのは、やっぱりいかんともしがたい。

 あと、たとえば「あんな場面」としては福山雅治さん本人が番組HPで4回のおススメシーンとして、千葉道場の井戸で身体を洗うシーンがあったそうで、「ぼく、脱いでます」と(笑)
 福山龍馬、私はけっこう好きなんだけど、周りに「濃い」人が多いからぼやける部分はあるのかもしれない。特に岩崎弥太郎@香川照之さんね。

 今回は岩崎弥太郎が、父親に対して絶望の上塗りを重ねる中、ついに私塾を開くことを決意! しかし彼は確かに勉強は抜きん出ているけれど、教えるのが好きかどうかはまた別の話で(笑)

 すっかり子ども達のやる気のなさにキレまくってしまった彼の元に、あろうことか、彼が片思いしている平井加尾@広末涼子が、熱心に入塾希望を申し入れて、もう! 「これは夢か〜!???」と狂喜乱舞の心中の弥太郎。彼のムネの鼓動とシンクロするかのようにBGMは「トルコ軍隊行進曲」が大音量で響き渡って。・・・これ、我が家では思いっきりツボでした〜。

 『龍馬伝』を岩崎弥太郎目的で見ている私は、もしかして邪道かなあ。でも弥太郎目線での「龍馬伝」だから、もしかすれば王道かもしれない(笑)  


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2010/1/24

天晴(あっぱれ)!  路上観察

 おととい採取した「とびだし君」は、個人的には「飛び出し業界」で、最優秀賞を与えてもいいと思うくらいの出来だと思っている。はたして「飛び出し業界」なるものがあるのかどうかは疑問ではあるが。

 昨年、朝の(たぶん)地域ニュースで、手間もコストもかかるベニヤ製手作り「とびだし君」は、今後プラスチックの大量生産のものになっていくだろう、というような話を聞いた。「飛び出しくん」を採取するのは、時間との戦いになってきつつあるのだ。

 まだ道ばたのあちこちで、ベニヤ製の「飛び出し君」がフツーに見られる間に、「これはっ!」と気になったものは、せっせとコレクションをしなければ。

 ということで、これが現在私の中ではナンバーワンの物件。
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 グローブを持つ野球少年という非常にオーソドックスな少年ながら、その色使いといい、2頭身の流麗なキャラクターの造形は、いつ見てもはっとするくらい素晴らしい。勝手ながら『飛び出し君/最優秀賞in紙魚子』を授与したい。
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2010/1/23

サボテンの花  音楽

 私が中学生の冬にチューリップの『サボテンの花』という曲がヒットした。学校から湖西あたりへスキー教室に行ったバスの中で、誰かが回って来たマイクで歌っていたのを覚えているから、確かにその頃である。

 そして当然のことながら、私もこの曲の切なさにムネがきゅんとした少女だった。とても若かったのである。ムードと切なさだけに酔っていたのである。でもまあローティーンだし、それはそれで妥当な線といえる。

 先日、お昼にラジオからこの曲が流れて来た。もはや70年代のニューミュージックの定番曲なので、今頃の季節になると毎年何回かは聴く曲なのに、ふと今日は疑問におもった。ご存知のように、出だしはこんなだ。

 ♪ほんの小さな出来事に 愛は傷ついて
  君は部屋をとびだした 真冬の空の下に


 しかし「ほんの小さな出来事」で、家を飛び出すか? しかもそのまま二度と戻ってこないんだから! 「とびだした」ってことは、コートも着ず、防寒具もなしで「真冬の空の下」で、おまけに荷物は何ひとつ持ち出さなかった様子だし! よほどのことでキレたんでなければ、こんな無謀なことはできない。感傷的になっている場合じゃないぞ。「傷つい」たのは「愛」ではなく、「君」(彼女)なんだって!

 よほどのことじゃなければ家出なんてできないって、気づくべきだ。これ、絶対オトコにとっては些細(だと彼が思っているにすぎない)でも、彼女にとっては、重大な出来事だったんだよ! 分かれよ〜!
  
  ♪編みかけていた手袋と 洗いかけの洗濯物
  シャボンの泡が揺れていた
      君の香りが揺れていた


 これ、ほとんど犯罪の匂いがするくらい、日常生活が断ち切れているんじゃない? 突然の失踪。いきなりの拉致か?と思うほど。
 そして「愛が傷つく」という、曖昧で美しい表現と同様にここでも「君の香りが揺れてた」とくる。こんな不幸のど真ん中で、ドメスティックにリリカルしている場合じゃない 

  ♪たえまなく降りそそぐ この雪のように
  君を愛せば良かった
  窓に降りそそぐ この雪のように
  二人の愛は流れた


 「君を愛せばよかった」? ほらほら、怪しいじゃないか? 「ほんの小さな出来事」なんかじゃないって、彼は分かっているんだって! 

  ♪思い出詰まったこの部屋を 僕も出て行こう
  ドアに鍵をおろした時 なぜか涙がこぼれた
  君が育てたサボテンは 小さな花をつくった
  春はもうすぐそこまで 恋は今終わった

  この長い冬が終わるまでに
  何かを見つけて生きよう
  何かを信じて生きてゆこう
  この冬が終わるまで(リフレイン)

  ララー ラララーラララララー ・・・・


 なんだか、歌詞を見ればみるほど、ドメスティックバイオレンスの匂いがしてしょうがない。絶対に自分の非を認めまいとする彼。甘く美しい思い出だけしか認めようとしない彼。ちょっとアブナいオトコだったのかも。

 それでも彼は、とりあえず彼女のことは諦めたようで、決着をみたのが救いかもしれない。ストーカーと化してホラー映画のように追い回す執念深いオトコだっているもんねえ。

 半世紀も生きると、ほんと、身も蓋もない歌詞解釈をするようになるんです。若くロマンチックな方々、どうもすいません。
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2010/1/22

とめちゃん効果  たべもの

 先日の「だもん亭」での「とめちゃん’s ナイト」の影響力は、なかなかだ。

 はからずもH氏が、「たまにはうまいもん食いにいかんとあかんやろ?」と、訳知り顔に言ったのは、まさに真実だ。「うまいもん食わんことには、うまいもん、つくれへんねん」

 お正月からこっち一大イベント(大掃除だのおせち作りだの)が終了して、がっくりと気力も体力も落ちたようで、やっとのことで日常を暮らしている風情だったのだけど、あの「とめちゃん’s ナイト」からは、「おいしいものをつくったる!」という気力が復活した。

 おとといのオフには、イワシのフライ、さつまいもの天ぷら、トンカツ、鱈の真子の煮付け、鶏団子と里芋の煮物などをつくったので、昨日の仕事日の夜(帰宅は7時を回っているので、ごはんを作る時間はわずか。神仏のお供えとかの回収だけで15分はかかるので)も、その残りで充分まかなえ大助かり。

 本日は午前中にしっかり買い出しに出かけたので、今夜から3日間分を維持できると思う。それにしても冬場は「鍋」というジョーカーが活躍してくれるので、ホント、大助かりだ(ワタシは「ののちゃん」の「松子さん」か!?)

 というわけで今晩のメニュー↓

 真子を煮た残りのダシでたいた白菜
 カブのごまドレッシング
 青椒肉絲
 ツブ貝の酒蒸し
 (あやうく焦がすところだった。セーフ)
 ササイカの湯引き
 (「とめちゃん’s ナイト」の一品を再現したくて作ってみました。
   似て非なるモノだったけど、それはそれでかなりおいしかった!)
 鱈の煮付け
 (とめちゃんに教えてもらったレシピで作ったら、
  むちゃくちゃ美味しかった!! 
  ありがとう! ダモンテさん&とめちゃん!)
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2010/1/21

ああいえば、こうくるか。  

(その1)
 「だもん亭」に着いて車を降りたら、ダモンテ氏が駐車場まで、わざわざ迎えにきてくださったときの会話。

H氏「わー、痩せたなー! でも、かっこ良くなったやん!? エリック・クラプトンみたいやて、いわれへん?」

D氏「エロック・プランクトン?」

 実はもう、この会話を聴けただけでも、来てよかったとうれしかった。無理せずぼちぼち、ゆっくり休み休み、歩いていけたらいいなあ、と思った。

(その2)
 Kちゃんは、同じ塾に通う難関中学を目指す小学生とも仲がいい。たまに彼らに勉強を教えてもらうこともあるそうだ(笑) 

 そんな彼らはいち早く1月から受験が始まった。しっかり者の彼女は、彼らの受験前日に、近くのスーパー『平和堂』で「コアラのマーチ」(たぶん受験生応援バージョン)を買い、「がんばってね」とプレゼントしたらしい。

 受験後、Kちゃんはお返しとして「カルピス」(受験生応援/受かるピースという期間限定商品)をいただいたらしい。

 私が「わー、まるで『わらしべ長者』やねえ!」というと、Kちゃん、
「うちも、『わらしべ長者』て言おうと思ったけど、どうしても出てこーひんかって、なぜか『わらじでもんぺ』て浮かんでしもた。」
 
 『わらじでもんぺ』は似合い過ぎです(笑) 
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2010/1/20

とめちゃん  おでかけ

 「とめちゃん」などとみんな気さくに呼んでいるが、私より10コ上の大先輩である。名物女将といわれるのも、なるほど、な存在感である。牡蠣をさばく手つき顔つきは、プロでありカウンターの向こう側の人であることを実感する。

 おまけに、ドラマに出てくる女将そのままに、キップがよく、さばさばとして、手も口もよく動くのである。私は「女将」という人には会う機会がほとんどないので、そのすべてが興味深く、面白かった。

 いろんな話を聞いたが、そのいちいちに重みがある。

 水商売の人間が、心得なければならないこと、例えば水回りや手水鉢などがあれば、常に気をつけて綺麗にしておかねばならないという話。食べ物は一般家庭では捨てているような野菜の皮なんかも、工夫して一品にするとか。素材がいいものであれば、味付けはごく簡単でいいとか。

 魚貝料理の極意は、下処理にあるという話も、たいへんためになった。
 魚の煮付けをつくる時には、切り身を湯を通してから、ぬめりを冷水で洗うとか。ナマコは塩で揉まない方が柔らかくていいとか。生ガキには、レモンは少しだけしぼるけど、火を通した牡蠣には、レモンをたっぷり絞るとか。

 現在、とめちゃんは有名なお食事処で働いておられる。彼女は働く時には何が大切なのかをきっちり押さえておられてるので、シビアそうな京都という土地柄の、格式のあるお食事処という職場の新入りでも、一目置かれる存在だったりする。でもそれがわからない故に上の人から軽く扱われがちな若い人を放置出来ず、説教したりもしているそうだ。酸いも甘いも噛み分けて来た人情家で、世話焼きなのである。

 私は内心、とめちゃんのことを「リアルばばばあちゃんや〜」と、こっそり考えている。ばばばあちゃんとは、さとうわきこさんの描く、シリーズ絵本の主人公である。おいしいものをつくるハートフルな人でもある。

 でもまたぜひ、とめちゃんがお料理に腕をふるう機会に遭遇したい。「パラダイスお口紀行/春の巻」の実現を心待ちにしていたりするのである。
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2010/1/19

牡蠣三昧!!  おでかけ

 今夜は、仕事帰りに待ち合わせて、珍しく夫婦でお出かけをした上、久しぶりに、超・美味しいものをたらふく食べた。

 先週、ビストロを準備中(予約でのお食事はお受けしますとのこと)のダモンテ氏よりおたよりをいただいた。タイトルは、

「海の幸」の閉店を惜しむ滋賀県民の会『とめちゃん’S ナイト』 

 ビストロ「だもん亭」  × 魚貝料理「海の幸」 

もちろんこの×はVSではなく、コラボレーションの意味である。

 京都「海の幸」というシーフードのお店を23年間切り盛りして来た名物女将「とめちゃん」が、ヴォーリズ建築で和洋折衷の素敵な館「だもん亭」で、魚貝料理をふるまってくださる、というのである。少人数予約制である。

 私たちはむろん「海の幸」というお店も知らず、当然「とめちゃん」なる名物女将も知る由もないが、そのハガキのみで「これは絶対においしいハズ!!」という確信を得た。もともと魚貝料理にはH氏は目がないのだから、私に仕事帰りに待ち合わせをして行く旨を告げ、了解をとると、その日のうちに予約申し込みをした。

 私は前日に「あー、生ガキがあったらいいなー! 生ガキ食べられたら号泣しちゃうなー!」と恐るべきことを言ってしまった。牡蠣が大好きなのだ! でも、これはまさに予言だったのだ。

 初めて行く「だもん亭」は、いかにも素敵なヴォーリズ建築で、迎えに出てくださったダモンテ氏と、1年以上ぶりの再会をする。通していただいたのは、サンルームのようなヴォーリズらしい居心地のいい洋間。まるで自宅のようにくつろいでしまう。
 
 「とめちゃん’s ナイト」で、最初に用意されたものたちは、以下のとおり。
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 酢ナマコ、アジのお刺身、サラダのような野菜の簡単漬け物、小イカの湯引き、そしてゴーカイ大盛りの殻付き生ガキである。

 そう、生牡蠣なのだ!!
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 もちろん他のお料理も、それはそれは美味しい! すべてが信じ難いほどの美味しさ! いままで私たちが食べて来たナマコは、小イカは、アジの刺身は、何だったのか!?と疑問に思うほどだ。

 しかもこれだけでは終わらない! 第2弾として、殻付き牡蠣を土鍋で茹で、タイミングを見計らって殻が開く前に取り出し、殻をこじ開けてぷっくり熱々の、しかも大振りの牡蠣を取り出してくださるのを、レモンをたっぷり絞っていただくのだ。もう牡蠣団体ご一行様による、パラダイスお口紀行である。
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 すっかり数年分の牡蠣を食べました!という感じだった。ほとんど「牡蠣だけで満腹」というゴージャスな晩ご飯だ。「あんた、どんだけ食べるんや!?」と夫からは化け物扱いである。まー、これを見ればそれもうなずけるかも。
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 そんな昨日の今日なのに、Kちゃんを車に乗せて走りながら、「あー牡蠣、おいしかったなー! 食べたいな〜牡蠣♪」とつぶやいて、Kちゃんを呆れさせたりしている。ほんまに美味しかったんですって!

 そして牡蠣と同等、もしくはそれ以上に私たちが夢中になったのは、実は「とめちゃん」のお話だったのだ。
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2010/1/18

Daddy Long legs  読書

 昨日より話は続いて、勝田文さんの『Daddy Long legs 』の表題作を読む。もちろんあのウェブスターの『あしながおじさん』のコミック翻案である。

 子どもの頃『あしながおじさん』の挿絵付きの単行本を持っていたので、繰り返し読んだ。なぜか夏休みに農場に行くヒロインがリスを見る所にインパクトがあったようで、今も覚えている。リスという生き物に、異常に憧れていたらしい。(テレビアニメ『宇宙少年ソラン』に登場するリスのチャッピーの影響か?)
 
 なんにしろ繰り返し読んだので、ストーリーも挿絵もいまだに覚えている。原作では、ヒロイン/ジュディの書簡のみで、彼女の視点からストーリーが語られるので、彼女には秘密の「おじさん」の正体は、最後の最後までわからない。そこがまた「つかまれる」のである。

 舞台が日本の昭和初期に移して描かれる勝田版『Daddy Long legs』では、最初から「おじさん」が誰かが明かされている。「あしながおじさん」が誰なのかという、ほぼバレバレな「つかみ」より、作者がずっと興味があっただろう「おじさん」側のあれこれの事情を挟んでいる。原作を繰り返し読んだ人なら誰しも思うだろう「おじさん」の、時間軸に沿った生活や気持ちの揺れをジュディ(勝田版では「いつき」)の生活と同時進行で読めるのは、やはりすっきりする。

 あのとき「おじさん」はどういう気持ちで過ごしていたのか。「おじさん」がヒロインの手紙を読むときの様子は? ヒロインがときたま発揮する反抗的な態度に対する思いは? そして肝心な「おじさん」のひととなりは? それらを明快にしてくれた勝田版「あしながおじさん」では、「おじさん」のことがもっと好きになるし、時代的にも女学生がとても自由で元気だった昭和初期に、ヒロインのキャラクターはとてもなじむ。

 そして昭和初期といえば江戸川乱歩。「おじさん」が最初のページで持っていたのも乱歩の本だった。そのあとのページで「おじさん」の仮名が「平井太郎」というのに笑ってしまう。乱歩の本名を仮名にするっていうセンスがナイス!

 勝田さんの、ほのぼのさとストイックさ、あっさり加減と可愛らしさ、コミカルさと切なさが、ここでもきちんと、そして絶妙に発揮されている。もしかしたら勝田さんの本領は原作翻案かもしれない、とさえ思う。しかも、このコミカルであっさりした味は、倉田江美さんをなんとなく思い出させる。

 オリジナル作品でなくても、原作の味を100%以上引き出している上、自分のオリジナルなテイストを遺憾なく発揮しているのだから、貴重な才能だ。これからも勝田さんに見合う原作を発掘しつつ、原作のより深い、かつわかりやすい読みを読者に提供していただきたいものである。
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2010/1/17

何回泣かす!  読書

 昨日から佐藤多佳子さん原作の『しゃべれども しゃべれども』を勝田文さんがコミック化した同タイトルのマンガを(いつものように同僚の方からお借りして)読んでいる。

 あの長編をコミック1巻で完結させるって、一体どうやって!?と、おそるおそる読み始めたが、キャラクター造形からしてすっぽりハマっていた。主人公と彼を巡るメインな登場人物はむろんのこと、主人公の祖母「ばあさん」、今昔亭小三文師匠、主人公の苦手な白馬師匠と、サイドのキャラクターまでが素晴らしい。愛らしく軽みがありコミカルで切ないという、もう私にとってはツボすぎるマンガだった。

 しかも原作の小説も、夜明けを見るくらい一気読みして号泣だったので、マンガには描ききれなかった小説のあれこれまでもが思い出されて、小説の場面の空気感までもがよみがえったりとか。

 逆に小説ではテンポの重かった部分で、消化しきれなかった事柄は、マンガで納得できたりもして。
 ヒロインの十河さんが、(私には)理屈ではわかるけど感情移入が難しいキャラクターだったので、その点をマンガでフォローできたと思う。恋愛部分がいまひとつ感覚的に唐突な気分だったのだけど、マンガでは不器用な恋というのが分かりやすく流れていた。なるほど、こういうことだったのかー。

 でもきっと勝田文さんは、泣く泣くカットした部分とかもあったろうな。湯河原さんのロマンチックなお家や彼の愛妻とか、三つ葉さんの稽古場でのイカパーティの場面?(だったっけ?)とか、私が勝田さんなら「枝葉にすぎないけど、場面的にはものすごく描きたい!」と悶絶しかねない。 
 そういうのをストイックに整理して、メインストリートをまっすぐに丁寧に描かれていて、結果、大成功なのだ。

 小説とマンガをセットでおすすめしたいというのは、他にはあまりないかもしれない。コミカライズでこんなにいい出来って素晴らしい。これは、セットでこそ、すごい相乗効果です。片方だけなんて、もったいない。ぜひどちらもご賞味ください。

 白状すれば、出勤途中の電車で半泣きでしたから(笑) 何回泣かせば気が済むのだ、『しゃべれども しゃべれども』。実際、なんらかのシーンを思い出すだけでも「あかん・・・」というときもあるくらい、「きます」。 

 
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