2010/1/12

読書メモ 雑誌編/ローカル話  読書

 昨日の続きです。

 長谷川等伯だの伊藤若冲だの土偶だの太陽の塔だのこけしだのダルマだのを通り過ぎ、ふと手を止めたのが都築響一氏のページ。「地方のスナック街」「秘宝館」「ラブホテル」が選ばれた日本遺産。ああ、いかにもこの人らしい。

 で、「地方のスナック街」は、私の通勤圏内で、物好きに選択すればこういう裏街道を通り抜けつつ職場へも行けるという、実は見慣れた風景だったりもする。

 「ラブホテル」については、何よりベッドの四方にオーガンジー様のカーテンが吊られていて、「あ、これ、ちょっといいかも」とうっかり思ってしまい、いまだに天蓋付きのベッドというものに憧れている自分の乙女さ加減に、自分ながら驚いたりしてしまった。いや、キャプションを読めば、このお部屋は「ソフトSM仕様」とあったりするので、実は他の物がウリなのに、ぱっと見は、なぜか高級で上品な女性向きなお部屋にみえるんですよね。たぶん私がこの手のフィールドに無知なせいだと思うけど。

 そして秘宝館! 展示品の写真はなんと「鳥羽国際秘宝館」のものだとか! いやー、懐かしい!! って行った事ないけど! 1981年に閉館したことすら知らなかった。

 でもこの「鳥羽国際秘宝館」は、私が子どもの頃、あろうことかテレビコマーシャルをしていたのだ! もちろん無害のなんてことないイラストが画面で静止し、演歌(艶歌?)っぽいメロディーに乗ったCMにコブシのきいた歌声で「こくさい〜ひほう〜かん〜♪」と大声で歌っていて「なんやろ秘密の宝のある場所って??」と、内心ドキドキしたものである。子どもの「やらしい匂いはすぐ嗅ぎ付ける」という直感で、怪しい匂いはCMでもプンプンしていたのだが、しかしまさかそんなにまで怪しいものでいっぱいだったとは・・・。

 滋賀県から鳥羽は格好の海のある観光地であり、伊勢志摩が小学校の修学旅行の場所だったので、馴染みの深い場所なのだ。しかも鳥羽駅をでたら、ものすごく大きい看板が「国際秘宝館」へと誘っているので、いやでも鳥羽にくれば心に深く刻まれるのである。今思えばあの伊勢の銘菓「赤福」よりも大々的に広報活動をおこなっていたのだ。あんなに誘ってくれたのに、ついに行かずじまいだったことが、なんだか、やや残念な気さえする。

 ごくごくローカルなものを全国区な雑誌に掲載されるのも、うれしいものだ。
 神餞のページに職場のある地域の神社が登場した。宮崎県西都市の銀鏡(しろみ)神社に神餞として奉納されたイノシシの生首たちの写真の下に、打って変わって東近江市の日枝神社に奉納される多種多様な形のかわいいお菓子「ちん」の写真が。玄米の粉で鳥や葉っぱなどの形を作り、油であげたもの。古い由来をもつ唐菓子というものらしい。小豆で目がはいっていたりして、やたらカワイイ。
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「秘宝館」の後の話題が「ちん」というお菓子だとイメージが別方向に向きそうなので、画像をアップしてみました。なによりこの可愛さをぜひ見ていただきたい。

 そして、みうらじゅん氏が登場とくれば、やはり彼が選ぶ日本遺産は「ゆるキャラ」。
 今回登場の滋賀県ゆるキャラは、人気ナンバーワンのひこにゃんではなく、どういうめぐりあわせか野洲市にある銅鐸博物館のマスコット「ドウタクくん」。県内ではいかにも影が薄いキャラだった彼が、いきなり全国区の雑誌に登場するとは。ウチの息子と同い年(かなり古株キャラなのだ)でもある。苦節20年。実は「ドウタクくん」の全国区デビューに、ちょっとばかり感無量だったりもする。 
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