2010/4/10

本というものが好き。  おしごと

 新しい職場に来て早々、閉鎖された分館の本の引っ越し作業や蔵書点検(蔵書の棚卸し)の日々を過ごしている。

 昨日の午前中までは、オール書庫での配架作業(寒い!)、午後からはフロアの開架書架でピッピと本のバーコードをなぞる作業ということで、本棚とのふれあいの日々を過ごしている。

 小学生の頃から本棚と対話しつづけている。本屋さんであろうが、図書館であろうが、学級文庫であろうが、学校図書室であろうが、ご近所の友達のうちのであろうが、自宅のであろうが、本棚は大好きだ。

 書庫は基本古い本が多くて、時代遅れで使えそうもないような実用書なんかもあるのだけれど、たとえば児童書の棚に、小学生の頃、苦労して毒づいたりしながら読書感想文を書いた本なんかを発見したりすると、「キャー、なつかしい!」という同窓会状態に陥ったりとか。毒づくぐらいだから、内容的にはすごくつまんなかったのにね。

 開架フロアだって、普段そうじっくりとは棚を見ていないし、手に取る本も限られているので、こんな機会には、いくつかの楽しい発見もある。

 少しハンディで小振りの、いかにも彼女らしい派手なピンクの装丁の、『鈴木いづみコレクション』がひっそりと全集コーナーにあったりとか。県内資料の中に、以前の職場で(ほんの見開き2ページだけど)作っていた年報を手に取った時には、懐かしくて一瞬手が止まったし。

 棚が好き、というのは、物体としての本というものが好きなんだ、とつくづく思う。装丁とかデザインとか、持った感触とか重みとか、字体(ときには字の色!とか)とか、カバーを外した時の意外なデザインとか。

今ここで地震がきたら、間違いなく本に埋もれてしまう。かなりの確率で生命の危険があったりもするのだけど、それでも手放せないだろうな。もしかして、ある意味、本望か?

 
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