2010/10/18

ドリトル先生  読書

 先頃発売された季刊雑誌『考える人 2010年/秋号』は、井伏鱒二が訳したヒュー・ロフティングの児童書の主人公、動物と話すことが出来る『ドリトル先生』の特集である。ということを朝のネットサーフィンで知り、書店に急ぐ。

 いつもは雑誌架にある『考える人』は、残念ながら時遅く品切れになっていたので、取り寄せてもらうことに。

 小学校の5年生の頃、『ドリトル先生』にしっかりハマったのだ。小学生の頃は、私もハマると律儀にシリーズを読み尽くす貪欲さを持っていたのだ。が、さすがに12巻目の『楽しいわが家』は「やっと」、という息切れした感じだった記憶がある。

 いまはなき(近江八幡市立図書館となった後、現在は資料館になっている)私立近江兄弟社図書館の、たったひとりの司書のおばさんが、このシリーズ読破をたいそう褒めてくれた。彼女は「このシリーズを読破した子は、今までいなかったんですよ。この子が初めてです」と父に伝えたので、父はたいへん自慢気だったろう。
 まあ、昔の田舎の話だからね。わざわざ図書館に行く子もいないし、というか図書館自体少なかったし。いまや日本中にはそんな子はきっといっぱいいるから。

 で、ウェブ上の『考える人』のページを読んでいたら、興味深い記事があった。ドリトル先生の大好物についての記事である。例によって、ちょっと引用↓

太っちょなドリトル先生ですが、ふだんは何を食べているのでしょう? 今回は、先生の大好きな食べ物についてご紹介したいと思います。
 先生は、豚のガブガブを可愛がる一方で、肉付きあばら骨やポークパイをいつも美味しそうに頬張ります。福岡さんが指摘されているようにそれこそが先生のフェアネスなのでしょう。あらゆる生物に対する平等の意識が根底にある、そんなフェアネスです。


 戦争中、自分の子どもたちのために動物好きのヒューが、このドリトル先生の物語を書いたという。自らも戦闘の中にいたヒューは、水木しげる先生同様、思う所は山ほどあったことだろう。この物語を書くことで、彼自身もずいぶん癒されたらしい。引用だけでなく全文を読みたい方はコチラをどうぞ!
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