2011/2/10

魔女!  

 本日のメールチェックをしていたら、気になる記事があったので、展開してみた。「ルーマニアで『魔女』が認可制に、予言がはずれると罰金も」という見出しである。

 ルーマニアで魔女!? 

 私にとって現役の「魔女」は、南米にいるものとばかり思い込んでいて、ヨーロッパはノーマークだったのだ。

 とはいえ、ルーマニアといえばドラキュラ発祥の血、いえ、地であるので、魔女や悪魔がいても不思議ではないかも。

 それにしても職業欄に「魔女」って、ちょっとカッコいいような気もする。個人的には、太古からの「自立した女性」イメージが漂っている気がするからだ。ジャンヌ・ダルクが「魔女」として火あぶりにされたのも、そんなイメージに一役かっているかも。

 おとぎ話では、ナルシストで鏡にむかってうっとりし、自分よりキレイな女には毒リンゴを送りつけたりする「玉の輿魔女」とか、王女誕生のパーティに招かれなかったのを根に持って、王女に呪いをかけたりする「拗ねっ娘魔女」とかもいるけれどね。

 話はルーマニアの「魔女」認可制の話に戻る。記事を引用↓

ウィッチクラフト(魔女文化)が数世紀の歴史を持ち、現在も「魔女」や「まじない師」「占い師」として生計を立てる人々が多く存在するルーマニアでは、魔女たちからもほかの自営業者と同様に徴税するために今年1月1日に労働法が改正され、魔女が「職業」として認められることになりました。

魔女たちは今後は役所に営業許可を得て「魔女」として登録する必要があるほか、占いが外れると罰金が科されたり、逮捕されてしまうようになる可能性もあるそうです。


 そうか、労働法が改正されて職業として認可されるということは、徴税されるということなのね。それにしても魔女の営業許可って、どうやったらおりるんだろうか? 「魔女として開業しますので、営業許可ください」といえばいいのだろうか? そのうち「魔女国家試験」みたいなものができるんだろうか?

 魔女はやっぱり治外法権の場にいてこそ、魔女なのかもしれない。課税やペナルティが盛り込まれる法案に反対する魔女たちは当然いて、彼女たちはドナウ川にマンドレイク(マンドラゴラ=ハリー・ポッターでお馴染みの奇怪な薬草)を投げ込み官僚を呪(のろ)ったらしい。官僚も命懸けである。

 かたや、職業として認知されるのを歓迎する魔女たちもいる。

 今日でも式典や重要なイベントの際には政府関係者が「魔よけ」のため紫色を身につけ、お抱えの占い師を持つ政治家がいたり、選挙の裏では「呪い合戦」が繰り広げられていると言われる

 政治家や権力と結びつく魔女だっているのだ。選挙のたびに呪い呪われるというのも、なんだか可笑しい。いや、本人たちは命懸けなんだろうけど。日本でいえば、平安時代の陰陽師の世界だなあ。それはそれで面白いかも。

 一方、南米のボリビアでは、不思議な品々が売られている「魔女市場」なる場所もあるとか。

 「魔女市場」!! いかにも南米、いかにもボリビアといった色彩感と呪術の世界だ。降霊術とかも、普通にありそうな場所だし。ああ、ドキドキする。

 リャマの子どものミイラが山積みされていたり、繭玉みたいなのとか、フェルトみたいのとか、羽みたいのとか。動物のからだの一部もあるそうなので、トカゲの尻尾とか、ヤモリとか、サソリとかカエルとか、魔女の鍋にはいっていそうな怪訝な物体とかもありそうで、わくわく。

 大阪の万博跡にある国立民族博物館(通称「みんぱく」)には、地域別に展示がなされているが、ボリビアの展示品は出色でインパクト大だった。カラフルな色彩にあふれ、、怪奇と幻想が渦巻いている呪術世界が色濃く残っている場所らしいことが、厳選された数点の展示品からでも見て取れる。

 いいなあ、魔女市場。ルーマニアのゴージャスな魔女より、やっぱり私は南米の魔女の方が好きかも。

 ところで私の魔女知識はずいぶん以前に読んだ『魔女の夢―運命を超えて生きる力 』
フロリンダ ドナー (著), 近藤 純夫 (翻訳) 日本教文社 
からのものです。残念ながら絶版ですので、興味の有る方は最寄りの図書館にて探してみてください。
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