2011/4/30

「テルマエ・ロマエ」、グレードアップ!  読書

 1週間前(発売日!)に買ったことは買ったのだけど、なかなか一気読みができずにいた『テルマエ・ロマエ』の3巻。やっと読み終えました。

 いや〜〜、風呂ネタだけでどこまで続くのか?と、実は不安だったのだけど、見事に裏切られましたね。これは、何度も読み返したくらい面白かった!!(だから1週間もかかったのだけれど)
 作者の「温泉/風呂愛」が、見事に結晶したというか(笑) ことに温泉街への深い理解と惜しみなく注がれる愛情が、お見事! みうらじゅん(ファン)とかぶる感性(ゆるゆるのお土産品とか)も、主人公ルシウスの一途で真面目さゆえのオモシロ過ぎる呟きとリアクションも素敵です(笑)

 一大エンターテイメントである温泉街のあれこれに、いちいち感動するルシウスも楽しかったが、山奥で炭焼きの老人が入る桶風呂を焚きながら、老人が歌う「与作」に感銘し、「へいへいほぉぉ〜」の部分をリフレインして、ルシウスが「HEI HEI HOUU」と歌うところがものすごくいい。時代と国を越えた心の交流には、風呂と歌さえあればいい!! もう言葉なんて、このさい不要だ。 爆笑しながらうれしくなってしまう名場面である。

 いいお風呂や温泉があれば、みんなが残らず幸せになり世界が平和になる。そんな湯〜トピアを描く時空を超えた、実は意外や意外、スケールのでかい漫画なのでした。

 漫画の合間に挟まれる作者のエッセイというか作品解題も、当然、作者の「温泉/風呂愛」に溢れている。温泉街についての文章などは素晴らしく、そのアツい語りにおもわず引きずり込まれてしまった。
 それから、多分作品を描くにあたって、多くの文献調査やフィールドワークに時間を割かれた事と思うのだが、作品のバックにあるあれこれを書いてくださっているので、よりマンガへの理解が深まる。

 それから3巻のオビには、衝撃のお知らせが! なんと阿部寛の主演で映画化されるというのだ! ということは、阿部寛=ルシウス(古代ローマ人)!? ・・・悪くないかも。公開されるのは2012年だそうで、しばしお待ちを、というところか。

 ところで「テルマエ・ロマエ」の公式ウェブサイトがあるので、リンクを貼っておきます。興味のある方はご覧下さい。(青字下線部分)

 そこで知った作者、ヤマザキマリさんの驚愕の過去↓

ルシウスのモデルとなったイタリア人のご主人と、お子さんの3人暮らし。
17歳でひとりフェレンツェで絵の勉強のため海外生活を送り、その後貧困生活ゆえに賞金目当てでマンガを描き始め、現在に至る。


 17歳っていったら、ほぼKちゃんと同じ年じゃないか! その歳でひとりで絵の勉強をしに海外へ! しかも英語圏じゃないし! なんたるツワモノ! 

 今日Kちゃんが「ウチは大学生になったらバイトして、ダージリン・ヒマラヤ鉄道に乗るのと、マチュピチュに行くのを企んでるねん!」と言っているのを「ツワモノやな・・・」と内心思っていたが、ヤマザキマリさんには完敗だ。あの画力は普通の漫画家さんではないと思っていたけど、なるほどね。

 追記:この記事を書き終えてから、高野秀行さんのブログをチェックしたら。
なんと!! 『テルマエ・ロマエ』について、ほぼ私と同様の記事がアップされていて、うわああ〜高野さんとシンクロ〜♡♡♡と、ひとり真夜中に盛り上がっていたのでありました。
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2011/4/29

実話です。  ファミリー

 先日Kちゃんから聞いた話。

 Kちゃんがうちの家族の話をしたらテッパンでウケる、という話は前に書いた。その話には続きがあったのだ。

 「ウケるんやけど、だれもホンマのことやと思てへんねん。(場を盛り上げようとする明石家さんま的サービス精神での)ウチのつくり話やと思てるねん」

 「小学校のとき、おとーさんが黒いウインドブレイカーが破れたし、そこにベージュのガムテープ貼ったんや。その服、知らんと羽織っておかーさんがウチを迎えにきてくれて、ベンツやBMWがところどころにある学校の駐車場に車(当然ボロい中古の軽自動車)から出て、他のおかあさんとしゃべってたのみたときは、めっちゃ恥ずかしかった」という昔の実話を、得意げに?友達にしゃべったところ、
「『ほらほら〜またウケよ、おもて〜(笑)』といわれるのが、最近のちょっと困ったことらしい(クラスも変わったし)。

「え〜〜!? 全部ホンマやのにな〜」
「ほやろ! でも誰も信じてくれはらへんねんな」

 でもまあ、これくらいの困り事なら、かわいいもんだ。要するに、こんなことくらいしか悩みがないくらい平和な心境なのだ。

 ところで、この「ガムテープつきウインドブレイカー事件」には、続きがあるのだが、Kちゃんは知っているのだろうか?

 お兄ちゃんのTくん(当時高校生)は、我家一、ファッションに興味がない男だ。大学生になり私服で闊歩するようになると、トンデモファッションで通学していたので、我家で一番おしゃれなKちゃんは「絶対、(外では)そばにいたくない!」と呆れていたほどだ。

 そのTくんですら、H氏のガムテープ付き黒いウインドブレーカーを、眉をひそめて見ていたらしい。そして思いあまってH氏に進言したそうだ。

「それ、黒いガムテープの方が、いいんちがう?」。
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2011/4/28

消えてしまいました。  

 なんかもう、立て続けに書く記事、書く記事が、うっかりミスで消えて行くので、意気消沈してます。

 ゆるいこと書いてオチの部分を考えてるときに、PCの前で寝てしまい、気づいて寝起きの頭で操作ミスして消去したり(泣)

 珍しく蛮勇を奮って、震災後の、先の戦争のときと似ている空気感や、原発に関する大人全員の責任についてアツくハードな語りを(内心ハラハラしつつ)したのに、リンクを貼るため別のサイトに移動したら、ラスト一塊の文章を残すばかりだったのに、あえなく消えてしまったり(号泣)

 アホや、ワタシ。
わざわざ書かなくてもわかっとるわ〜あほ!というツッコミまでも聴こえそう。うぅ。

 しかし、消えてしまった記事を嘆いても仕方ないので、記事を書くヒントになったものだけ、忘れないように記録しておきます。

 ☆メインのハバネロが80%カットされた『あまくち暴君ハバネロ』について。いいのか?メインが大部分カットで? でも実はわざわざ買って食べた「あまくち」、おいしかった!

 ☆キャラメルコーン誕生40周年記念
 国民的マンガ家が描いた期間限定パッケージが登場

 ☆朝日新聞4/27付 文化欄21面 文芸時評/斉藤美奈子「原子力村と文学村」について大共感。合い言葉は「したこと」も「しなかったこと」についても「責任」を持つ事、それに「勇気」です!

 ☆日本のエネルギー政策についての活動をされている飯田哲也さんについて。彼は20世紀の頃、自分が所属する原子力ムラに失望し離脱。その後、仕事で訪れた北欧の自然を活用するエネルギー政策に目を開かれる。以降、太陽などの自然エネルギー活用を日本にて推進。しかも自然エネルギーへのシフトが夢でない事例を着々と実施中。飯田さんは原子力の専門家でもあるので原発にもかなり詳しい。こういう人の話が聞きたかった!
(以上、リンクを貼ってあるので、下線部よりとべます)
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2011/4/26

ほんまかいな!?  ニュース

「オーストラリア人のグループが世界一辛い唐辛子を開発し、ギネス世界記録の認定を目指している」というニュースをネットで発見した。いや、発見ではなく高野秀行さんのツイッターでこの記事の一部を見て、なんじゃそりゃ?と思い深追いしてみたのだ。ロイターのニュースのうち、「こぼれ話」のカテゴリーに属している記事だ。(↓緑字はロイターの記事より引用)

 唐辛子の名前は「トリニダード・スコーピオン・ブッチT」で、そのあまりの辛さに加工する際にはガスマスクや防護服などを着用する必要があるという。

 ガスマスク? 防護服? ほとんど「ホラ吹き男爵」の世界である。

 開発グループの1人、マルセル・デウィット氏は、生のトリニダードを食べた時の状況について「幻覚に襲われ、横にならなければならなかった。20分も歩けなかった」と振り返った。

 おいおい、そんなもの食べるなよ〜! って、それ以前に、そんなキケンなものつくるなよ〜!!

 トリニダードは今年始め、シドニーの北約89キロにあるモリセットで収穫された。その辛さのため一連の処理工程では最大限の注意が払われている。

 皮膚に接触すると焼けるような感覚があることから、収穫時には手袋を着用。切り刻んだトリニダードをゆでてピューレにする工程では、作業員は蒸気から身を守るため化学防護マスクや防護服を身につける。

 だから、そんなキケンなもの、だれが食べるんや〜!と、南半球に向かって叫び、注意をうながしたい。というか、彼の近くのオーストラリアのひと、注意しなさい!!

 デウィット氏はスパイスに対する自身の強い関心を認めつつも、辛さがすべてではないと言い切る。トリニダードは非常に美味でその良さは「第一に味、第二に辛さ」にあるとし、「燃えているフルーツサラダを食べるようなもの」と評した。


 思うに、「非常に美味」なのは、きっと幻覚だったのだろう。
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2011/4/25

ひなげしの花  季節

 先々週くらいだったかに、何を思ったか(自分のことだが)農協、もといJAの販売所に立ち寄り、50円くらいのポット苗を買う。カリフラワーとサニーレタスを1個ずつ。ひなげしがあまりに可愛かったので、これもふたポット購入。

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 ひなげしは、私が初めてお花屋さんで、自分で買った切り花だ。当時1本10円。ホームランバーと同じ値段だ。5本くらい買っただろうか。ちなみに「当時」とは万博直後の70年代だ。芥子の花は、咲いたと思ったらはかなく散ってしまうのが残念だった。

 こちらのひなげしは花びらがワッシャー加工された和紙のようで、義姉さんが「造花かと思った」ほど、人工的にみえる。色も鮮やかにキレイなので、ますます人工的だ。

 華奢な風貌なのに、強風にも頑張って数日耐えた花も今は散り、現在は短い剛毛の生えたいかつい蕾が数個待機している。あの無精ヒゲのはえたおっさんのような蕾が、きゃしゃで可憐な花になるなんて、「みにくいあひるのこ」以上に奇跡のようだ。そんな驚愕の変貌も楽しみな「ひなげしの花」。

 はじめてKちゃんがこの花をみたとき、ぎょっとした顔をして心配そうに言った。
「おかーさん、これ、麻薬の花ちがうの?」

 大丈夫、アヘンの原料は、JAでは販売していません。たぶん。
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2011/4/24

まったり日曜日  ファミリー

 お昼前からH氏とまったりドライブ。

 お天気いいし、どっかいこ!どこにいきたい? と訊くので、「おいしいお豆腐屋さん」というと、私が新聞を読んでいる間にネットで調べてくれて「ほな、行こか」。行き先は甲賀市湖南町。ぽつんと佇むお豆腐屋さん「なにわや豆腐店」。「なにわや」といっても滋賀県内ですから。

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 でも残念ながら「今日はお祭やで、お休みしてるねん。ごめん、遠いとこ来てもろたのに、豆腐ないんですわ」。あらあら。でも揚げを2枚買って帰る。

 ついでに飛び出し人形も、2体採取。オーソドックスな少年少女ながら、あまり見かけないタイプ。足も長め。元気一杯すぎて道路に飛び出す感が、ありあり。かなり一般的な飛び出し動機ではある。
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 その後信楽に道草し、大量のたぬき(もちろん焼き物)を見たり、土山に大きく寄り道し、1号線沿いにあるウッディなレストラン「じゃがいも」で、ハンバーグランチを食べたり、甲西で住宅街に潜むシフォンケーキがおいしいという噂のお店「ママの手」へ、ファーストアタックをかけたりした。アタックといっても、むろん襲撃したわけではなく、おみやげにミニシフォンケーキを買っただけ。おばあちゃんにも、Kちゃんにも好評♪
 
 レストランにいたとき携帯に実家の父から「タケノコあげる」という連絡があったので、最後に実家に立ち寄り、タケノコをいただいて帰る。

 晩ご飯は、イワシのフライと一口トンカツ、それにさつまいもとタケノコの天ぷら、なすびのからあげ、タケノコのからし酢みそ和え。あと煮物がふた品。

 明日は、竹の子の煮物と竹の子ご飯かな。

 
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2011/4/23

無敵、法然。  おでかけ

 京都国立博物館で開催されている『法然展』の話のつづき。

 法然上人が残されたものはあまりない。像や絵姿、法然上人の遺品などを集めても、展覧会ができるほどの品数には至らなかったのだろう。だから関連するものたちを、学芸員の方々は調べて集めたのだと思う。

 たとえば、善導(ぜんどう)大師。彼は中国唐時代の僧で、浄土教の大成者だ。法然は、善導が著した『観経疏(かんぎょうしょ)』に出会って心の師とし、専修念仏を確立した。
 たとえば、恵心僧都源信。『往生要集』の著者であり、浄土/お念仏系仏教の源流でもある人だ。
 それから来迎図もたくさんあった。「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」とか「山越え阿弥陀図」とか有名どころも見る事ができた。

 そのなかで恵心僧都源信が、当時、中国で大流行の14分割(定かではないが)された極楽図を日本に持ち帰り、それを日々眺めて極楽をイメージトレーニングしていた、という解説がかなりツボにはまってしまった。

 極楽をイメージトレーニング!!

 その絵はバックが黒で仏様たちが金、しかも光のオビがまっすぐではなく不思議な曲線を描いていたりする。かなりシュールな極楽の絵なのだ。それで極楽をイメージするというのは・・・私には無理、絶対、という感じだ。やはり高僧となれば、人間の桁がちがうのだろう。

 法然の教えは旧仏教派から、「修行もしないで念仏だけで極楽往生できるなど言語道断!!」という怒りの批判が殺到したらしい。それで法然は法難をうけ、島流しになったりして、不遇の時代をすごすことになってしまうのだが、晩年には許され京都の庵に戻る事ができた。

 その批判者たちも法然の死後には、後悔したひとたちもいて、死後77日の法要の導師を買って出たり、批判のために読んだ法然の(お経を)編集した『選択本願念仏集(せんちゃくほんがんねんぶつしゅう)』に感じ入り続編を書いた人もいるらしい。 
 批判者ですら(それも自分の死後に)懐柔してしまうとは、さすが法然である。

 そんなこんなで出口を出て、ミュージアムショップのグッズやいかに、といやがおうにも期待は高まる。一体『法然』をテーマに何を売ろうというのか?

 一応「限定販売」とは銘打っているが、数珠や線香や蝋燭など仏事グッズ、「HONEN」という横文字に来迎図をデザインしたTシャツやトートバッグ、クリアファイルや文具などが、やはり主流だった。やっぱり、というか、なるほど、というべきか。

 でもだがしかし。これで終わりかとちょっとがっかりした私は、法然のカリスマ性をまだ思い知ってはいなかったのだ。『法然展』を観たにも関わらず、まだまだ甘くみていたのだ。会場を出た後、最後の最後に、現代も依然カリスマ性を発揮する法然の底力を見せつけられることとなる。

 なんと海洋堂製の「法然上人フィギュア」が販売されている!!
(興味のある方は↑をクリックしてください。京博ミュージアムショップ品が見られます) 

 海洋堂も悩んだのではないだろうか。いやもしかすると千載一遇のチャンスとみて、嬉々として作られたのだろうか。というか、なかなかなお値段なのだが、売れているのだろうか? 

 どんな人たちが購入するのか? 熱心な浄土宗の信者の方々なのだろうか? もしかしたらフィギュアに抵抗感がない層と世代交代しているのかもしれない。

 法然、恐るべし。向かう所敵なしだ。
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2011/4/22

現代の法然は?  おでかけ

御招待券があったので、「法然上人八百回忌 特別展覧会『法然 生涯と美術』」に、なんとなく行ってみた。

 キャッチフレーズは「鎌倉仏教のトップランナー、法然」。「『法然上人八百回忌』を機に開催する、法然に関する史上初の大回顧展! 数少ない法然ゆかりの品がほぼ一堂に!」・・・など。

 実はさほど興味があったわけではない。でも意外な発見があった。天皇から庶民、果ては遊女まで、ありとあらゆる人々を籠絡・・・いやいや感化せしめ、戒をさずけたたいへんなカリスマ僧侶であり、人当たりのソフトな博愛主義者である。

 それほどのカリスマだったからこそ、やたら理屈っぽくて救い難かったあの親鸞(法然上人の元・弟子。浄土真宗の開祖)ですら、「法然上人を信じているから(もしその教えが間違っていても)地獄に堕ちたってかまわない」といわしめるほど心酔させたのだろう。とにかく法然というひとの、万人を心酔させる、ほとんど魔力に近いような人徳に驚く。もちろん「伝説」が入っているのを差し引いてもね。

 法然像や絵姿も残っているが、これがたいへんにいい。からだが、ひとまわりおおきくて、まるくて、ほのぼのしていて、「まぁまぁ、そんなカリカリせんでも・・・それよりお茶とお菓子でくつろぎまひょ」みたいな感じがする。私の中では、いつもニコニコして縁側でひなたぼっこ状態のひとだ、法然って。

 そしてこのルックスは、なにかに似ている・・・と考えて、思い至った。

 そうだ、法然って、「リラックマ」に似ている! 「リラックマ」は厚生労働省のゆとり創造月間のポスターにもなった、サンエックスで大人気のゆるいキャラクターだ。名言もたくさん残している。

 そんな風に、リラックマと法然上人が私の心の中で重なったので、今度は彼らを別々に即興でイメージしてみた。

☆だらら〜ん。のほほ〜ん(リラックマ)

☆ただひたすらに念仏ですよ〜。念仏だけで往生できますから〜(法然上人)

 ほらほら、なんだか呼応するものが(あるような気がする)。

 いや〜、なんだか急に法然というひとに興味津々になってしまった。って、全然法然がどんな人か知ったわけじゃないのだけど。でも、これだけ人望があるんだから、ものすごくチャーミングな人だったに違いないです! リラックマが絶大な人気を誇っているみたいにね。

 「法然展」は、なかなかおもしろかったので、しゃべり足りない部分は、また明日にでも。
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2011/4/21

平和と戦争  家事・畑仕事

 昨日とは打って変わって、うららかで晴れ渡り、温かく気持ちのよい戸外だ。思わず厚手の毛布を洗ってしまったくらい。イヤな事は青空の彼方へ追いやって、平和な気持ちを満喫しよう。

 玄関先を掃除したり、花を生け直したり、ごそごそしているうちにお昼近くになる。

 そうだ、お昼ご飯を食べる前に、柿の木の下の雑草を少しむしろう。カラスノエンドウや大群となったミントをむしり、ホタルブクロの株を残していく。ホタルブクロは日陰が好きなので、柿の木陰に移植したのだ。

 しかし、昨年茂って細い枯れ木のようになった、たぶんミントの残骸を引き抜いたとき、「なんじゃこりゃ〜〜!」と逆上する事態が勃発した。

 昨年の文化の日に、H氏と退治しまくったイラガの卵。これでもう、来年の柿の葉っぱは安泰と微笑み合ったのだった。それがなんということだ。ミントの枯れ木の根元に、ふたつもみっつも、イラガの卵がしがみついているではないか!!

 ぬぬぬ〜〜〜! ゆるせん!! こんなところに隠れていたとは〜〜!!

 折しも柿の柔らかい若葉が、ゆっくりと広がってきたところなのだ。この前途有望で希望に満ちた若人を、みすみす毛虫野郎の食い物にされてたまるものか〜〜。

 ということでミントの枯れ木を引き抜いてゆく。業腹なことに、どの根元にも複数のイラガの卵がくっついているではないか〜。なんと小癪で姑息な奴らなのだ〜〜! ええい、いますぐ成敗してくれるわ〜。

 という風に平和な午前中は、たちまちにして殺戮の昼飯前へと塗りつぶされたのでありました。
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2011/4/20

やみあがりにつき  読書

 今日は寒いのと、病み上がりなのと、買い物も病院も行かない引きこもりデーのため、溜まりに溜まっていた新聞を気合いを入れて、よーいどん!で読み続ける。

 3月31日〜4月9日までの日経新聞に目を通し、さすがに目が疲労する。でも日経はたまにディープな視点の記事(経済ではなく文化欄)があったりする独特な新聞なので、やっぱり面白い。

 その前に勝田文さんのコミック『ちくたくぼんぼん』1、2巻(集英社/クイーンズコミックス/現在も『コーラス』にて連載中で、まだ完結していません)を読破。昭和初期が時代設定で、ミステリアスな時計屋さん(そのまえは学生さん)とのラブコメディ。出てくるキャラがどれも素敵で可笑しくて愛らしい。
 ときどき爆笑しつつ、微笑ましいキュートなセンスに共感し、勝田文さんが私のツボにはまりまくることを再確認した。とともに、ウチに最近やってきた柱時計が、ますます好きになったりして。もっとも、ウチの時計は昭和中期くらいだけどね。

 読まなきゃいけない本も数冊あるので(図書館から借りている上、読書会の課題本も/汗)、新聞やコミックにかまけてる場合じゃないけど、こういう日もあるのよ。
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2011/4/19

晩ご飯はネタ。  ファミリー

 今日はH氏がお仕事の付き合い酒なので、学校にいるKちゃんに「晩ご飯のリクエストにお応えします!」とメールしたら、お昼休みくらいに「小松菜のおひたし。おから。肉じゃが」と返信あり。

「?! 了解」と返すも、釈然とせず。

 小松菜のおひたし、って? 小松菜って、そもそも買ったこともないぞ。おからって、年に1回作るか作らないかだし、たまにおばあちゃん用のお惣菜で買って来る程度なのに。
 つまり、前者2品は、彼女は食べた事が、たぶんないと思われる品なのだ。

 肉じゃがだって、渋い選択ではある。でもこれは、うちではレギュラーなものだし、不思議ではない。

 とりあえず、おからはお惣菜として購入した。小松菜は茹でるのか煮るのか、本人が帰ってきたらきいてみよう。牛肉を買ってきて肉じゃがは普通に作った。

 彼女が帰ってきたとき、「一応、全部用意したけど、なんでおからやの?」ときいてみたら、「え〜! 作ったの〜? あれ、ネタやん。わからんかった?」

 ネタかよ〜! 実はおからと小松菜だけでは寂しかろうと、ついでに白和えや赤ずいきの酢の物まで買っちゃったよ〜。ちまちまとだけど。ほとんど精進料理大会だ。

 でもまあ、お父さんのいない食卓は寂しくなりがちだけど、本日はかなり賑わった。他にも昨日の残りものだけど、マグロとかシシャモの唐揚げとかポテトサラダとかあったからね。

 それにおばあちゃんの好物大会でもあったので、よしとしよう。明日にも繰り越せるしね。 
 
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2011/4/18

恵文社一乗寺店/天守閣  本・書店・出版

 やはりいちばんじっくり見たのは、「食」に関する棚だったと思う。でH氏に紹介した本で、彼のたいへんなお気に入りとなった米原万里さんの、私が知らなかった1冊『旅行者の朝食』(文春文庫)をチョイス。あとで知ったのだけど、解説を東海林さだお氏が書かれているというのも、ポイントが高い。

 3月の半ばより、あんなにスーパーの魚売り場を賑わしていた宮城産のパックたちが一斉に姿を消してしまった。安くて美味しかった宮城産のパックたち、そして宮城の漁師さんたちへの愛をこめて、なおかつ復活を祈って、『聞き書き にっぽんの漁師』塩野米松/著(ちくま文庫)をチョイス。魚好きのH氏にもってこいだ。

 最近読んだ『本の雑誌』の巻頭で紹介された(ように記憶する)『こぐこぐ自転車』伊藤礼/著(平凡社ライブラリー)を手に取る。
 オビに大きく「喜寿でもこぐ!!」とある。おお〜〜!!と思う。その下に中くらいの字で「絶妙な分量の笑い」とある。これは〜〜!!と思う。その下に小さく「自転車文学の最高峰」とある。え〜〜!?と思う。
 これはやはり自転車ツーキニストであり、一時はデローサだのビアンキだのイタリアンブランドを大人買いしていたH氏に、ぜひ読んでいただきたいと思う。(今なら信じ難い話だけどね)

 そしてなんと、この本屋には「古書コーナー」もあり、安いか高いかわからない価格が付いている。でもまあ高くはないと踏んだ、中島らもとひさうちみきおの『しりとり対談』を購入。シモネタとドラッグの話のパーセンテージが高いらしいけど、私が無理でもH氏は読むだろうから、買って損はしないということで。

 その他にコミックを2冊。勝田文さんの『ちくたくぼんぼん』を1、2巻。たいへん愛らしい話を愛らしい絵柄で描く人なのだ。八日市図書館時代に、同僚の司書さんから教えてもらって、すっかりお気に入りになってしまった。

 あともうひとつあるのだが、それは今のところナゾな本なので、じっくり見てから、後日に。
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2011/4/17

完全ダウン  

 朝、おばあちゃんの起床のお世話と、朝ご飯の支度まではするも、その後ダウン。ほとんど飲まず食わずどころか、お風呂もパスして昏睡状態(!?)の一日。(4/18記述。現在はやや復活途上にあり)
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2011/4/16

恵文社一乗寺店/本丸  本・書店・出版

 恵文社一乗寺店は、レンガの壁と一見ブティックかとみまがうようなおおきなウィンドウがある、ちょっとレトロな外観。かわいくてお洒落な本屋さんだ。かわいくてお洒落だけど、一筋縄ではないことは、事前研究済み。というか可愛くてお洒落なだけなら、わざわざこれだけのために来たかどうか。

 建物は横長で、何室かに区切られている。学校で言えば隣の教室に行くみたいに一部屋ごとを見て歩ける、まるでちいさな美術館みたい。2時間近くいたけど、あまりの楽しさに疲れを忘れる。

 ところで入口近くの壁に、いきなり帽子がアトランダムにディスプレイされていた。もちろんこれも商品である。本だけでなく、雑貨や洋服、文房具なども販売しているのだ。
 ディスプレイに使っている小物も素敵。珊瑚や鉱物標本やランプなどが、さりげなく効果的に配置されている。

 内容別にコーナーがあり、最初の部屋の手芸関係や食の本の充実ぶりと、セレクトのマニアックぶりに圧倒される。大型一般書店でも見た事のない本が、見た事のない並び方で棚にあるのだから、テンションがあがりっぱなし。

 たとえば食に関してなら、エッセイも小説も料理本も食品関係も栄養学も食文化もまとめてズドン!と投入されているので、客としてはたいへん楽しいが、管理する人たちは大変だろうな。本を探すときには、どうしているんだろう? と、ついお仕事視点でみてしまって余計な心配をしてしまう。

 ほどよい暗さに丸い裸電球がいくつもぶら下がり、それがなんとも居心地よく懐かしい。マニアックな本屋には、マニアックな人種が出入りするが、ここにはマニアックさを後ろ手にした、おしゃれで知的な人たちが徘徊している。もちろん店員さんたちも、残らずおしゃれ、かつ知的である。
 例外的に、おしゃれでも知的でもないのに、気後れする事なく徘徊しているのが私だ。 

 ありきたりな普通の本屋さんでもなく、とても疲れてしまう大型書店でもなく。独自でオリジナルな本屋さんを、自分がいかに渇望していたかを思い知った。と同時に、あらためて近江八幡にあったイシオカ書店の希少価値と貴重さを思い知る。
 たとえば恵文社を目指している本屋さんや雑貨屋さんは、いくらもあるだろう。たしかに恵文社は素晴らしいけれど、といって同様の物を目指してはダメな気がする。
 その点、イシオカ書店は完全オリジナルだったし、自分の趣味を全開にしつつも、客との双方向で棚を作ってらした点が素晴らしかった(そして客の好みを完全把握して、来店時にオススメ商品を超プッシュするところとか/笑)

 恵文社一乗寺店は、素晴らしいオリジナルな本屋さんで、それは接客にも現れている。折しもレジに立ち寄った頃雨が降り出した。本を入れた紙バッグに、上からビニールをかけていただけて、たいへん感激だった。

 ここで買ったものについては、また後日。
 
 
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2011/4/15

恵文社一乗寺店へ/外堀  本・書店・出版

 かねてから、行きたい、行きたい、と想い続けていた京都の本屋さん、恵文社一乗寺店へ、突如行く事にした。昨日の「金曜計画/一人会議」にて決定。恵文社のメルマガを購読していて、そこで見た雑貨で買いたいものがあったし、ということもあり。

 しかし一乗寺なんて行った事がないし、どうも場所がわかりにくいらしいので、ネットにてアクセスを確認する。

 京都駅から206系統の市バスに乗り込む。バスは桜目当てで円山公演あたりに行く(であろう)人たちでごった返すも、東山三条あたりまでくると、ぐっと空いて来る。

 京都大学のぐるりには、新入生クラブ勧誘のタテ看が所狭しと並んで、壮観かつ楽しい。字だけの、ごくあっさりしたものもあるが、アニメやRPGや美術のクラブはさすがに手がかかっている。

 くじ運がよかったのか、お能クラブの看板が横断歩道の真正面にあり、でも全体がモノトーン、しかもブラックのバックに白い能面が浮かび上がり、まるで楳図マンガの表紙のようだ。巧い絵じゃないのに、不気味なインパクトだ。夜に横断歩道を渡る人は、さぞかし怖いだろう。
 その他、デーモン閣下が「廻し」をつけて土俵入りするイラストの、相撲部看板も面白かった。部活の看板をみているだけなら、京大生もふつうの大学生に思え、微笑ましい。

 高野で降車して、プリントアウトしてきたアクセスを確認しつつ歩く。(そしてやはり、一度は間違う)
 京都は水の流れる所に必ずといっていいほど桜があり、威勢良く桜吹雪が舞っていた。ギリギリ桜に間に合いましたよ〜!と、祝福されているみたいだ。もしくは、まるでクイズ番組でパーフェクトを取ったかのように、豪勢に桜吹雪を享受する。賞金も賞品もないけれど、桜吹雪を享受するのは訳もなくうれしい。

 目的地近くは、ラーメン店もしくは中華そば屋さんが軒を連ねている。どうやら激戦区らしい。
 ちょうどお昼前でもあり、『珍遊』というお店で中華そばを注文する。気まぐれに入ったお店だけど、これぞ正統派中華そば!!と感激する。チャーシューが敷き詰められ、それにネギがベストマッチし、あっさりすっきりのスープにほどよく固めの麺がうれしい。すごいぞ。私の中では、どストライクだ。「正統派中華そば!」と自然に納得してしまうんだから。

 続きはあした、また。
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