2012/4/30

カメムシ話  ファミリー

 昨日もKちゃんと、台所で長話に明け暮れた。

 彼女もついに高校3年生の受験生となり、自主的に計画してフル回転で勉強しているが、根がおしゃべりなので、ひとりじゃないときにはどうしてもしゃべらずにはいられないみたいだ(笑) たとえば俳句くらいの必要量だったのに、気づけば中編小説くらいしゃべっていたりする。

 最近、私はすっかり傾倒してしまった俳人の池田澄子さんに影響され、なんの基礎も素養もないのに、ふと浮かんだ自己流俳句をメモしている。ときに自分の俳句に笑ってしまうことがある、というようなことをKちゃんに話し、その句を披露した。

 カメムシの句なのだが、カメムシは秋の季語らしいから、季節外れではある。というか、俳句歳時記には「カメムシ」の掲載は無く、「放屁虫(へひりむし)」となっている。傍題として「三井寺ごみむし」・「へっぴり虫」・「へこき虫」・「屁ひり虫」・「三井寺斑猫」とかがあるらしい。カメムシが俳句に?と思いきや、調べてみたら含蓄深いものがいろいろ。たとえば、

   御仏の鼻の先にて屁ひり虫    一茶

 なんていうのは、いかにも一茶らしい愉快な句だ。
 
 一方、女優の冨士真奈美さんが、こんな句を作っている。

   半島に核持つ男放屁虫         衾去 (富士真奈美)

 読み終えたら緑色のカメムシと、軍服を着た天パ・サングラスの男が口をへの字にして拍手している映像がオーバーラップして浮かんでくる。すばらしい。


 そんなカメムシ話に触発され、「カメムシといえば、Zの話なんやけど」とKちゃんが始めた。彼女の友達のZちゃんが、行きつけのカットハウスに最後に入った時のこと。椅子に座って、担当者さんがきたとき。

 ぎゃああああ〜!

 と、まるで『怪奇大作戦』のオープニングのような悲鳴があがった。なんとZちゃんの頭のてっぺんに、カメムシがついていたそうなのだ。彼女は、すごく気まずい時間を過ごしたそうである。

 それ以来、Zちゃんはそのカットハウスにいっていない。だから、別のカットハウスに行くことにしたのだが、その店にいくと前髪が残念なことになるらしい。それ以来、Zちゃんが髪を切りに行く時には「前髪を残念にしてくるわ!」というようになったという。それなら前の店にいけばいいのにとも思うのだが、「あ、カメムシの子が来た」とか言われそうな気がして、2度と行けないのだそうだ。乙女心である。 
 
 カメムシの ブローチつけて 繁華街 
 ブローチは 放屁虫なり 繁華街
    紙魚子
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2012/4/29

初夏めく花ばな。  季節

 一気に気温があがり、もはや半袖となる昨今。花の季節も移り変わったので、新しく花の苗を買って1時間ばかり庭仕事をする。ブルーデイジーとか金魚草とか桜草系の草花を、プランターや玄関脇に植えた。

 もっとも、家の周りは上も下も花盛りだ。

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 花ではないけれど、春モミジ。雨に濡れた風情もなかなかのもの。

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 サツキは子どもの頃からゴールデンウイークの象徴なので、これをみると条件反射的に楽しくなる。薄紫にオレンジの入ったアヤメの一種、シャガとかもね。

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 カリンの花は可憐。

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 ハナミズキは、一分の隙もない、まじめな優等生のようだ。きちんとしているけど、融通はきかない。でも律儀なところが好き。
 

 庭木以外も花盛り。いわゆる雑草とよばれているものたちも。

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 タンポポを見ると、ブラッドベリのリリカルでノスタルジーに溢れた小説を思い出す。ダンデライオン・ワイン。青春時代に読んだ『たんぽぽのお酒』だ。あまりにこの小説が好きすぎて、ホワイトリカーと大量のタンポポの花で、「たんぽぽのお酒」を作ったこともあったっけ。

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 玄関先では、スミレや野いばらが勢力拡大中。でもスミレは一時だけなので、ちょっと寂しい。

 ホトケノザやヤエムグラがあちこちで蔓延(はびこ)り、カラスノエンドウやスギナの生命力には毎年手を焼いている。でも、微笑ましい雑草たちもいるのだ。

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 忘れな草の小型版みたいなキュウリソウ。

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 一面にひろがるコメツブツメクサは、黄色い星屑の絨毯のよう。むこうにみえる少し丈のある儚げな花は、マツバウンランか? おじいちゃんが草取りのとき、必ず残してくれていたっけ。
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2012/4/27

地獄だより  季節

 せっかく極楽の記事を書いたのに、しかもまだ4月だというのに、早速地獄から使者がやってきた。

 就寝前に、おばあちゃんを洗面台からトイレに車椅子で移動させようとした、そのとき!

 大きさは中くらいながら、あの地獄からの使者、ムカデ出現!!

 季節が季節なので、動きは緩慢だ。なぜか黒い丸いゴミ箱の底のRラインに沿って、じっとしていた。たしかに見逃してしまいそうな、見事な葉隠れの術だ。ムカデの分際ながら、かなりの知恵者とみた。しかし、すでにキミがいることを知っている私には、マヌケな誤摩化しでしかない。

 悲痛な叫び声で「おとーさん!!」とH氏を呼ぶと、何事かと血相かえて走ってくるH氏! 

 「ムカデが! ムカデが!!」と、完全に冷静さを失っている私に、激しく動揺しているH氏が指示する。彼には葉隠れの術が有効なのだ。
 「どこ! どこや!? 『瞬間凍殺ジェット』持ってきて!」

 ともう、阿鼻叫喚の坩堝(るつぼ)となるも、H氏は瞬時に冷凍ムカデとなった使者を戸外に連れ出し、踏みつけてミンチの刑に処したらしい。瞬間凍殺ジェットは偉大だ。マイナス85度に栄光あれ!

 しかし、仮にも「地獄からの」という形容がつくだけのことはあり、これで済まないのが、ムカデの恐ろしいところだ。よせばいいのに、奴らはツガイで行動するという夫婦善哉な生き物なのだ。

 つまりもう1匹が屋内に潜伏中なのだ!

 そういう訳で、一匹でたら、恐怖のどん底に引きずり込まれるのである。黒いヒモ状のものがあれば、すべてがムカデに見える。

 特に布団の中など厳重注意区域だ。さあ、寝るぞ〜♪という、一日でもっとも安らかなるときが、疑心暗鬼でチェックを怠らないようにしなければならない。だが、チェック済みでも安眠できない。なんと夜這をかけられたことも、一度や二度ではない。なんという理不尽! なんという悲惨!

 が、案外早く一件落着となった。翌日の夕方、神様関係のお供えを下げるとき、床の間に先日よりフタ回り大きい、黒光りするキチン質の体躯とウエイブ状にうごめく黄色の足を発見した。

 一瞬固まるも、魔法の武器を取りに走り、狙いを定めて攻撃を開始! さすがテキは大きいだけあり、先だってのムカデより戦いは長期にわたったが、霜をつけたテキはついに硬直した。我が軍の勝利! さすがは瞬間凍殺ジェットだ! 発明者は叙勲されるべきだと確信した。

 さあ、迅速に行動せねば解凍されてしまう。ハエたたきに乗せ戸外に連れ出し、シャベルギロチンの刑に処した。

 これで安心。そしてとりあえずは安眠だ。そう、とりあえず。

 だって、まだ4月だ。梅雨にもまだ遠いのに、と遠い目になってしまいそうだ。今後長期にわたる警戒が必要と思われる(悲)
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2012/4/26

日月門  おでかけ

祖師堂と大講堂の間にあった日月門。鄙びた風情が、ちょっとしたお気に入りです。
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 中央のお花の細工もきれい。裏も同じものがあります。
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 ちょっとした意匠の入り具合がまた絶妙。
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 ん? 花のうしろにも、細工がある。鬼かな?
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 波を分けて間にいるから、鬼じゃなくて・・・うんそう、モーゼ!・・・な訳なくて、きっと龍だね。
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 「んな、アホな〜」とツッコんでくれそうな獅子の瓦。
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 ツッコミの獅子のとなりには、盛大にボケをかましてくれそうな(!?)鬼瓦さんもいました(イメージです)。 
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2012/4/24

伽藍はまるで極楽。  おでかけ

 霊宝殿の桜はお見せしたが、伽藍の桜もなかなかだった。もっともかなり散っていたけど。
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 名前はわからないが、妖精のくす玉みたいな桜が満開。

 伽藍は個人的には「金堂」の薬師三尊像(中央:薬師如来、脇侍:日光・月光菩薩)と四天王立像が、どれだけ見ても見飽きなかったし、小さな「不動堂」にある五体の明王たちが、かなりの異形でカッコ良かった。
 でも残念ながら、両方とも堂内は暗い上、遠目にしか見られないので、細かい所まではみられず。

 大講堂は昭和5年の造築なので古いものではないけれど、どっしりとした佇まいと、なにより屋根の頂部にある火焔宝珠が、やたらカッコ良かった。

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 新緑と名残の桜越しにみる大講堂。

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 けっこう階段が急だったので、昇り降りはゆっくり、ゆっくり。

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 見よ、威風堂々の火焔宝珠! どこから見ても火焔が見えるように、十字に火焔がはめ込んである。

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 大講堂で参拝していると、春風がときおり強く吹いてー

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 桜が散って行くのがー

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 仏事の散華のように優美だった。

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 隣の弁天堂へ行く赤い架け橋から池を眺めると、向こうの岩場に短い滝が幾筋か見え、青紅葉の下には

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 長い長い花筏。

 という極楽のような風景が繰り広げられていた。うっとりすぎますう。

 (リアルな今週は、草むしりとかお風呂掃除とか、「お掃除大会ウイーク」を繰り広げているので、PCの前にはあまりいません。ブログがとびとびになり、すみませぬ。とはいえ、結果が目に見えるので、それなりに充実!)
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2012/4/23

醍醐寺、伽藍へ。  おでかけ

 醍醐寺の仁王門で、伽藍・霊宝館・三宝院の3館分の入場券を買う。本日は欲張らず醍醐寺オンリーにしておこう。現時点ですでに充分タイムオーバーだ。

 仁王門入口から伽藍までの道に沿って、紅白の陣幕が貼られていて否が応でもテンションがあがる。

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 最初に清龍宮(せいりゅうぐう)本殿を観る。醍醐寺の総鎮守・清瀧権現を祀る鎮守社。室町時代につくられた重要文化財だ。

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 みごとな枝垂桜もあったが、すでに花はわずかしか残っていない。でも境内から見えるのは桜だけではない。えらくエネルギーを放っている五重塔が向こうにみえ、だれもが写真を撮っている。いやほんと、これはただものじゃなかった。その証拠に、軽く感動した。写真ではこの塔の素晴らしさは伝えられないけど、こんなもんです、ということで↓

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 五重塔は醍醐天皇の菩提を弔うため、朱雀天皇が承平6年(936)に着工、村上天皇の天暦5年(951)に完成した現存する京都最古の木造建築物。平安時代のもの、むろん国宝だ。
 応仁の乱で下醍醐のほとんどの伽藍が焼失するなか、奇跡的に火災を免れたという。やはりただものではなかった。炎も寄せ付けないオーラを放っていたのだろう。

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 五重塔は総高約38メートル、相輪は約13メートルと他の塔に比べて相輪の比率が大きく、その割合は総高の1/3にもなるそうだ。

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 近くで見ると、いよいよあまりの素晴らしさに、目が釘付けとなる。というか、カラダごと持って行かれる感じだ。東寺の塔も魅力的だったが、醍醐寺の五重塔は格別だ。これだけのためでも、来てよかったと思える。やはり密教寺院の威力なのだろうか。

 初層の内部には両界曼荼羅や真言八祖が描かれており、これらの絵画は、日本密教絵画の源流をなすものといわれている。これは絵画部門として別途国宝。塔としてのエネルギーもすごいが、文化財的価値も相当なもんだ。

 しかし、醍醐寺はさすが世界遺産、ほかにも見どころは満載なのであった。
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2012/4/22

急がば回り道?  おでかけ

もう一度、醍醐寺の話に戻って。

 JR山科駅で下車し、京都市営地下鉄に乗り換え、「醍醐」で下車する。前回はミニ巡回バスに乗ったけど、そんなに遠くなかったように記憶しているので、歩きでいくことに一人会議で決定!

 醍醐駅に直結した滋賀県発祥のスーパーである「平和堂」を見つけ、一挙に心安い地となる。 

 とはいえ地理的に心もとないので、近くのコンビニで醍醐寺の場所を聞いたら、案の定、店員さんは、私が歩こうとしていた反対方向を指差したのだった。聞くは一時の恥とはよく言ったもんだ。(べつに恥じゃないけどさ)

 山に向かってまっすぐ。という記憶力皆無の道だったので、安心してまっすぐに歩く。それにしても暑い! 帽子をかぶってきて、脱ぎ着できる格好で来て、大正解だった。それに「山に向かって歩く」ということは、緩やかながら登りの坂道ということなのだ。さっそく息切れ。

 うららかな晴天の下、歩いていると、二軒並んだ青果店では、笹を敷いた上に皮付きタケノコを並べて販売していた。さすがは京都である。

 古い豪邸とか、荒れ果てた貸しスタジオとか、いろんな物件をみつつ息を切らしながら15分は歩いて、やっと瓦の乗った長い塀が見える。着いたぞ!

 ここで皆が入って行く入口を通り過ぎ、きっともっと上にも入口があるはず、という根拠のない予測を持って、私はさらに坂を上って行った。生来の天の邪鬼なのだ。すると山近くに、かなり寂しい門があったので入ろうとした、そのとき。

 地元のおじいさんに声をかけられたのだ。そういうことは、珍しくない。おじいさんが声をかけやすいタイプなのかもしれない。もちろんナンパじゃない(と思う)。地域の歴史を学んでいるらしい、向学心のある、上品なおじいさんなのだが。

 まず、犬を散歩させる人のマナーがなってない、という話に始まり。太閤秀吉の桃山城から醍醐までの行列の話、山の上の観音様を解体して日本中を巡回した話と続く続く。あ、この話が終わった!と「では失礼」シフトに私が移ろうとしたとたん、次の話が始まる、といった具合で、なかなかその場を去ることができない。

 次こそは「では失礼」シフトに!と話を聞きつつ身構えていると、「話を聞いてくださって、ありがとうございます」ときたから、「やっと終わった!」という一瞬の油断をついて「ところで・・・」と次の話になり呆然自失だったりした。そんな訳で、いきなり門のところで、まさかの足止め状態に。

 やっと解放された記念に、足止めの門にあった桃の鬼瓦を写真に収める↓
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 両側に高い樹々が茂る、気持ちのいい参道を歩く。桜はすでにほぼ散っていた。ときおり遅咲きの桜が花をつけていたりもした。上はなかば葉桜だが、下は花びらの絨毯。
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 途中、横道があり、「上醍醐寺」という道しるべがあった。

 「上醍醐寺」? へえ、そんなのあるんだ。ちょっといってみようかな?と、何の気無く右折してしまった。10分ほど山道を歩いて、上から降りてくる人たちが、なんとなく軽い登山スタイルなのに気づく。嫌な予感。
 でももうちょっと行ったら、きっと金網越しにある麓の醍醐寺への入口があるはず、と未練たらしく歩いてしまった。もうちょっと、と思いつつ歩くが、隣の金網は途切れることなく続く。

 ついに金網の行き止まりにきたので、きっと入口あるぞ!と行き止まりまで行くと。

「ここからは入れません」という無情な案内板が。

 それなら上醍醐寺へは? すこし上にあった新たな矢印カンバンには、「上醍醐寺まで約2.?キロ/あと50分」という文字が! 

 それ、もっと早く言って欲しかった。付録で往復2時間も歩く時間は私にはないのだよ! 

 出ばなをくじかれた私は、ちかくのベンチでさっきのコンビニで買ったパンを食べ気分転換をした。

 でもね、途中にみた山もみじは、ものすごくきれいだったから!
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 もちろん、負け惜しみです。
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2012/4/21

花道in平野神社(後編)  おでかけ

 さて、平野ブランド桜がこれより目白押しだ。

 トップはやはり『平野妹背』
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 「妹背」とは「仲のいい夫婦」という意味だそう。この花には雌しべがふたつあるので、サクランボ状に実がふたつ、仲良く実るところから名付けられたとか。
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 花の色も薄紅色から淡いピンク、最後に白くなるそうです。まさに「花のいろは〜♪」ですね。
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 遠目から見ると、桜餅が食べたくなる色調。
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 『白雲桜』は、なんと百年余の古木。
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 まさに本殿から溢れ出す白雲。
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 こぼれ落ちる気品と優美。
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 『千里香(せんりこう)』ということは・・・うかつ! 香りは写真には撮れないのだ。
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でも、きれいでしょ?(苦しい言い訳・・・)

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 さて『突羽根(つくばね)』だけど・・・これがかわいい顔して、なかなかの曲者。
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 遠目には、いったいどこに花が? なんだけど。
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 あ、まだ蕾? ・・・と思わせて。
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 いやいや、この赤いのは花だよ、花。小さいけどね。

 ところがネットで詳細を確認してのけぞった。ええ〜! 普通にでかい。応援合戦のときのポンポンみたいに丸くてピンクで。しかも京都の桜のラストツリー。連休中が見頃になるらしい。つまり花開いてから、どんどん花びらが伸びて!巨大化するのだ。色も紅からピンクに。見事にダマされた気分。

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 さてこちらも、遠目には「どこが桜?」という地味さ。
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 でも、私がおととい桜だよりのニュースで見たくらいの有名どころ。しかも神社の販売所で、「御衣黄(ぎょいこう)」って桜はどこですか?と聞いていた人がいたくらいだから、わざわざこれを目当てに来られたのだろう。確かに珍しい桜なのだ。
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 これも見た目以上にタダモノではないぞ。まだ咲き初めなので地味に緑色だが、段々黄色がかっていき、開ききると中央が筋状に赤くなるらしい。
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 それだけではなく、花弁は葉緑体による色で、それどころか気孔まであるらしい! それは花びらの振りをした葉っぱなのでは・・・?

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 普賢象の名は、花の中心部にある二枚の緑色の葉(雌しべが葉化したもの)が外側に曲がり、普賢菩薩の乗っている象の牙に似ていることから、この名がつけられた。って、どんだけ普賢菩薩のことをアイドル化してる人が名付けたんや!といいたい。この花をみていても、凡人にはそこまで想像が及ばないと思う。
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 しかし確かにそういわれると、「象の鼻」いや「象の牙」にみえなくもない。・・・洗脳された?

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 すでに名残の花なのに、それでも滝のような紅枝垂に見送られ、桜三昧のボッチ花見は(写真が)大漁のうちに終了。

 京都の桜は平野神社から始まり、平野神社で終わると言われているらしい。4月中はまだ大丈夫。大きくりっぱに花開いた「突羽根桜」だって見られるからね。

 来週も平野神社は、「桜、あります」。
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2012/4/20

花道in平野神社(前半)  おでかけ

 今日はどうしても花の写真をアップしたかった。

 それなら桜の珍種がいっぱいで、小嶋先生おすすめの桜スポット、平野神社がいい! 

 いや〜平野神社って、さすがに素晴らしい桜スポット。ソメイヨシノも枝垂桜もお腹いっぱい見た、もしくは見飽きてしまった、もっとマニアックでバラエティに富む桜を見たいという方、でも造幣局の通り抜けの人ごみはいやだなあ・・・という方に超おすすめです!!

 ではいきます↓

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 はい、平野神社の鳥居の間から、さっそく枝垂桜が呼び込みだ。

 入口付近には、珍種十品種の紹介カンバンが(すでに半数は時期的に散っている)
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 鳥居の間から見えた枝垂桜↓
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 屋根と床とゴザと紅白の幕&提灯付きの花見席だってある。
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 『大内山』 たおやかで色っぽいけど清々しい。
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 『手弱女』 おじさんの父性本能を刺激しまくり!
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 なんて読むのかわからないので、名札付きで。水もしたたるいい女。なのに清楚!
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 こちらは可愛いおじょうさん。
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 これはまだヨチヨチ歩きのお嬢ちゃま。指くらいの極小サイズの花。
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 待ってました、鬱金(うこん)! これ、見たかったんですよ〜。黄緑色の珍しい桜。うこんって、鬱(うつ)な金なんですね・・・。
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 平野撫子(ひらのなでしこ)。上品で可憐で大人しそう。一部男性の絶対的支持を得そうなタイプです(笑)
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 名前が『白妙(しろたへ)』で、この美しい名前にまったくひけを取らない花姿は見事。
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 それに続くのが『有明』。
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 次いで国境を越えて『楊貴妃』
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『おけさ』って名前もだけど、花もポップでかわいい。
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 超うっとりな『一葉』
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 枝振りが男前に潔く、でも花はひらひらと可憐な『虎の尾』
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 そして本殿の「左近の桜」は息をのむ美しさの『大内山』。

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 私は初めて見たけど、もちろん「右近の橘」も!
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 すずなりでした。
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2012/4/18

カオよりカラダ!  おでかけ

 仁王門の近くで、まだあどけないような高校生くらいの修行僧たちが、列になって歩いていた。

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 グループごとに10人ぐらいずついたけど、少年たちは坊主頭だった。この写真のグループではないが、一人だけショートヘアの少女が最後尾にいて、驚くけど、まあ、そりゃ、女の子でも僧侶になりたい子はいるよね!

 で、仁王門。
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 昨年秋には此処に着いた途端、閉門の時間が来てシャットダウンだったっけ。

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 そしてそのときには、さして魅力を感じなかった仁王さまたちだったのだが。

 伽藍に入り、一巡して桜と仏様や建築物などを堪能し、ふたたびこの門を通ったとき、仁王さまの視線を感じた。呼び止められたのだ。

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 えっ? なに? もっとよく見ろって?

 ・・・・・・おっしゃるとおりにしてみました。

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 こ、これはっ・・・!

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 見事なのは足の造形だけではない。衣の棚引きの美しさ、リアルさ!

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 対になる右足の静寂さ、静謐さ!

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 感心していたら、左手からも視線が。

 「おらおら、こっちにもおるんや!」

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 これは失礼いたしました(汗)

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 お顔はいかついが、カラダや衣はなんとも品よく麗しく、仁王さまというよりは、ギリシャ彫刻のようだ。

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 でも柵のスキマから、熱心に仁王さまのおみ足を激写してる私って・・・ちょっとした不審者だったかも(大汗)

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「行ってよ〜し!」

 仁王さまも納得されたようなので、これにて一件落着(なにが?)
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2012/4/17

ねばーぎぶあっぷ、花見!  おでかけ

 先週の金曜日に行けなかった京都の醍醐寺へ。桜のピークは過ぎ、すでに霊宝館前の巨大しだれ桜はほぼ葉桜に向かっていたのだけれど。

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 真如堂のときとは逆に、「もうちょっとはよ来たら、ええもん見せたったのにな」と桜にいわれてるような気がした。

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 でも 枝の先には花が揺れていて、それはそれで風情がある。

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 この桜は満開。房のように桜が鞠状にあつまり、たいへんキュート。ズームすると、こんなかんじ↓

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まだまだこれから咲きまっせ!というピンクの八重桜も。

 醍醐の花見をした豊臣秀吉に思いを馳せながら歩く。葉桜に向かって力一杯桜吹雪を散らせている桜をみて、もしかすると、秀吉にとっては、ナンバーワンはつまらなかったんじゃなかろうか、という気がして。あのぴりぴりした癇癪持ちの信長の家来だった頃のほうが、実のところ楽しかったんじゃないかと。

 なんの根拠もないけれど、最晩年に家族を伴って行った醍醐の花見をしながら、秀吉は、なんだかしみじみしたのではないかと思ってしまったのでした。

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 入口にある枝垂桜。キレイのひとこと。「花の醍醐」を象徴している。ズームはこちら↓

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 (醍醐寺散策は、明日も続きます)
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2012/4/16

この本なんの本、気になる本♪  読書

 広告や紹介やレビューだけ読んで、まだ手にとってもいない本のことで恐縮だけど、ものすごく気になる本があった。県内でおでかけした先の本屋さんで探したけど、いまだついに見つからず。

 この3月の新刊である。

 タイトルは『股間若衆―男の裸は芸術か―』 木下直之/著 (新潮社)

 コカンワカシュウ? この語感は慣れ親しんだ感があると思ったら、『古今和歌集』のもじりだった。

 作者の木下直之さんも私の気になる人だ。『勝手に関西世界遺産』にも一枚噛んでいたし。キッチュながら知性も教養もあるタイトルは、さすが東大教授。

 本の内容はこう↓

 露出か隠蔽か修整か? 幕末から現代に至る“古今”日本人美術家たちの男性の裸体と股間の表現を巡っての葛藤と飽くなき挑戦! 付録に「股間若衆」巡礼モデルコースも。駅前に、役所に、公園に、体育館に……気がつけば雨の日も風の日も裸のまま、“彼”は、あなたのそばに佇んでいる!

 この本についてのステキな書評を書いているのが、イタリア語通訳者兼エッセイストで、「シモネッタ」の別名を持つ田丸公美子さん。『パンツの面目、ふんどしの沽券』を書いた米原万里さんの盟友だ。新潮社のHPにある彼女の書評を一部引用してみたい↓

 木下氏は東大の文化資源学の教授。この人の手にかかれば、股間も立派な文化資源。その博覧強記ぶりは尋常ではなく、股間をめぐる考察は、民俗学、社会学、図像学をカバーし、彫刻、写真、絵画、検閲、進化論、風俗など多彩なテーマに広がっていく。文相の指示で、自分の彫刻から股間部分を切り取る朝倉文夫、三島由紀夫の聖セバスチャンへの傾倒、額縁ショーの裏話、「わだつみのこえ」の彫像が辿った運命、日本初の裸体画展の宣言文など、面白い話題も満載で読み物としても楽しめる。

 でも実は私も知らないうちに、対象物としての『股間若衆』についてはチェックしていたのだ。ブログというのは便利な物で、日々の思考もちゃんと記録に残っている。昨年の金沢は白鳥路での出来事だった。このときすでに私は、「男性ヌー銅」について考察を深めていたのだ。

 今後書店でみつけたら、この本をちゃんと購入して、より『股間若衆』への考察を深めてみたい。

 PS:付録にある「股間若衆」巡礼モデルコースには、ちゃんと金沢コースも!
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2012/4/15

迷える生き物たち  

 今日は「晴れ、ときどき曇り」という絶好の野外仕事日和だ。

 そうだ、お地蔵さんの花が枯れていたから、満開のユキヤナギと入れ替えよう!と思い立った。

 昨年れんくみさんに(労働報酬を兼ねて♪)いただいたチューリップの球根も蕾を付けるまでに成長し、2、3個はフリルつきで花びらのとんがった赤い花を咲かせた。これも混ぜよう。

 お地蔵さんの集団は、ちょっと異界の入口っぽい。そこに咲き乱れる花が参加すると、異界のお花畑状態になり、見ているとちょっとぞくぞくするような気持ちに・・・。

 玄関脇の木を刈り込んだり、庭の草むしりをしたりしていると、聞いたことも無いほど美しい鳥の歌声が聴こえてきた。顔を上げて声の方を見る。裸の庭木にとまっているのは、みたこともないほど美しい鳥だった。「天は二物を与えず」という言葉に真っ向から戦いを挑むような、声も姿もキレイ極まりないという反則ワザの鳥である。

 これで顔が人間なら、「迦陵頻伽(かりょうびんが)」か?!というところである。いやほんと、もしかして、冥界に足を踏み入れたのかも??と、ちょっと思ったりもした。

 シッポが長いので、鳩より少し大きいくらい。お腹が黄色でパッと見はきらきらしい緑と青。こんな派手なの、絶対、野鳥じゃない!! 日本の鳥でもないと思う。ペットの鳥だ。そうだ、写真だ! カメラだ! 

 と思ったとたん、美声を響かせながら、どこかへ飛んで行ってしまった。

 それでも薪棚の近くで再会する。鳥は雑草を、さも旨そうについばんでいるではないか。こんどこそ、写真を!

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 緑の中にいれば、保護色で安心♪だと思っているのだろうか? あまいぞ!! 思いっきり目立ってるじゃないか! しかし、とてもくつろいでいた様子だった。
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 調べてみると「ビセイインコ」という鳥らしい。たしかに恐ろしく美声だ。オーストラリアの固有種なので、場違い感満載なはずだ。

 それにしても、ウチはよく迷子ちゃんたちがやってくる。昨年は手負いの迷い猫と、迷いブルドッグが来た。ブルドッグは、いかにも困ったような顔をして、植え付けたばかりの畑や花壇をさんざん駆け回って(=荒らして!)いずこへか走り去った。
 最近では、迷ってないけどどこかのウチの飼い猫が、のうのうとお散歩ルートにしている。もしかして雑草だらけで野放図な感じが、逆に居心地がいいのかも??
 
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2012/4/14

キンヨク  ファミリー

 ずっと前に買ってあげた彼女の好きなマンガが、まだビニールがかかったままだったので訳を聞いてみたら

「しなあかんことが終わるまでは、読まへんねん」。

 常に予定山積の彼女なのに、さらに職務上年度末、年度始めは忙しいのだ。

「えらいストイックやなあ」と、感心する私

「ストイックって、どういう意味?」

 おいおい、基本的なことを知らんのが暴露されたじゃないか。

「禁欲的、っていうことや」

「キンヨクって、どういう意味?」

「そこから説明!?」(やや怒り)

「普通の意味でキンヨク? それとも別の意味?」

「普通の意味やけど。欲望を自ら禁じているっていう」

「いやな、『カネが欲しい』の『金欲』と、どっちやろーと考えてしもたねん」

 出たっ!! Kちゃんの名言! あ、迷言か?

 このムダに紆余曲折する思考回路が、彼女の模試の伸びを阻んでいるのだ。

 とはいえ、テストのために捨てるには惜しい天才的な才能なので、このままキープしていただきたい。
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2012/4/13

13日の金曜日には  

 昨日よりは少しだけ風が冷たいが、やはりうららかな春爛漫である。

 13日の金曜日の前日、私が「平和だ」としみじみしていた頃、京都ではとんでもない修羅場が繰り広げられていた。知らぬが仏である。世間(しかもたまに私も足を運んだりする場所!)は平和どころでなく大騒ぎだった。

 H氏が帰宅したとき、「京都、大騒ぎになってるやん?」といったけど、本日の午後からのニュースを全く知らなかった私は、それでも「うん?」と返事した。

 例のあれね、北朝鮮のミサイルの話? もしかして京都に矛先が向いた? それは大胆なターゲットや、アメリカでさえ京都は無傷で残したのに。

 もちろんそんなはずはない。暴走車で死傷者が続出した事件だ。

 じつは今日は京都に行く予定だったのだが、昨日計画変更を余儀なくされた。父が退院するので、めでたいことではあるのだ。

 13日の金曜日に、世界遺産の醍醐寺へ(たぶん)散る桜を見に行く。

 というロマンチックな計画は流れてしまった。13日の金曜日に大学病院へ行くという新たな予定が入る。たぶんこちらの方が、なめらかにマッチするのだろう。
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